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ホテル・ボー・リヴァージュでリッチな夜を過ごし、『ジュネーブ・エリザベート紀行』はおしまい。 今日はイタリアへの移動です。 5月1日には、ジュネーブからモナコ経由でマントンにあるマルタン岬を訪れ、ジェノヴァに宿泊する予定を立てていました。 マルタン岬はミュージカル《エリザベート》の『夜のボート』の舞台となった場所です。 ところが、チケットカウンターのお姉さんが出してくれたタイムテーブルによれば、ジュネーブ発7:08、リヨン,ニース経由で16:36にモナコ・モンテカルロ駅に到着するとのこと。 実に、9時間半かかるんですね (@o@)。 しばし呆然としながら考えましたが、さすがに諦めまして、直接ジェノヴァに行くことにしました。 それでもブリーク経由ミラノ乗り換えで6時間かかりました。 スイスフランからユーロに両替をしたら、小銭まで両替してくれたのには驚きました。 これでスイスフランともフランス語ともおさらばです (^_^) 。 ※マルタン岬を実際に訪れることが出来たのは、2008年12月28日になりました。
8:50発のユーロスターは列車はジュネーブからから東に向かい、モントルー、シオン経由でブリークから南に下ります。 ブリークまではアルプスの奥に分け入る感じで、どんどん山が迫ってきます。 車窓から見える山には崖崩れの跡がくっきりと見え、その下に住んでいる人もいるようで、他人事ながら心配な事です。 山の上に古城も見え、観光地になっているようです。
僕の座席は4人が向き合って座る、普通の座席でした。 シオンやブリークから乗り込んできて、イタリア人の中年夫婦とイタリア人のお姉さん。 この3人がおしゃべりを始めました。 初めて会ったばかりなのにおしゃべりはいつまでも続き、呆れてしまいます。 と、中年男性が「英語は話せるか?」と聞いてきて、僕も果てしないおしゃべりの中に巻き込まれてしまいました (^_^ゞ。 彼等はウルビーノから来ているそうです。 「ウルビーノは良い街だから、ぜひ来てくれ」と誘われました。 「地球の歩き方」を見せてくれと言われ、渡したのですが、表紙をめくった男性が歓声を上げました。 皆さまは「地球の歩き方・イタリア」のトップページにあるこの建物をご存じでしょうか? トップページに載るのですから、イタリア一番の建物でしょうか。 男性によれば、この建物はウルビーノにある「ドゥカーレ宮殿」なんだそうです。 「日本では、ウルビーノはとても有名だ」とフォローしておきました (^_^; 。 やがて列車は国境のトンネルを通り、マッジョーレ湖の西岸を下ります。 マッジョーレ湖に浮かぶ島には、赤い屋根の建物がびっしりと並び、絵に書いたようなリゾート地です。 12:35 ミラノ中央駅着。 13:10 ミラノ中央駅発 → 14:42 ジェノヴァ・プリンチペ駅着。
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