セントラル愛知交響楽団第199回定期演奏会~秋・愛・哀~
指揮:藤岡幸夫 2023年9月15日(金)6:45PM
三井住友海上しらかわホール
 
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 セントラル愛知交響楽団第199回定期演奏会~秋・愛・哀~
 2023年9月15日(金)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:藤岡幸夫

 ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
 ブラームス:悲劇的序曲ニ短調Op.81
 ブラームス:大学祝典序曲ハ短調Op.80
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90

 毎週「エンター・ザ・ミュージック」で拝見している藤岡さんですが、実際の演奏を聴くのは初めてです。
 一曲目はお得意のイギリス作品ですが、「タリスの主題」自体が分からないので困りました。
 静かな弦楽合奏曲ですが、楽器の配置が特殊なものでした。
 普通の弦楽オーケストラの後ろ、普通なら木管楽器が座るところに、1プルットずつの弦楽アンサンブルが並んでいます。
 弦楽四重奏になる部分もありました。

 1995年のロンドン旅行でウェストミンスター寺院を訪れ、床にヴォーン・ウィリアムズのプレートを見つけましたが、あれが彼のお墓だったのでしょうか?

 1986年10月25日、僕は故山岡重信先生の指揮でブラームスの交響曲第3番を演奏して以来、この曲が大好きです。
 ブラームスの交響曲の中では最も演奏が難しい曲ですが、第1楽章や第4楽章の盛り上がる部分では、演奏しながら興奮で頭がクラクラしてきます。
 このコンサートは前半がR.シュトラウスの『ドン・ファン』(メチャ難しい)で、我がオーケストラ人生で最高の経験でした。

 僕の頭の中でこの曲はますます美化されて、理想の演奏が出来上がっています。
 本日の演奏はそれに近いもので、大いに満足しました。
 今週の「エンター・ザ・ミュージック」はブラームスの交響曲第4番でした。

 僕は1997年4月15日2000年5月6日にヴィースバーデンにあるブラームスが交響曲第3番を作曲した家を訪ねました。
 「SCHO:NE AUSSICHT/美しい見晴らし」という通りの家の前には、彼が散歩したであろうクアパークという広場が広がっていました。