ウィーン 落ち穂拾いの旅 28)聖フローリアン教会
2008年8月16日(土)

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 アンスフェルデンから聖フローリアン教会までは田舎道を走って10キロほどでしょうか。
 聖フローリアン教会前でタクシーを降ります。

 タクシーのメーターは倒してなかったんですが、リンツからのタクシー代は40ユーロ。
 1ユーロ165円のユーロ高が懐に痛いです。
 数ヶ月後にユーロが暴落したことは皆さま御存知の通りです。
 
聖フローリアン教会が見えてくる 教会前でタクシーを降りる


 1837年6月に12歳で父親を失ったブルックナーは、この教会の聖歌隊に預けられます。
 そして1840年、16歳でリンツの師範学校に進学します。

 1845年、21歳のブルックナーは聖フローリアン教会の助教師となります。
 1856年、31歳でリンツ大聖堂のオルガニストに就任し、この地を離れました。

正門から入ると 巨大な聖フローリアン教会
ここが受付 オルガンコンサートの予告


 受付でガイドツアーの申し込みをして、「時間があるから教会を見てきたらいいよ」とのアドバイスに従い付属教会に入ってみました。

付属教会を見上げる 華麗な装飾の内部
付属教会の正面 祭 壇


 振り返ると1774年にフランツ・クサヴァー・クリンスマンによって製作されたオルガンが聳えています。
 白く輝き、華麗な装飾がされた実に美しい大オルガンです。

 かつてブルックナー自身が演奏した「ブルックナーオルガン」です。
 このオルガンの下の石床にブルックナーの墓標があることは帰ってから知りました。
 無念です。
 
振り返るとブルックナーオルガン 白く輝き、華麗な装飾がされた大オルガン
 
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