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SEEFESTSPIELE MOERBISCH とは、『メルビッシュ湖上音楽祭』と訳すのが正しいのでしょうか。 入口を入ると、ショップや食事のスタンドが並んでいます。 劇場の中にはレストランもありましたが、茹でたヴルストで質素な夕食です。
ブルゲンラントの平野に夕陽が落ちて、開幕の時間が迫ってきます。 ウィーンからも遠いオーストリアの東端の劇場なのに、ほぼ満席の人が集まってきて、驚いてしまいます。 湖上オペラの広いステージにはザンクト・ヴォルフガンクの町並みが再現されており、白馬亭は右側にあります。
ラルフ・ベナツキー《白馬亭にて》 2008年8月14日8:30PM 指揮:ルドルフ・ビーブル 演出:カール・アブセンガー カイザー・フランツ・ヨーゼフU :アルバートルプレヒト レオポルド・ブラントマイヤー :ラインハルト・フェンドリッヒ ヨゼファ・フォーゲルフーバー :インゲボルク・シェプフ オットー・ジードラー :カルステン・ズュス ヴィルヘルム・ギーゼック :クラウス・ディーター・レルヒェ オッティーリエ :アンヤ・カタリーナ・ヴィッガー ジークムント・シュルツハイマー :クラウス・エーベルハーティンガー 舞台はザルツカンマーグートにあるザンクト・ヴォルフガング湖に面したホテル白馬亭。 女主人のヨゼファは弁護士ジードラーに失恋し、彼女を愛する給仕頭のレオポルドと結ばれる。 予習なしの観劇でしたが、だいたいのストーリーは分かりました。 ベナツキーの音楽は観客によく知られているようで、揃った手拍子や観客が一緒に歌い出す場面もありました。 カール・アブセンガーの演出は広いステージを上手く利用したもので、乗用車も出てきたような。 さすがの湖上オペラで、フランツ・ヨーゼフ皇帝は船に乗って登場しました。 マイクを使っていても、声の優劣は良く分かります。 カーテンコールの後は大花火大会で、日本と同じような花火が上がっていました。
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