堺シティオペラ生誕30周年記念公演 オペラ ガラ マラソン(マチネ)
    2008年9月7日(日)1:00PM 堺市民会館大ホール

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  大阪は32℃を超す暑さで驚きました。

 会場に入ると小ホールで《蝶々夫人》のイタリア遠征のDVDが映写されていました 。

 僕は堺シティオペラの《蝶々夫人》は最高のプロダクションだと思っているので喜んでしまい、ただちに「買います」と申し出ました。

 ところが「2年越しでイタリアから着いたばかりのDVDで、販売はしておりません」との残 念な返事。

 仕方がないのでスクリーンを見ていたら、一幕のフィナーレ直前で「開演時間です!」って、そりゃ 殺生な (^_^; 。


  堺シティオペラ生誕30周年記念公演
    オペラ ガラ マラソン(マチネ)
    2008年9月7日(日)1:00PM
       堺市民会館大ホール

  指揮:牧村 邦彦  司会 鮫島 有美子
 管弦楽 ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
 合唱 堺シティオペラ30周年記念合唱団

 ガラコンサートということで演奏会形式かと予想していたら、嬉しいことに背景の映像と照明が付いたハイライト公演でした。
 鮫島由美子さんによる簡潔なストーリー紹介付きです。

 マチネは題して『プッチーニの魅力』
 1)《ラ・ボエーム》より
 ・第一幕のミミの登場から最後まで
 ・『ムゼッタのアリア』
 ・第三幕のミミの登場から最後まで

  ミミ 武内 亜季  ムゼッタ 楠永 陽子
  ロドルフォ A.C.Coronella  マルチェッロ 伊藤 正
  ショナール 中野 嘉章    コッリーネ 楠木 稔

 ミミ、ムゼッタ、マルチェッロ、皆さん良かったですね。
 ロドルフォはちょっと調子が悪いかと思いましたが、一幕最後の最高音はがんばって くれました。
 第三幕は僕の一番泣けるところです。
 ちょっとボーイッシュなムゼッタは好みです (^_^) 。

2)《トゥーランドット》より
  カラフ 笛田 博昭   リュー 渡邊 美智子

 リューの渡邊さんは声量のある、とても良いソプラノでした
 と思ったら、ソワレのヴィオレッタでした。

 笛田さんはどんなものでしょう。
 僕には客観的に見ることが出来ません。

 でも、笛田さんが『誰も寝てはならぬ』を歌い終わったときに、司会の鮫島さんが「 素晴らしかったですね」と言われました。
 コメントの続き具合から、素晴らしかったのが笛田さんなのかプッチーニなのか微妙なんですが (^_^ゞ、笛田さんの『誰も寝てはならぬ』を聴いて、鮫島さんが台本にない「素晴らしい」というコメントをされたわけです。

3)《マノン レスコー》より   マノン 山本 和子

4)《三部作 外套》より   ミケーレ 井原 秀人

5)《三部作 ジャンニ スキッキ》より
  ジャンニ スキッキ K.Norvelis   ラウレッタ 横山 恵子

6)《つばめ》より   マグダ 田中 惠津子

7)《トスカ》より
  トスカ 並河 寿美   カヴァラドッシ 笛田 博昭
  スカルピア 松澤 政也   スポレッタ 尾道 幸司

 第一幕の『愛の二重唱』、『歌に生き恋に生き』、『星も光ぬ』、最後に第一幕の『 テ・デウム』が歌われました。
 鮫島さんの説明によれば、トスカのアリアの本当の意味は『歌に生き神への愛に生き 』なんだそうです。

 笛田さんのカヴァラドッシを見るのは初めてですが、関西のプリマから日本のプリマになろう という並河さんを相手に、堂々の歌唱でした。
 スカルピアの松澤さんも大オーケストラと合唱を相手にがんばっておられました。

 これでマチネはお終いです。
 ソワレまで2時間あるので、一階のレストラン「さかい」に展示してある写真を見ていたら、笛田さんに遭遇しまして (@o@)、写真を撮らせていただきました (^_^) 。  

 それから前回のラーメン屋さんで冷やし中華を食べておりましたら、大粒の雨が降ってきました。

レストラン さかい 今までの舞台の写真展示
笛田博昭さん 冷やし中華


 あわてて会場に戻りまして、レストランでノートパソコンを開きました。
 このレストランには開演時間待ちの観客とキャストが入り交じっておりまして、隣のテーブルでは笛田さんを始めとするキャストが談笑しています (^_^ゞ。

 僕はそれを横目で見ながら、この文章を打っているわけです (^_^ゞ。
 
 
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