フィッシャー&名フィル定期 マーラー「交響曲第9番」
2011年2月19日(土) 4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 あれは1985年9月5日(木)のことだったでしょうか、僕は名古屋市民会館大ホールでレナード・バーンスタイン指揮するイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の「マーラーの9番」を聴いたのでした。
 この演奏は記念碑的とも言われる世評に高いものでしたが、僕はまったく退屈してしまって、最後がいつまでたっても終わらないのには辟易としたものです。
 
 それ以来「マーラーの9番」は敬遠しているのですが、ティエリー・フィッシャーのお別れ公演とあれば致し方ありません。
 恐怖心と葛藤しながら (^_^; 、愛知県芸術劇場コンサートホールに行ってきました。

 名古屋フィルハーモニー交響楽団377回定期演奏会
 2011年2月19日(土) 4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール
 指揮:ティエリー・フィッシャー

 残念なことに、ティエリー・フィッシャーの指揮をしても、この曲は僕には理解不能なものでした。
 名フィルは良い演奏をしているのだろうけれども、面白くない。
 フィッシャーがめくるスコアの右側に青い裏表紙が見えたときは、「あと1ページ。終わりが見えた」と安堵しました (^_^; 。

 退任のカーテンコールでは、ホルンの安土さんがステージを降りて、花束ガールを務めました。
 
 フィッシャーは2008年4月から3年にわたり名フィルの常任指揮者を努め、4月からは名誉客演指揮者となります。
 名フィルとの共演はブラームス・チクルスの残りがあって、2月23日(水)には「交響曲第3番」、27日(日)には「交響曲第4番」が演奏されます。

 演奏会終了後、最寄りのTホテルで業界の講演会に出席しましたが、廊下でフィッシャーとすれ違ったのにはビックリしました。
 このホテルでは、プラシド・ドミンゴとすれ違ったこともあります。

 僕はアッター湖畔のシュタインバッハ(交響曲第2番、第3番)、ヴェルター湖畔のマイヤーニッヒ(交響曲第4番~第8番)とマーラーの作曲小屋を尋ねているので、マーラーが「大地の歌」と「交響曲第9番」を作曲したトブラッハの作曲小屋(プログラムに写真が載っている)にはぜひ行ってみたいと思っています。
 

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