黛 敏郎作曲 オペラ 《古事記》全4幕
2011年11月20日(日)2:00PM 東京文化会館大ホール

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   東京文化会館50周年記念フェスティバル
   黛 敏郎:オペラ《古事記》
   全4幕 原語(ドイツ語)上演/字幕付
   2011年11月20日(日)2:00PM
   東京文化会館大ホール

   指揮:大友直人
   演出:岩田達宗

   イザナギ:甲斐栄次郎(バリトン)
   イザナミ:福原寿美枝(メゾソプラノ)
   スサノヲ:高橋 淳(テノール)
   アマテラス:浜田理恵(ソプラノ)
   オモイカネ:妻屋秀和(バス)
   アシナヅチ:久保田真澄(バス)
   天つ神/クシナダ:天羽明惠(ソプラノ)
   使者:吉田浩之(テノール)
   語り部:観世銕之丞

   合 唱:新国立劇場合唱団/日本オペラ協会合唱団
   管弦楽:東京都交響楽団

 中島悠爾さんの解説によれば、《古事記》はリンツ州立劇場の委嘱により作曲されたオペラで、1996年5月24日に初演されたそうです。
 1997年4月10日に亡くなられた黛俊郎さんの最後の作品になるそうです。
 第一幕は「国生み」第二幕「天の岩戸」第三幕「八岐大蛇」第四幕「天孫降臨」がテーマとなっています。

 観劇後の感想としては、テーマがあまりにも巨大すぎて、物語として纏め切れていない感じ。
 音楽としては巨大な音量はあったものの、美しいメロディはなく、あまり楽しめませんでした。
 黛さんのオペラとしては、三島由紀夫 《金閣寺》の方がずっと好きですね。

 岩田達宗さんの演出は巨大な傾斜した回り舞台を使ったもので、大人数のコーラスが乗って少し心配でした。

 岩田達宗さん&浜田理恵さんといえば思い出すのが愛知万博記念オペラ 《白鳥》で、今回の演出も似ている部分があったような気がします。
 《白鳥》もよく分からないオペラでしたが、岩田さんはこの演出で佐川吉男賞を受賞されたそうです。

 TVカメラが入っていたので、いずれ放映されると思います。
 
 
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