ジュネーブ・エリザベート紀行 
12) スイス → イタリアへ 07年5月1日(火)

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 ホテル・ボー・リヴァージュでリッチな夜を過ごし、『ジュネーブ・エリザベート紀行』はおしまい。
 今日はイタリアへの移動です。

 5月1日には、ジュネーブからモナコ経由でマントンにあるマルタン岬を訪れ、ジェノヴァに宿泊する予定を立てていました。
 マルタン岬はミュージカル《エリザベート》の『夜のボート』の舞台となった場所です。

 ところが、チケットカウンターのお姉さんが出してくれたタイムテーブルによれば、ジュネーブ発7:08、リヨン,ニース経由で16:36にモナコ・モンテカルロ駅に到着するとのこと。
 実に、9時間半かかるんですね (@o@)。

 しばし呆然としながら考えましたが、さすがに諦めまして、直接ジェノヴァに行くことにしました。
 それでもブリーク経由ミラノ乗り換えで6時間かかりました。

 スイスフランからユーロに両替をしたら、小銭まで両替してくれたのには驚きました。
 これでスイスフランともフランス語ともおさらばです (^_^) 。

マルタン岬を実際に訪れることが出来たのは、2008年12月28日になりました。
 
両替所 出発案内板
ユーロスター 座席予約票


 8:50発のユーロスターは列車はジュネーブからから東に向かい、モントルー、シオン経由でブリークから南に下ります。
 ブリークまではアルプスの奥に分け入る感じで、どんどん山が迫ってきます。

 車窓から見える山には崖崩れの跡がくっきりと見え、その下に住んでいる人もいるようで、他人事ながら心配な事です。
 山の上に古城も見え、観光地になっているようです。

崖崩れの跡が目立つ山 山の上の古城


 僕の座席は4人が向き合って座る、普通の座席でした。
 シオンやブリークから乗り込んできて、イタリア人の中年夫婦とイタリア人のお姉さん。
 この3人がおしゃべりを始めました。

 初めて会ったばかりなのにおしゃべりはいつまでも続き、呆れてしまいます。
 と、中年男性が「英語は話せるか?」と聞いてきて、僕も果てしないおしゃべりの中に巻き込まれてしまいました (^_^ゞ。

 彼等はウルビーノから来ているそうです。
 「ウルビーノは良い街だから、ぜひ来てくれ」と誘われました。

 「地球の歩き方」を見せてくれと言われ、渡したのですが、表紙をめくった男性が歓声を上げました。

 皆さまは「地球の歩き方・イタリア」のトップページにあるこの建物をご存じでしょうか?
 トップページに載るのですから、イタリア一番の建物でしょうか。

 男性によれば、この建物はウルビーノにある「ドゥカーレ宮殿」なんだそうです。
 「日本では、ウルビーノはとても有名だ」とフォローしておきました (^_^; 。

 やがて列車は国境のトンネルを通り、マッジョーレ湖の西岸を下ります。
 マッジョーレ湖に浮かぶ島には、赤い屋根の建物がびっしりと並び、絵に書いたようなリゾート地です。

 12:35 ミラノ中央駅着。
 13:10 ミラノ中央駅発 → 14:42 ジェノヴァ・プリンチペ駅着。

マッジョーレ湖 ジェノヴァ・プリンチペ駅着
 
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