軽井沢 & 佐久 (3) 軽井沢病院・中軽井沢 2004年9月12日(日)(南木佳士の旅) |
南木佳士は33歳の時に、軽井沢の町立病院に一年間出向し、軽井沢に住みました。 芥川賞を受賞した『ダイヤモンドダスト』は、軽井沢の病院が舞台となっています。 軽井沢の観光案内所で聞くと、軽井沢には病院が「国民健康保険・軽井沢病院」しかないそうですが、この病院と南木佳士が勤務する佐久総合病院との関連はないそうです。 どうなっているのか理解できませんでしたが、何はともあれ中軽井沢にある「国民健康保険・軽井沢病院」に行ってみました。 病院は平成14年に新築され、新しい建物となっていました。 病院前から見る浅間山は相変わらず雲の中です。 救急受付のお姉さんに再度確認したのですが、佐久総合病院とは無関係。 群馬大学とか富山医科薬科大学のドクターが多いそうです。
よく分からないまま中軽井沢駅に戻り昼食です。 駅前には「かぎもとや」というお蕎麦屋さんがありまして、これが有名店らしく、次々とお客さんが車でやって来ます。 小澤征爾の色紙が壁に貼られていました。
その後、エッセイ集『ふいに吹く風』の「細部への旅」という作品に「心が平和なときは中軽井沢駅前の『かぎもとや』のざるそばで満足なのだが‥‥」という一文を発見し、南木佳士が勤務した「町立軽井沢病院」は「国民健康保険・軽井沢病院」だったのだろう、と考えています。 |