名フィル506回定期演奏会 『復活』 小泉和裕  福原寿美枝
愛知県芸術劇場コンサートホール 2022年11月5日(土)4:00PM

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 11月1日に長久手(長久手の戦い)では「ジブリパーク」が開園し、その一環として愛知県美術館(コンサートホールの上の階)では「ジブリパークとジブリ展」が開かれていて、愛知県芸術劇場はジブリでいっぱい。
 明日は岐阜でキムタク登場の信長祭り。
 梨泰院(ソウル)で156人が圧迫死した後ですから、無事に終わりますように。

 名フィル506回定期演奏会
 2022年11月5日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』

 小泉和裕(指揮/名フィル音楽監督)
 安井陽子(ソプラノ)
 福原寿美枝(メゾ・ソプラノ)
 グリーン・エコー(合唱)
 名古屋コール・ハーモニア(合唱)

 小泉和裕さんの名フィル音楽監督としての定期演奏家もあと2回となりました。
 僕はメトロノームのような小泉さんの指揮が苦手ですが、今回は素晴らしい演奏となる予感がありました。

 難しそうな曲なのに、会場もほぼ満員。
 普段の定期演奏会は僕の周囲は誰もいないのですが、今回は周囲をびっしり囲まれて、息苦しい鑑賞となりました。

 暗譜で指揮する小泉さんの演奏は颯爽としたもので、名フィルの演奏も前回のシナイスキーとは別のオーケストラのように整って熱気のあるものでした。

 ソリストはオケの最後列、打楽器の間で歌いました。
 これはソリストには酷な配置かと思いましたが、メゾ・ソプラノ福原寿美枝さんの声は3階最後列まで響いてくる。
 同じ席で聴いたバイロイト歌手・藤村実穂子さんより声量があり、ゾッとしましたし、驚きました。

 小泉さんは名フィルに素晴らしい想い出を残してくれました。
 後は2月定期にチャイコフスキーの5番が予告されていますが、これは駄目そうな気がします。
 この曲は2022年3月5日に聴いた原田慶太楼さんが素晴らしかったですね。

 マーラーはこの曲をアッター湖畔シュタインバッハで作曲したそうです。
 シュタインバッハといえば「交響曲第3番」が有名ですが、第2番もですか。