上岡敏之 読売日本交響楽団演奏会
 2009年1月26日(月)7:00PM 愛知芸術劇場コンサートホール

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 読売日本交響楽団演奏会
 2009年1月26日(月)7:00PM
 愛知芸術劇場コンサートホール

 指揮:上岡敏之 ピアノ:フランク・ブラレイ

 ヨハン・シュトラウス二世:《こうもり》序曲
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調
 ヨゼフ・シュトラウス
       :ワルツ『隠された引力』(デュナミーデン)
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇《ばらの騎士》組曲

 《こうもり》序曲は名古屋で聴いたカルロス・クライバー、ウィーンで聴いたペーター・グートヘルベルト・モッグの方が良かったでしょうか。

 良いものを聴いてしまうと、どうしても点数が辛くなります (^_^ゞ。

 モーツァルトのピアノ協奏曲は特徴もなく、面白くなかった。
 このような演奏に対するニーズがあるのでしょうか?

 しかし、プログラム後半の上岡さんは素晴らしかった。
 指揮ぶりはカルロス・クライバー風なのかな。
 指揮棒をクルクル回したり、波を打たせたり。

 アクロバティックというか、猛獣使いというか、いずれにせよ大変な力量です。
 あれほどオーケストラを振り回す事が出来れば楽しいでしょうね (^_^) 。

 「一人の人間を踊らすために、どうして大勢の人間が必要なのか?」という指揮者に対するジョークを思い出しました。

 『隠された引力』の第1ワルツは、《ばらの騎士》オックス男爵の鼻歌でした。
 なかなか洒落たプログラミングです。

 アンコールは《雷鳴と稲妻》。
 これはカルロス・クライバーの方が良かったですね。
 
 
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