ニュー・オペラシアター神戸 《ヘンゼルとグレーテル》
2011年2月6日(日)2:00PM 尼崎アルカイックホール

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  2010年2月6日に見た《蝶々夫人》に感心した「ニュー・オペラシアター神戸」の《ヘンゼルとグレーテル》に行ってきました。
 この《蝶々夫人》は佐川吉男音楽賞(本賞)を受賞したそうです。
 佐川吉男音楽賞の選考対象は、前年4月1日から翌年3月31日の間に行われた公演のうち、中小オペラ団体が主催する公演で、特に優れた成果をあげたもの、だそうです。


 ニュー・オペラシアター神戸 《ヘンゼルとグレーテル》
    2011年2月6日(日)2:00PM
    尼崎アルカイックホール

   指揮:中村 健  演出:井原広樹

   ヘンゼル:山中みつる
   グレーテル:福永修子
   魔 女:中川正崇
   お父さん:伊藤 正
   お母さん:橋爪万里子
   露の精:高島良子
   眠りの精:平井晶子

   演 奏:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団.
   合 唱:「川西の金太郎」合唱団
        宝塚少年少女合唱団

 当日券があることを確認して出かけましたが、提示された当日券は数が少なくて席を選ぶのに悩みました。
 ところが入場してみると2階は空席が多く、仕切りはどうなっているのでしょう?

 井原広樹さんの演出は、最初から「14人のピエロ」が舞台に現れ、舞台のセッティングをしたり踊りを踊ったり大活躍。
 ところが衣装は魔女と一緒で、どう見ても魔女の手下。

 僕がこのオペラで一番好きな場面はヘンゼルとグレーテルの二重唱から14人の天使が現れる場面。
 ところが、そこに現れたのは「14人のピエロ」で、晩餐のテーブルまで引っ張り出してくる始末。
 オーケストラが奏でる美しい音楽と、目の前で繰り広げられる信じられない光景に、気持ちが分裂してしまいました。
 昨年12月に見たびわ湖ホールの舞台がひたすら懐かしかったです。

 現代のオペラ公演では、演出家は他人と違ったことをしないと、自らの存在意義が無くなってしまうという恐怖心があるのでしょうか?

 ヘンゼル役の山中みつるさんは、無理をせずに響きのある声が出る、良いソプラノかと思いました。

 プログラムに、新作オペラ《新鷹》の予告(9月7日・8日)がありました。
 しかし「新鷹」とは誰なのか?
 ~新鷹聖人750回大遠忌記念公演~ だそうで、「新鷹聖人」って「親鸞聖人」と同一人物でしょうか?

 本日の名古屋はトリプル選挙で、河村、大村のムラムラ連合が大勝利しました。
 

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