バルバラ・フリットリ ~オペラアリアの夕べ~
2011年6月22日(水)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 メトロポリタン歌劇場来日公演はチケット代の高さに怯んで行けませんでしたが、バルバラ・フリットリにオーケストラが付いて1万円(B席)なら許容範囲で、メトロポリタンの代わりになるかな (^_^ゞ と思って行ってきました。
 フリットリは6月19日(日)に東京で、《ラ・ボエーム》のミミを歌ってきたんですね。

 バルバラ・フリットリ ~オペラアリアの夕べ~
   2011年6月22日(水)6:45PM
   愛知県芸術劇場コンサートホール

   指揮:ケリー=リン・ウィルソン
   管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 
 ビゼー:《カルメン》前奏曲
 ビゼー:《カルメン》より「何を恐れることがありましょう」
 ビゼー:《カルメン》第三幕への間奏曲
 グノー:《ファウスト》より「宝石の歌」
 マスネ:《タイス》より「タイスの瞑想曲」
 マスネ:《タイス》より「私を美しいと言って」
   == 休憩 ==
 ヴェルディ:《運命の力》序曲
 ヴェルディ:《運命の力》より「神よ平和を与えたまえ」
 ヴェルディ:《アイーダ》前奏曲
 ヴェルディ:《アイーダ》より「おお、わが故郷」
 プッチーニ:《マノン・レスコー》間奏曲
 プッチーニ:《マノン・レスコー》より
        「この柔らかいレースに包まれても」
 プッチーニ:《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」
 
 バルバラ・フリットリは1967年生まれというから44歳?
 とてもそんな歳には見えない、舞台姿の美しい方でした。

 普通に良いコンサートだったと思います。
 ただ、僕は声の力に圧倒されたいんですが、《運命の力》のアリアなど、オケの壁を突き破るまでの声量はフリットリにはありませんでした。

 『世界的ソプラノ』ということで、期待が大きすぎたでしょうか。
 アイーダや蝶々さんなど、ドラマティックソプラノの曲が多いのが意外でした。
 
 ケリー=リン・ウィルソンは金髪をポニーテールに縛った、長身の女性指揮者でした。
 きびきびした演奏でしたが、名フィル定期のポンマーボイドに感じたゾクゾク感を、彼女の指揮に感じることは出来ませんでした。

 アンコールは定番の《ジャンニ・スキッキ》くらいかと予想していたのですが、《トスカ》の「歌に生き、愛に生き」と、《ワリー》の「さようなら、ふるさとの家よ」という本格的なもので、 好印象を残しました (^_^) 。
 

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