大学病院巡り 福岡・大分 (12)九州大学病院 2008年1月2日(水) |
地下鉄「馬出九大病院前」から塀に沿って歩きます。 馬出(まいだし)を検索してみると、「虎口(城の戦闘用出入口)の外側に曲輪を築いて防御力を高めたもの」だそうです。 九大病院を正門から見ると、左手に古い建物、右手に新しい建物が建っていて、立て替え工事が行われているようです。 外来は古い建物にありました。
人がいない古い病院はなかなか不気味ですが、フラフラ歩いていたら食堂がありました。 1月2日なので一般食堂はお休みで、職員食堂を使うようにとの掲示がしてありました。 なんと!九大病院の職員と同じ食事を食べることが出来るのです。 こんな嬉しいことはありません (^_^ゞ。
新病棟のレストランはお休みでした。 高い病棟からは博多湾が見えていました。
九大病院といえば遠藤周作の「海と毒薬」のモデルとなった米軍捕虜生体解剖事件でしょうか。 生体解剖は岩山外科教授の指揮により、終戦も間近の昭和20年5月17日から6月2日にかけて行われ、8名の米軍捕虜が犠牲となりました。 終戦後事件は発覚し、29名の関係者が起訴されました。 昭和21年7月、岩山教授は収容先の刑務所で「一切は軍の命令、責任は余にあり」との遺書を残し首吊り自殺しました。 |