前へ ホームページへ ウィーン紀行目次へ アンスフェルデンへ |
リンツの中心はハウプトプラッツ(広場)です。 広場の中心には三位一体記念柱が建っています。 この柱はウィーンを始めとするヨーロッパの街で見られると思うんですが、ペストの終焉を感謝して1723年に建てられたそうです。 三位一体記念柱と旧大聖堂を一緒に撮った写真が、リンツの代表的な写真でしょうか。 モーツァルトは1783年10月に新妻のコンスタンツェを伴いザルツブルクの父親を訪ねた旅の帰途に、この街を訪れました。 彼はトゥーン伯爵邸に滞在し、11月4日の演奏会のために交響曲第36番『リンツ』を作曲しました。 福原信夫さんの『ヨーロッパ音楽旅行案内』によれば、モーツァルトだけでなくベートーベン、シューベルトもこの広場の近くに滞在したことがあるそうです。 彼らが見たのと同じ景色を見て、しみじみと感慨にふけることが出来るのが、音楽史跡探訪の醍醐味です (^_^) 。
ドナウ川に架かる大きな橋は「ニーベルンゲン橋」と名付けられています。 このあたりが『ニーベルンゲンの歌』の舞台なのでしょうか? でも、『ジークフリート ラインへの旅』ですか‥‥。 橋を渡ってみたかったけれど、雨と風が強くて諦めました。
リンツ名物である「リンツァートルテ」を食べるためにハウプトプラッツに戻ります。 「KAFFEE GLOCKENSPIEL」という由緒ありそうな店に入ってみました。 僕はナッツ系が苦手なので、「リンツァートルテ」はいま一つでしたが、この店のアインシュペーナー(ウィンナーコーヒー)は本当に美味しかったです。 12時を過ぎ時間調整も終わったので、タクシーに乗り、いよいよブルックナーファンの聖地アンスフェルデンと聖フローリアン教会を目指します。
|