尾高忠明&名フィル 『ラフマニノフ交響曲第2番』
2010年12月17日(金)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

「REVIEW10」に戻る  ホームページへ
  
 
 名古屋フィルハーモニー交響楽団第375回定期演奏会 『ローマ』
 12月17日(金)6:45PM 愛知芸術劇場コンサートホール

 指揮:尾高忠明

 吉松隆:朱鷺によせる哀歌 作品12
 レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27

 レスピーギから入場できました。

 尾高忠明さんには昨年の第362回定期演奏会で、エルガーの交響曲第2番を聴かせていただき、曲は分からないけれど演奏には感動した、という不思議な経験をさせていただきました。

 『ローマの噴水』も同様に、曲は分かりませんでしたが素晴らしい演奏かと思いました。
 トリトーネの噴水トレヴィの噴水には行ったことがありますが、鑑賞の助けにはなりませんでしたね (^_^ゞ。

 セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)の交響曲第2番が作曲された1906年~07年は、ラフマニノフはドレスデンに住んでいたそうです。
 有名なピアノ協奏曲第2番は、1900年秋から1901年4月にかけて作曲されました。

 さて、後半のラフマニノフの交響曲第2番は、これ以上の演奏は考えられないほどの超名演でした。
 尾高さんは素晴らしい指揮者だし、名フィルのアンサンブルもレベルが高い。
 ロマンチックな第3楽章には痺れ上がりました。

 明日の午後4時からも同じ演奏会がありますので、ぜひお薦めしたいと思って、急いでこの文章を書き飛ばしているわけです。
 この演奏会はNHK-FM「FMシンフォニーコンサート」でも放送されるそうですが、詳細未定です。

 カーテンコールでは第3楽章のソロを吹いたクラリネットのボルショスさんが、何度も立たされていました。
 彼が『田園』で暴走したときはオーディション落選かと思ったものですが‥‥。

 熱狂的なカーテンコールはいつまでも続きましたが、最後は尾高さんが寝るポーズをしてお開きとなりました。
 

「REVIEW10」に戻る  ホームページへ