北村朋幹(きたむらともき)ピアノ・リサイタル
2011年4月9日(土)6:00PM 宗次ホール

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 北村朋幹(きたむらともき)さんを聴いたのは名フィルのソリストとして2回。
 09年6月13日の『ジュノーム』は成長過程かと思いましたが、10年5月15日に聴いたラヴェルのピアノ協奏曲には感心しました。
 一度はソロの北村さんを聴いてみたいものだと楽しみにしておりました。

      北村朋幹ピアノ・リサイタル
  2011年4月9日(土)6:00PM 宗次ホール

 T.ミュライユ:告別の鐘、そして微笑み
 シューベルト:ソナタ 第18番 ト長調
 ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
 ベートーヴェン:ソナタ 第18番 変ホ長調 Op31-3

 北村さんは明和高校音楽科を経て、現在は東京芸大器楽科2年。
 伊藤恵さんに師事しておられるそうです。

 会場はほぼ満席。
 全体に知らない曲が多く、観客が安心して拍手できたのは最後のベートーヴェンのソナタだけでした (^_^; 。

 北村さんはタッチもテクニックもしっかりしておられ、真摯な態度で音楽に向かう逸材かと思いました。
 ただ、どの曲も真剣で重く、変化が少し足りなかったでしょうか?

 でも、機会があればまた聴いてみたいピアニストで、さし当たりは5月25日(水)のショスタコーヴィッチのピアノ五重奏曲でしょうか。

 アンコールの一曲目はシューベルト作曲/リスト編曲『万霊節のための連祷』。
 この曲はロマンチックな曲で、心が癒されました。
 二曲目はメシアンで難解でした (^_^; 。
 

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