パシフィカ・クァルテット  オール・ベートーヴェン・プログラム
2011年6月18日(土)6:00PM 宗次ホール

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 5月25日(水)に聴いたアトリウム・クァルテットに大変感心したので、同じ宗次ホールのシリーズに行ってきました。

 パシフィカ・クァルテット
 2011年6月18日(土)6:00PM
 宗次ホール

 オール・ベートーヴェン・プログラム
 第4番 ハ短調 Op.18-4
 第10番 変ホ長調 Op.74「 ハープ」
 第14番 嬰ハ短調 Op.131

 第1ヴァイオリン:シミン・ガナートラ(女性)
 第2ヴァイオリン:シッビ・バーンハートソン
 ヴィオラ:マスミ・パーロスタード
 チェロ:ブランドン・ヴェイモス

 パシフィカ・クァルテットはスズキメソードで学んだ4人のメンバーによって、1994年結成されました。
 クリーヴランド・カルテット、エマーソン・カルテットに続く、現在アメリカを代表するカルテットだそうです。

 彼らは6月10日(金)から12日(日)にかけて、サントリーホール(小ホール)で、5回に分けて、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏(16曲)を行ってきたそうです。

 同じ11日(土)と12日(日)、名古屋では菊地裕介さんがピアノソナタの全曲演奏(32曲)を行っていたんですね。
 特異日でしょうか (@o@)。

 パシフィカ・クァルテットはアトリウム・クァルテットと較べ、全体としての演奏スタイルの一体感を感じませんでした。
 各自が一生懸命弾いている感じ。

 元気が良いというか、力任せと感じる部分もありました。
 第1ヴァイオリンのシミン・ガナートラの音楽の作り方に少し作為を感じた部分もありました。

 彼らの演奏スタイルには初期の第4番よりは、後期の第14番が合っていると思いました。
 

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