藤田真央ピアノリサイタル
2020年9月15日(火)6:45PM しらかわホール

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 やっと秋の音楽シーズンが始まりました。
 3月8日、びわ湖ホール《神々の黄昏》が上演中止になってから本日まで、コロナに大雨、洪水、猛暑の熱中症と、どこへも出かけることが出来ない、まったく酷い夏でした。

 受付で自動の体温チェック、手指の消毒、チケットの裏に名前と電話番号を書いて、半券は自分で切って受付台に載せる。
 プログラムは座席に置いてありました。
 座席は一人置きでしたが、それでも空席があり、人気ピアニストにしては意外でした。
 コロナの影響でしょうか?

 藤田真央ピアノリサイタル
 2020年 9月15日(火)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番「幻想曲風ソナタ」
 チャイコフスキー:ロマンス0p5
 チャイコフスキー:ドゥムカ-ロシアの農村風景
 アルカン:イソップの饗宴
  ==休憩==
 ショパン:幻想曲
 ショパン:ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」
 シューベルト:さすらい人幻想曲

 名フィルとのラフマニノフの2番を聴いて、あまりの素晴らしさに仰天して、東京までラフマニノフの3番を聴きに遠征。
 中部フィルとのショパン1番を聴いて、今回が初のリサイタルとなります。
 最近ではテレビ出演も多く、日本で一番人気のあるピアニストの一人ですね。

 ハンカチを両手で握りしめながら、トボトボ出て着る姿が何だか変。
 キーシン(1986年10月17日)ほどではありませんけれどもね。

 曲目は知らない曲が多かったですが、アルカン(シャルル=ヴァランタン 仏 1813~1888)の曲が親しみやすい変奏曲でした。
 手首から上をほとんど動かさず、指だけでピアニッシモからフォルティッシモまで弾き上げるところが驚きです。
 盛りだくさんの長いコンサートで、アンコールは思い入れたっぷりの「トロイメライ」が終わったのが8時50分。
 
 このプログラムでは来年のショパンコンクールに出場することは無さそうです。
 カメラが3台で撮影していましたが、youtubeで放映されるそうです。