《ジプシー男爵》 びわこホール(04/7/25)

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 昨年9月に見た堺シティオペラのプッチーニ 《三部作》 の岩田達宗(いわたたつじ)さんの演出が気に入りまして、今回は岩田さんの演出を楽しみにびわこホールまで行ってきました。
 プログラムによれば、《三部作》 の演出は「音楽クリティッククラブ賞・大阪舞台芸術賞」を受賞したそうです。

    ヨハン・シュトラウス オペレッタ《ジプシー男爵》
   2004年7月25日(日)14:00開演 びわこホール

       指揮:佐藤功太郎    演出:岩田達宗
     バリンカイ(ジプシー男爵):北村敏則
       ザッフィ(ジプシー娘):尾崎比佐子
       ツィブラ(ジプシー女):小林久美子
         シュパン(豚飼い):晴 雅彦
     アルゼーナ(シュパンの娘):黒田恵美

 びわ湖ホールが制作するオペラの新シリーズ「びわ湖の夏・オペラ ビエンナーレ」。
 第一回の今年はヨハン・シュトラウスのオペラッタ 《ジプシー男爵》 でした。
 オペレッタなのでセリフがあり、そのためか日本語公演でした。

 岩田達宗さんの演出は期待はずれでした。
 オペレッタの演出はオペラより難しいとは思うんですが、個人の演技で笑わせようとしても、ちっとも面白くない。
 3月に見た名古屋芸術大学の学生公演 《こうもり》 の方が、ずっとオペレッタになっていました。

 佐藤功太郎さんの指揮もウィーンらしさに欠ける硬直した印象で、オケ(大阪センチュリー交響楽団)の出来も良くなかったようです。

 ビエンナーレとは「二年に一度」の意味だそうで、2006年はトマの《ミニョン》が予定されています。
 僕はたまたまゲルトナープラッツ劇場(ミュンヘン)でこのオペラを見たんですが、退屈なオペラで心配です。
 

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