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シェエーンブルン宮殿劇場に入ると、内装はロココ風の豪華絢爛。 この劇場でのオペラ上演は夏だけらしいので、夏のウィーン音楽旅行も捨てたものではありません (^_^) 。
オペレッタ 《こうもり》 2008年8月15日(金)7:30PM シェエーンブルン宮殿劇場 指揮:ヘルベルト・モック(Herbert Mogg) 演出:フォルカー・フォーゲル アイゼンシュタイン:アントン・グラナー ロザリンデ:アリソン・オアケス アデーレ:アンナ・シミンスカ アルフレート:サンティアゴ・ビュルギ ブリント博士:アンドレアス・ライナー オルロフスキー公爵:クリスタ・ラッツェンベック フランク:ホルスト・ラムネック イーダ:Ursula Szameit フロッシュ:Robert Mohor 指揮者のヘルベルト・モッグは足元も覚束ないおじいさん。 最初はがっかりしたのですが、この指揮者が素晴らしかった。 オーケストラや歌手に対する適切な指示など堂に入った指揮ぶりで、音楽も若々しく、感心しました。 帰国後インターネットで調べてみたら、オスカー・シュトラウス作曲《クレオパトラの真珠》のCDが発売されている、オペレッタのベテラン指揮者らしい。 カーテンコールでも舞台に上がってこられないほど足が弱っているようですが、舞台上のキャストからも拍手を送られており、尊敬されている指揮者かと思いました。 この人の指揮を見ることが出来たのは、将来的に自慢できるかもしれません (^_^) 。 フォーゲルの演出は簡素な装置ながら、フォルクスオパー来日公演のような伝統に埋没したような舞台と較べると、ずっとフレッシュな好感の持てるものでした。 キャストはさすがウィーンだけあって、粒が揃っていました。 中でもアデーレ役のアンナ・シミンスカが光っていました。 休憩時間に外のベンチに座り、時間の経過と共に暮れなずんでいくシェーンブルン宮殿を見ることが出来たのも、良い思い出となりました。
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