『大地の歌』 中村貴志&三輪陽子&重左恵里
2011年1月30日(日)3:00PM  5/R Hall & Gallery

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 新しいホール「5/R Hall & Gallery」はJR千種駅から徒歩2分、我が母校河合塾 (^_^ゞ の近くにありました。
 既存の倉庫を改築した横長の小ホール(111席)です。
 
5/R Hall & Gallery 111席、横長の小ホール


 中村貴志プロデュース・シリーズVol.10
     『マーラーとその時代』
  2011年1月30日(日)3:00PM
     5/R Hall & Gallery

  テノール・指揮:中村 貴志
  メッゾ・ソプラノ:三輪 陽子
  ピアノ:重左 恵里(じゅうさ えり)
  合唱:混声合唱団VoxMEA
  ナレーション:光本眞理

 プログラムの前半は中村貴志さんによる「マーラーの時代の日本の音楽」。
 グスタフ・マーラーが生まれた1860年、日本では「桜田門外の変」があったそうです。
 他にも色々ナレーションが入りましたが、最近すぐ忘れてしまう (^_^; 。

  瀬戸口藤吉:軍艦行進曲
  多梅稚:地理教育鉄道唱歌(東海道編より)
  岡野貞一:紅葉
  瀧廉太郎:組歌『四季』  他

 面白かったのは鉄道唱歌で、観光案内になっている。
 旅行に行きたくなってしまいます (^_^) 。

 31 見よや徳川家康の おこりし土地の岡崎を
   矢矧(やはぎ)の橋に残れるは 藤吉郎のものがたり

 32 鳴海しぼりの産地なる 鳴海に近き大高を
   下りておよそ一里半 ゆけば昔の桶狭間

 33 めぐみ熱田の御やしろは 三種の神器の一つなる
   その草薙の神つるぎ あふげや同胞四千万

 34 名だかき金の鯱(しゃちほこ)は 名古屋の城の光なり
   地震のはなしまだ消えぬ 岐阜の鵜飼も見てゆかん 

 滝廉太郎の組歌『四季』全曲を聴くことが出来たのも有り難い機会でした。
 「花」「納涼」「月」「雪」の4曲からなり、1900年、瀧廉太郎21歳の作品です。

 後半はピアノ伴奏による『大地の歌』全曲。
 ピアノでマーラーは無理だろうと思っていたのですが、意外に面白く聴くことが出来ました。
 間近で迫力があります。
 ピアニストの重左恵里さん、ご苦労様でした。

 三輪陽子さんは四日市市民オペラ《アイーダ》セントラル愛知交響楽団『悠久の第九』など、最近聴く機会が多いんですが、《ワルキューレ》など新国立劇場の舞台にも出演されているそうです。
 

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