ウィーン紀行(18) 04.1.1(木)
ベートーベン葬儀の教会と最後の家

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◇ ドライファルティッヒカイト教会(聖三位教会)

 1827年3月26日にシュヴァルツシュパニエルハウス(下を参照)で死亡したベートーベンの葬儀は、29日の3時からこの教会で行われ、2万人の人々が参列しました。
 そして、彼の棺はヴェーリンガーシュトラーセのヴェーリング墓地(現シューベルト公園)に埋葬されました。
 教会左側の壁にはベートーベンのプレートが、右側の壁にはシューベルトのプレートがはめられています。
 シューベルトのプレートがどうしてあるのか不思議だったんですが、彼はその死の数週間前に、この教会のために「信仰と希望と愛」という賛歌を作曲したんだそうです。

ドライファルティッヒカイト教会 ベートーベンのプレート


◇ シュヴァルツシュパニエルハウス(ベートーベン最後の家)

 ベートーベン最後の家となったシュヴァルツシュパニエルハウス(黒いスペイン館)は、ドライファルティッヒカイト教会に近いシュヴァルツシュパニエルシュトラーセにありました。
 ベートーベンは引っ越し魔で、彼が住んだ家は80数カ所といわれています。

 ベートーベンは1827年3月26日午後5時45分頃、死亡しました。
 56年3ヶ月の生涯でした。

 通りかかったおじさんが「ベートーベンが死んだ部屋は2階の一番端の部屋だ」と教えてくれましたが、ガイドブックによれば、この家は1903年に建て替えられ、彼は3階に住んでいたそうです。

シュヴァルツシュパニエルハウス 壁のプレート

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