名古屋市民コーラス『ワーグナー オペラ合唱曲の夕べ』 オペラ形式 2006年11月11日(土)5:00PM 名古屋市民会館大ホール |
グランフォニックコンサート終了後、直ちに大ホールに移動します。 移動したのは数名かな。 既に第2部が始まっており、ロビーは人っ子一人いません。 入り口で「3階か4階かの立ち見になります」と言われたけれど、中に入れれば文句は言いません。 立ち見席には慣れているんです (^_^ゞ。 第2部は《ニュルンベルグのマイスター人ガー》のフィナーレで、『第一幕への前奏曲』に合わせて、コーラスが登場してくる場面で、舞台を埋め尽くす人数に圧倒されました。
名古屋市民コーラス 『ワーグナー オペラ合唱曲の夕べ』オペラ形式 2006年11月11日(土)5:00PM 名古屋市民会館大ホール 指揮:飯森範親 演出:伊豫田静弘 ザックス:末吉利行 ヴァルター:小山陽二郎 ベックメッサー:萩原 潤 ポーグナー:松下雅人 ダーヴィッド:神田豊壽 エーファ:小林史子 管弦楽:セントラル愛知交響楽団 結局僕が見ることが出来たのは《ニュルンベルグのマイスター人ガー》のフィナーレ、第3幕第5場「歌合戦の場」 でした。 まず感じたのは、ソリストたちの声の立派なこと。 プログラムに寄れば、素晴らしいザックスを歌った末吉利行さんは愛知県立芸術大学助教授。 ヴァルターの小山陽二郎さんは愛知県立芸術大学出身。 ポーグナーの松下雅人さんは愛知県立芸術大学講師。 日本というより名古屋に、これほどワーグナーを歌い演じることが出来る人達がいることに驚きました。 ベックメッサーの萩原 潤さんは、このHPをサイト検索してみたら、平成14年に二期会創立50周年記念公演《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のベックメッサーを聞いているようです。 自分のサイトを検索できるのは便利ですね (^_^) 。 飯森範親さんの指揮はキビキビしたものでしたが、僕はキビキビしたワーグナーはあまり好みではありません。 元NHKの伊豫田静弘さんの演出は常套的なものでしたが、これほどの人数が舞台上にいては、あまり動かしようもないでしょう。 最後にベックメッサーがザックスやヴァルターと和解したのにはホッとしました。 何はともあれ、舞台の雰囲気は上のチラシのような感じ。 中世の衣装を着た人々が舞台を埋め尽くしているのを見ながら、GWに《マイスタージンガー》の舞台を訪ねて行ったニュルンベルクを想い出したりできるのが、「音楽史跡の旅」の醍醐味でしょうか (^_^) 。 |