二月大歌舞伎 「木の実」「小金吾討死」「すし屋」
2011年2月13日(日)4:15PM 御園座

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 2010年11月25日に起きた「市川海老蔵暴行事件」のために『石川五右衛門』から演目が変わってしまった御園座の「二月大歌舞伎」。
 本日は『義経千本桜』三段目の「木の実」「小金吾討死」「すし屋」を見てきました。

 『義経千本桜』は『菅原伝授手習鑑』『仮名手本忠臣蔵』と共に、義太夫狂言の三大傑作と言われています。
 僕は2003年2月11日に歌舞伎座で通し狂言として見ているのですが、ほとんど忘れています (^_^; 。

 御園座 二月大歌舞伎『義経千本桜』
 2011年2月13日(日)4:15PM

 いがみの権太:團十郎  お里:福 助
 主馬小金吾:七之助  鮓屋弥左衛門:市 蔵
 弥助実は三位中将維盛:梅 玉

 若葉の内侍に手を引かれた小さい六代君が現れてビックリ仰天 (@o@)。

 だって正月に逗子で「六代御前最後之故址」を見てきたのですから。

 三段目のストーリーは平維盛と若葉の内侍と六代君を救うために、多くの人が命を落とす話。

 小金吾は藤原朝方の追っ手に大立ち回りの末に討ち取られ、いがみの権太は自分の妻子を身代わりとして差し出し、自らも死んでいく。

 これほどの犠牲を払って救われた六代君も、あのバス停のそばの川原で処刑されたのかと思うと、空しいものです。
 
 舞台としても、二段目「大物浦」や四段目「河連法眼館」の方が面白かったですね。

  2月15日(火)の中日新聞に「御園座 赤字5億円に」という記事が載っていました。
 海老蔵降板により売り上げが伸び悩んだ、と書かれています。
 そういえば、6日は日曜日なのに、空席が多くて意外でした。
 

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