名フィル 『第九』演奏会 指揮:シュテファン・ショルテス 2013年12月21日(土)4:00PM 名古屋市民会館 大ホール |
名古屋フィルハーモニー交響楽団 『第九』演奏会 ![]() 名古屋市民会館 大ホール (日本特殊陶業市民会館 フォレストホール) 指 揮:シュテファン・ショルテス ソプラノ:秦茂子 メゾ・ソプラノ:谷口睦美 テノール:児玉和弘 バリトン:大沼 徹 合 唱:愛知県合唱連盟 シュテファン・ショルテスは1949年ハンガリーに生まれ、幼少時にウィーンに移住。 ウィーン国立音楽大学でハンス・スワロフスキー教授に指揮法を師事した。 カール・ベーム、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントとして、ザルツブルク音楽祭に参加。 1997年から2013年まで、エッセン歌劇場(アールト劇場)の芸術監督とエッセン・フィルの音楽監督を務めている。 その任期中、アールト劇場はオペラ専門誌『オーパンヴェルト』による2008年の「最優秀オペラ劇場」に輝き、エッセン・フィルは2003年と2008年の「最優秀オペラ管弦楽団」に選ばれている。 名フィルでは、2011年1月定期演奏会で、ドヴォルザーク:交響曲9番『新世界より』などを振っています。 また、2011年2月にはシュテファン・ゾルテスとして、東京二期会の《サロメ》(サロメ:大隅智佳子)を指揮しています。 『第九』が始まってすぐ思い出したのは12月定期で聴いた小泉和裕さん。 早めのインテンポですっ飛ばすという。 しかし、ショルテスはそれだけの指揮者ではありませんでした。 ドイツのオケで活躍している方から、「ショルテスは厳しい練習で有名で、精神的に参ってしまう団員もいる」と教えていただいたことがあります。 確かに今日の名フィルは素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれました。 第三楽章で4番ホルンを吹いたのは田島小春さん。 東京芸大出身でいつも安土さんとのコンビで2番ホルンを吹いておられます。 ソロを聴くのはほぼ初めてでしたが、軽々と演奏して上手な方だと思いました。 クラリネットの1番を吹いた浅井崇子さんも珍しかったですね。 いつも2番を吹いておられますが、モーツァルテウム出身で、この人もお上手な方でした。 首席のボルショスさんに較べると少しおとなしいでしょうか。 愛知県合唱連盟のアンサンブルの精度も高く、最後は素晴らしい盛り上がりとなりました。 速めのテンポはいいですね (^_^) 。 12月19日(木)の中日新聞、夕刊の一面トップは『猪瀬知事 辞職表明』でした。 その10面に『親子 奏でる歓喜』という記事がありました。 客演コンサートマスターの植村太郎さん(29歳・ベルリン在住)のお父さんの勉さんは名フィルのチェロ奏者(在団38年)ですが、この演奏会で定年退職(60歳)されるそうです。 娘の葉夏(はなつ)さん(25歳)はドイツ国立トロッシンゲン音楽大学大学院生のチェロ奏者。 この3人がこの『第九』で共演されるそうです。 妻の祐子さん(60歳)もバイオリン教師という音楽一家だそうです。 |