ウィーン 落ち穂拾いの旅
17)夜更けのVIB(Vienna International Busーterminal)
2008年8月14日(木)

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 8:30PMに開演した湖上オペラ 《白馬邸にて》 は二幕構成で、間に20分の休憩を挟み、終演は11:15PMでした。
 暗い大きい駐車場にはバスがいっぱい停まっておりまして、自分のバスを探すのが大変です。
 僕は早く見つけることが出来たのですが、戻ってこない人を待って、出発がずいぶん遅れてしまいました。
 
駐車場にはバスがずらりと並んで  


 ちょっとウトウトして目を覚ますとバスは ERDBERG の VIB に止まっておりまして、皆が降りていきます。
 あわてて僕も降りたのですが、そこは誰もいないバスステーションでした (@o@)。
 あの昼間の喧噪はどこへ行ってしまったのでしょう?

 他の人々はここに自家用車を停めているようで、パーキングに入っていきます。
 当然ターミナルにはタクシーが並んでいるものと楽観的に考えていた僕は、不安のどん底に突き落とされました。
 地下鉄ホームに行ってみましたが、当然のことながら最終列車はとうの昔に終わっていました。

 静まりかえった車も通らない郊外のバスターミナルに戻り、さてこれからどうしたら良いのでしょうか?
 僕は生命の危機を感じ、猿岩石(古いか?)を思い出しました。

 なすこともなく茫然としていると、しばらくして暗い道を一台の車がやってきまして、これがタクシーのようです。
 ウィーンでは空車かどうか外見からでは分からないので、何はともあれ手を挙げてみるとタクシーが止まりまして、これが空車 \ (^o^) /。
 10ユーロちょっと、10分ちょっとでホテルに到着しまして、僕は絶体絶命の危機を切り抜けることが出来ました。

 僕は1991年にメルビッシュ湖上オペラ 《シシーとロミー》 に来たことがあります。
 あのときはチケットを予約した音楽之友社の不適切な説明により、メルビッシュからの帰りのバスに乗車拒否されるというピンチがありました。
 そして今回はこのような有様で、どうも僕とメルビッシュ湖上オペラとは相性が良くないようです (^_^ゞ。

 冷静に思い返すと、ERDBERG の VIB でバスから降りない人もいたようで、あのまま乗っていれば市内までバスで帰れたかもしれません。
 ウトウトしてしまい、とっさの判断が出来なかったところが敗因でしょうか。

 これからメルビッシュ湖上オペラに行かれる方は、ぜひぜひ参考にして下さい (^_^; 。
 
 
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