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いよいよ「音楽史跡とオペラの旅・ブダペスト」のクライマックス、 国立オペラ座の《オテロ》です。 前にも書きましたが、オペラ座のチケットの手配をHIS経由で依頼したのですが、ソールドアウトとの返事でした。 「まあ、現地に行けば、ゼンパーオパーのようにダフ屋なんかがいて、何とかなるだろう」という見通しでやって来て、前日に最後のリターンチケットが手に入ったんですが、当日はダフ屋はいませんでした。 ソールドアウトと表示されているのに、カッサには列が出来ています。 日本人の女の子が並んでいたので聞いてみたら、インターネットで予約したんだそうです。 若いのに実力あるなあ (@o@) と、驚いてしまいました。 ![]() ただ、チケットはソールドアウトでも、立ち見席はあるようです。 ヨーロッパではベルが鳴れば空いている席に座っても良いようなので、日本でチケットが手配できなくても何とかなるようです。 金色に輝く劇場内は豪華そのもので、天井のシャンデリアも素晴らしい。 前日に手に入れた僕の席は、何とロイヤルボックスのすぐ上の最前列。 こんな素晴らしい席で観劇するのは、メトロポリタンオペラ名古屋公演以来でしょうか。 で、チケット代(700円)は、メットの100分の分の1かな (^_^)?
ブダペスト国立オペラ座 《オテロ》 2003年12月30日(火)6:00PM 指揮:Lukacz Ervin 演出:Vamos Laszlo オテロ:Andrej Lanczov デズデモナ:Sumegi Eszter ヤーゴ:Fokanov Anatolij カッシオ:Fekete Attila 舞台は下の写真のように抽象的なもので、回り舞台になっています。 服装も地味なものであり、全体としてモノトーンな印象が残っています。 演技はオーストドックスなものでした。 僕はヴェルディのオペラの憎しみとか嫉妬とかいうテーマが嫌いで、《オテロ》を実際に見るのは初めてです。 最初の「嵐の場面」のオーケストラと合唱の凄まじい迫力には圧倒されました。 このオペラハウスの実力は並々ならぬものがあると思いました。 オテロは第一幕はヘロヘロだったんですが、休憩時間に「病気だけれど歌います」みたいなアナウンスが入って、観客の暖かいまなざしの中で、だんだん調子を取り戻してきました。 イタリア語上演でハンガリー語の字幕付き。 ハンガリー語なのに、字幕が変わるとついつい見上げてしまって‥‥ (^_^ゞ。
終演後は歩いてホテルに帰りました。 途中でガシャーン!と音がして、車が追突したんですね。 パトカーが来るまで観察していました (^_^ゞ。
ドナウ川越しに眺めるライトアップされた王宮、くさり橋、マーチャーシュ教会。 2日前にブダペストに到着してから毎日見ている景色ですが、僕の人生で、この景色を再び眺める機会はあるのでしょうか? |