オペラ 《トスカ》ハイライト~ 笛田博昭さん復活
2010年12月7日(火)6:30PM 熱田文化小劇場

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  笛田博昭さんのブログによれば、咳が止まったのは3日前だそうで、病悩期間は3週間ですか。
 伊藤恵さんは咳をしながらピアノを弾いたけれど、歌手は自分の身体が楽器だから大変ですね。

 オペラの魅力vol14 ~オペラ《トスカ》ハイライト~
 2010年12月7日(水)6:30PM 熱田文化小劇場

   トスカ:大野由美子
   カヴァラドッシ:笛田博昭
   スカルピア男爵:岡本茂朗
   アンジェロッティ:伊藤貴之
   スポレッタ:中井亮一
   サグレスターノ:西元佑

   構成・演出:岡本茂朗
   ピアノ:石山英明
   エウロリリカ合唱団

 第二幕から聴きました

 僕自身も笛田さんの体調を気遣いながら聴いたので、あまり客観的には聴けませんでしたが、”Vittoria! Vittoria!” はしっかりハイトーンを伸ばしていただきました。

 『星も光ぬ』は心配でしたが、それ以後のトスカとの二重唱は喉も全開だったでしょうか。

  トスカ役の大野由美子さんは『歌に生き、恋に生き』を最初から最後まで床を見ながら歌われました。
 あまりに不思議な歌唱で、床に歌詞が書かれているのか、オペラグラスで確認してしまいました (^_^ゞ。
 第3幕の二重唱は、とても良かったです。

 11月24日(水)公演の感想にも書いたけれど、登場人物全体的に演技が薄いような印象です。
 これだけのメンバーを集めながら、どうしたらこの段取りの壁を突き破って、その役柄に成り切らせることが出来るのでしょうか?
 その責任は演出家にあるような気がします。

 スポレッタの中井亮一さんは11月24日の公演より演技が細かくなっていたけれど、トスカが飛び降りたあと、突っ立ったまま。
 どうして階段を駆け上ってトスカの姿を確認しないのでしょうか?
 
 
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