セントラル愛知第196回定期演奏会 角田鋼亮 島田真千子 石川祐支
2023年5月13日(土)2:30PM 三井住友海上しらかわホール
 
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 セントラル愛知交響楽団 第196回定期演奏会~春・声~

 2023年5月13日(土)2:30PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:角田鋼亮(常任指揮者)
 ヴァイオリン:島田真千子(ソロコンサートマスター)
 チェロ:石川祐支

 ディーリアス:春の牧歌
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102*
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68

 珍しくセントラル愛知交響楽団が土曜日にコンサートをするので(いつもは金曜日)、前半だけ聴いてきました。
 4時から井上道義さんと服部百音さんの名フィルの定期があるんですね。

 指揮の角田綱亮(つのだこうすけ)さんは1980年、愛知県名古屋市生まれ。
 名古屋の東海中学校・高校でオーケストラ部に入り、中学3年生のときに学生指揮者に選ばれて高校2年生まで務めました。
 1998年には自作のピアノ協奏曲を初演し、地元の新聞に大きく取り上げられました。
 東海高校は私学の進学校で、東京フィルのコンサートマスターの近藤薫さんは同級生、三河市民オペラの園田隆一郎さんは4年先輩になるそうです。
 99年、同年、東京藝術大学音楽学部指揮科に入学。
 2005年4月から渡独し、ベルリン音楽大学“ハンス・アイスラー”にて学ぶ。
 2008年1月放送のテレビ・ドラマ「のだめカンタービレ・新春スペシャル」においては指揮指導を務めました。
 2015年よりセントラル愛知交響楽団の指揮者を務め、2018年より常任指揮者に就任。

 島田真千子さんは1975年名古屋市生まれ。
 名古屋青少年オーケストラ団員。
 東京芸術大学附属音楽高等学校を経て1998年東京芸術大学を首席で卒業。
 2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業。
 水戸室内管弦楽団団員、セントラル愛知交響楽団ソロコンサートマスター、ヴェリタス弦楽四重奏団団員、愛知県立芸術大学 非常勤講師。
 第66回(1997年)日本音楽コンクール第2位、使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されている、G.B.ガダニーニ。

 石川 祐支(いしかわゆうじ)さんは1977年生まれ、名古屋市出身。
 8歳からチェロを始め、幾多のコンクール優勝者を輩出している林良一門下。
 名古屋青少年オーケストラ団員。
 僕が彼を初めて聴いたのは学生服の中学生時代。
 サンサーンスのチェロ協奏曲で、これは大物になると感服したものです。
 東京音楽大学へ特待生として進学、同大学を首席で卒業、2001年研究科終了。
 1999年には第68回日本音楽コンクールで第1位。
 東京交響楽団首席奏者を経て、2005年より札幌交響楽団首席奏者。
 札響のテレビ放映では、よくその姿を見かけます。
 尾高忠明さんの『ニムロッド』なんて、繰り返し見たものです。

 島田さんと石川さんは同じ頃に日本音楽コンクールに挑戦していたんですね。
 ということで、名古屋ゆかりの3人による本日のブラームス。
 角田さんの指揮はオーストドックスで、まあ普通。
 島田さんはちょっと線が細く、石川さんはたっぷりと歌っていたでしょうか。
 ソリストアンコールはJ.S.バッハ 作曲4つのデュエット 第2番 BWV 803 ヘ長調。

 セントラル愛知交響楽団今年のテーマは「ブラームス、ブラームス、ブラームス」。
 僕は1999年5月3日にブラームスが交響曲第1番を作曲したザスニッツ訪ねまして、悪戦苦闘したのですが、ドイツ鉄道のストライキのために帰りが遅れベルリンフィルハモニーで、ヒラリー・ハーンの世界デビューを聴き逃したのは無念でした。 ここで名フィル定期に移動しました。
 指揮:井上道義さん、ヴァイオリン:服部百音さんという魅力的なプログラムです。

 セントラル愛知交響楽団今年のテーマは「ブラームス、ブラームス、ブラームス」。
 僕は1999年5月3日にブラームスが交響曲第1番を作曲したザスニッツ訪ねまして、悪戦苦闘したのですが、ドイツ鉄道のストライキのために帰りが遅れベルリンフィルハモニーで、ヒラリー・ハーンの世界デビューを聴き逃したのは無念でした。