ニュルンベルク・ミュンヘン紀行  2006年5月5日 (金)
(17)
ゲルトナープラッツ劇場 《魔笛》

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 本日の観劇はゲルトナープラッツ劇場の 《魔笛》 です。
 チケットはHISに取ってもらいました。

 2001年にはこの劇場で ツェラーの《小鳥売り》トマの《ミニョン》 を観劇しました。
 この時も客席は寂しかったけれど、今回も観客は少なかったですね。
 これは以下に述べるような事情があったためかもしれません。

ゲルトナープラッツ劇場 子どもの集団が‥‥
劇場のカフェ カフェから眺める ゲルトナープラッツ


 安いチケットを頼んだので、席は最上階。
 近くに子どもの集団がいましたが、「3人の童子」(テルツ少年合唱団)のお友達かな?
 静かに観劇していました。

豪華な馬蹄形のオペラハウス 客席は寂しい
天井とシャンデリア 子どもの集団


      モーツアルト作曲 《魔笛》
                             なぜだか予約したチケットは 《後宮よりの逃走》
 Musikalische Leitung:Christoph Altstaedt
      Inszenierung:Franz Winter

         Sarastro:Pawel Czekala
          Tamino:Thomas Cooley
  Koenigin der Nacht:Simone Schneider
 Pamina, ihre Tochter:Cornelia Horak
        Papageno:Torsten Frisch
        Papagena:Frances Lucey
       Monostatos:Adam Sanchez
 
 開幕前に舞台に支配人らしき男性が登場し何かを説明していますが、何のことだか当然分かりません (^_^ゞ。

 序曲が終わると一階最前列の男性(普通の服装)が突然立ち上がり、歌い始めました (@o@)。
 これがタミーノ。

 三人の侍女が現れる場面でやっとカーテンが開くと、舞台には何もありません (@o@)。
 衣装は‥‥これはもともと現代的な服装の可能性もあり、何とも判断が難しいところです。
 休憩時間に係員に聞いたところでは、「ストライキのため今日はコンチェルタンテでの上演」だそうです。
 開幕前の説明も、観客が少ない理由も、このためかと納得しました。

 ということで、実はこの日に配られたキャスト表には演出家の名前が書かれていませんでした。
 でも、当然演出の名残はあるわけで、パミーナとパパゲーノが抱き合ったり、床に落ちた鳥の羽根(だったかな?)を息で吹きあったり、ヨーロッパで流行のおかしな演出かと判断しました。
 モノスタトス一味はタップシューズを履いてタップダンスを踊り、カチャカチャとうるさかったけれど、見た目には面白かった。

休憩時間のカフェ 夜の劇場


 もともと《魔笛》は苦手でストーリーもよく知らないので、このようなコンチェルタンテだと訳が分からなくなります。
 第一幕で諦め。退散しました。

ホテルには日本人団体客が到着 ホテルのレストラン
野菜サラダでビタミン補給 これでもスモールサイズ
 
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