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◇ テオドール・ビルロート 今回の旅のテーマの一つは、ブラームスの親しい友人であり、世界で初めて胃切除術に成功した大外科医として、現在でも胃の手術法にその名を残すテオドール・ビルロート。 彼がブラームスの交響曲第2番を評した「この曲はすべてが青い空、川のせせらぎ、太陽の光と涼しい森の木陰だ。ペルチャッハとはどれほど美しいところだろう」という言葉はあまりにも有名で、僕はこの言葉に惹かれペルチャッハまで行ったことがあります。 今回はウィーンに彼の史跡を訪ねました。 教科書は2003年10月1日に出版された武智秀夫先生の「ビルロートの生涯」(考古堂・3000円)です。 ビルロートは1829年4月26日、北ドイツ・バルト海のリューゲン島・ベルゲンに生まれました。 グライフスヴァルド、ゲッチンゲン、ベルリンで医学を学び、ベルリン大学のランゲンベック教授の助手となりました。 1860年からチューリッヒ大学の教授となり、演奏旅行にきたブラームスと親しく付き合うようになります。 1867年、ウィーン大学の教授に就任し、多くの業績を残しました。 ◇ ウィーン大学 ベートーベンハウス(メルカーバスタイ)から向かいのウィーン大学に行ってみましたが、年末・年始は閉まっておりまして、これは予想が外れました。 正面のドアを開けると、回廊があって、ビルロート、ハンスリック、ブルックナーなど、ウィーン大学の教授の石像が並んでいるんですけどね。 ここでは昔々に撮った写真を載せておきますが、もう一度再確認したかったですね。 詳しくはこちらへ。
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