ウィーン 落ち穂拾いの旅 24)シェーンブルン宮殿劇場 《こうもり》
2008年8月15日(金)

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 シェエーンブルン宮殿劇場に入ると、内装はロココ風の豪華絢爛。
 この劇場でのオペラ上演は夏だけらしいので、夏のウィーン音楽旅行も捨てたものではありません (^_^) 。

豪華絢爛ロココ風の内装 天井からはシャンデリア


      オペレッタ 《こうもり》
   2008年8月15日(金)7:30PM
     シェエーンブルン宮殿劇場

     指揮:ヘルベルト・モック(Herbert Mogg)
     演出:フォルカー・フォーゲル

   アイゼンシュタイン:アントン・グラナー
   ロザリンデ:アリソン・オアケス
   アデーレ:アンナ・シミンスカ
   アルフレート:サンティアゴ・ビュルギ
   ブリント博士:アンドレアス・ライナー
   オルロフスキー公爵:クリスタ・ラッツェンベック
   フランク:ホルスト・ラムネック
   イーダ:Ursula Szameit
   フロッシュ:Robert Mohor

 指揮者のヘルベルト・モッグは足元も覚束ないおじいさん。
 最初はがっかりしたのですが、この指揮者が素晴らしかった。
 オーケストラや歌手に対する適切な指示など堂に入った指揮ぶりで、音楽も若々しく、感心しました。

 帰国後インターネットで調べてみたら、オスカー・シュトラウス作曲《クレオパトラの真珠》のCDが発売されている、オペレッタのベテラン指揮者らしい。

 カーテンコールでも舞台に上がってこられないほど足が弱っているようですが、舞台上のキャストからも拍手を送られており、尊敬されている指揮者かと思いました。

 この人の指揮を見ることが出来たのは、将来的に自慢できるかもしれません (^_^) 。

 フォーゲルの演出は簡素な装置ながら、フォルクスオパー来日公演のような伝統に埋没したような舞台と較べると、ずっとフレッシュな好感の持てるものでした。

 キャストはさすがウィーンだけあって、粒が揃っていました。
 中でもアデーレ役のアンナ・シミンスカが光っていました。

 休憩時間に外のベンチに座り、時間の経過と共に暮れなずんでいくシェーンブルン宮殿を見ることが出来たのも、良い思い出となりました。
 
休憩時間のロビー 宮殿のライトアップ
カーテンコール  指揮者のヘルベルト・モック ↑
 
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