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続いての「落ち穂拾い」は王宮です。 中央にオイゲン公騎馬像の建つ王宮の左翼にカイザーアパートメントがあります。 ここが皇帝フランツ・ヨーゼフと后妃エリザベート(シシィ)一家の住居だったようです。 カイザーアパートメントに入ると、まずは銀器コレクション。 一個売れば一年は遊んで暮らせそうな銀器が飽きるほど並んでいます。 そしてシシィ博物館。 后妃エリザベートゆかりの品が展示されているのですが、狭くて暗くて人は多いし空調はないし、ちょっと気分が悪くなりました。 いろいろな展示の中で一番印象的だったのは、ルイジ・ルケーニがシシィを刺殺したヤスリ。 あの先端がシシィの心臓の中にに刺さったのですね。 以前に赤穂城の資料館で「吉良上野介のとどめを刺した短刀」というものを見たことを思い出しました。
他にも王宮には有名な品々が展示されているのですが、写真撮影は不可。 写真くらい写しても別に問題はないだろうと思いますよ。 カイザーアパートメントを出ると目の前にある森がフォルクスガルテンです。 そして遠くにシシィの座像が見えます (^_^) 。 少しずつ近づきながら、たくさん写真を撮りました。
シシィがジュネーブで刺殺されたのは1898年9月9日。 ハンス・ビッテルリヒによるこの美しい座像は、1907年に建てられたそうです。 フランツ・ヨーゼフは自分の住居の近くにシシィにいてほしかったのですね。 そしてフランツ・ヨーゼフが死亡したのは1916年です。
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