ウィーン紀行(15) 04.1.1(木)
ウィーン大学(ビルロートを巡って)

前へ  ホームページ  ウィーンの目次  次へ
 

◇ テオドール・ビルロート

 今回の旅のテーマの一つは、ブラームスの親しい友人であり、世界で初めて胃切除術に成功した大外科医として、現在でも胃の手術法にその名を残すテオドール・ビルロート。

 彼がブラームスの交響曲第2番を評した「この曲はすべてが青い空、川のせせらぎ、太陽の光と涼しい森の木陰だ。ペルチャッハとはどれほど美しいところだろう」という言葉はあまりにも有名で、僕はこの言葉に惹かれペルチャッハまで行ったことがあります。

 今回はウィーンに彼の史跡を訪ねました。
 教科書は2003年10月1日に出版された武智秀夫先生の「ビルロートの生涯」(考古堂・3000円)です。

 ビルロートは1829年4月26日、北ドイツ・バルト海のリューゲン島・ベルゲンに生まれました。
 グライフスヴァルド、ゲッチンゲン、ベルリンで医学を学び、ベルリン大学のランゲンベック教授の助手となりました。

 1860年からチューリッヒ大学の教授となり、演奏旅行にきたブラームスと親しく付き合うようになります。
 1867年、ウィーン大学の教授に就任し、多くの業績を残しました。
 
◇ ウィーン大学

 ベートーベンハウス(メルカーバスタイ)から向かいのウィーン大学に行ってみましたが、年末・年始は閉まっておりまして、これは予想が外れました。
 正面のドアを開けると、回廊があって、ビルロート、ハンスリック、ブルックナーなど、ウィーン大学の教授の石像が並んでいるんですけどね。
 ここでは昔々に撮った写真を載せておきますが、もう一度再確認したかったですね。

 詳しくはこちらへ。

ウィーン大学(メルカーバスタイから) ウィーン大学
昔の写真・中は回廊になっている ビルロートの像

前へ  ホームページ  ウィーンの目次  次へ