名古屋二期会ニューイヤーオペラコンサート
2012年1月9日(月・祝)5:30PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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  あらかじめ確保した『名古屋二期会ニューイヤーオペラコンサート』のプログラムを見たら、お目当ての渡部純子さんは第一部の最後にミミを歌うようです。
 ここで僕は、グレギナのトゥーランドットと渡部純子さんのミミとの選択を迫られたのですが、グレギナは以前に聴いたことがあるので、渡部純子さんのミミを選んでしまいました。

 オデッサ歌劇場《トゥーランドット》の第一幕が終わってから、愛知県芸術劇場4階にあるコンサートホールに移動します。
 休憩20分+第二幕40分+休憩20分でなので、余裕を持って第三幕までに戻れると思ったのですが‥‥。

 名古屋二期会ニューイヤーオペラコンサート
 2012年1月9日(月・祝)5:30PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:飯守泰次郎
 管弦楽:名古屋二期会オペラ管弦楽団

 ニューイヤーコンサートでは森本ふみ子さんによって《トゥーランドット》のアリアが歌われました。
 大ホールのグレギナと同じくらいの時間だったでしょうか。
 森本ふみ子さんはベテランのソプラノで、実力のある方かと思いました。

 お目当ての渡部純さん(純子から名前が変わったようです)の「私の名はミミ」はソット・ヴォーチェで歌っているようで期待外れでした。
 一昨年昨年に較べると声量が段違いで、喉の調子が悪かったのでしょうか?
 来年、もう一度確認いたしましょう。

 続いてミミとロドルフォ(平尾憲嗣)の二重唱が歌われまして、二人が腕を組んで歌いながら退場すると会場から盛大な拍手がわき上がり (@o@)、舞台裏から歌う最後の歌が聴こえないのではないかと心配しました (^_^; 。

 第一部が終わったのが7時10分で、さっそく大ホールに戻りましたら、ちょうどリューが自害するところでした (@o@)。
 計算間違いだったでしょうか?
 結局、セールスポイントのグレギナは聴けず仕舞いでした。

 こrてでは選択の余地も無く、4階のコンサートホールに戻りまして、第二部を聴きました。
 飯守泰次郎さんの指揮は、第二部の方が良かった。
 《メリー・ウィドウ》の「女、女、女」などは昨日のペーター・グートもビックリの、飛び跳ね状態でした。

 嬉しかったのはチラシに書かれていなかったワーグナーを聴けたこと。
 《さまよえるオランダ人》のオランダ人のアリア(奥村晃平)は迫力がありました。
 また、『聖金曜日の音楽』をグルネマンツ(水谷和樹)、パルジファル(平尾憲嗣)の歌が付いて聴けるとは、思いもかけぬ幸せでした。
 2000年10月8日、関西二期会の名舞台を思い出し、「あと何度、飯守泰次郎さんの『聖金曜日の音楽』を聴く機会があるのだろう」と、しみじみしてしまいました。

 アンコールは東日本大震災の犠牲者に捧げる、バッハ『マタイ受難曲』が全員で歌われました。
 全員が黒い衣装で、ということは女声の方はドレスを二つ準備して来られたわけで、荷物が重かっただろうなと思いました。
 
 
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