沼尻&ホモキ 《ばらの騎士》
 2008年2月3日(日)2:00PM びわ湖ホール

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 アンドレアス・ホモキは1996年5月23日(木)ハンブルク国立歌劇場来日公演《リゴレット》 から2006年5月6日 (土)バイエルン国立歌劇場《王子と王女》まで嫌いでした。
 ところが2007年4月15日(日)新国立劇場 《西部の娘》が気に入りまして、ちょっと見直しました。

 沼尻さんの《ばらの騎士》は2003年9月6日(土)に名フィルの演奏会形式で聴いて、この長大なオペラを自由に操るその手腕に驚きました。
 主役の5人はそのときと同じメンバーです。

 はたして、びわ湖ホールの沼尻&ホモキ《ばらの騎士》はどうなるのか、興味津々で出かけました。
 首都圏の大雪のため新幹線が遅れまして、関ヶ原、米原あたりの降雪を心配しましたが、少し徐行程度で、無事にホールに到着しました。

       R.シュトラウス作曲 《ばらの騎士》
   2008年2月3日(日)2:00PM びわ湖ホール

   指揮:沼尻竜典  演出:アンドレアス・ホモキ
   管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

           元帥夫人:佐々木典子
         オックス男爵:佐藤泰弘
        オクタヴィアン:林美智子
         ファーニナル:加賀清孝
           ゾフィー:澤畑恵美

 ベルリンコミッシェオパー(06年4月2日)の演出だそうですが、残念ながら、今回のホモキは(僕には)ダメなホモキでした。
 狭い箱の中に舞台を閉じこめ、人がごちゃごちゃしてキャストの動きが分かりません。
 壁が白いため、また照明のコントラストのため、キャストの細かな表情が見えません。
 舞台を右に倒したり左に倒したり、無意味なところにお金をかけているようです。
 
 最後の美しい二重唱の場面。
 なぜだか下着姿のオクタヴィアンとゾフィーは、歌いながら舞台から去ります (@o@)。
 残された元帥夫人は二人の歌声を聞きながらドレスを脱ぎ、これまた下着姿となります (@o@)。
 まったく意図不明ですが、ウィーンミュージカル《エリザベート》の影響でしょうか?

 主役3人の女性の下着姿でのカーテンコールは、これはホモキに感謝するしかありません (^_^ゞ。
 林さんのスレンダーな肢体が‥‥ (^_^ゞ。

 沼尻さんの指揮は良いのだけれど、オーケストラがそれについていけないようです。
 名フィルのほうがずっと良かったですね。
 
 
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