前へ ホームページへ 紀行目次へ 次へ サウンド・オブ・ミュージック |
本日の「落ち穂拾い」は『ドレミの歌』が歌い始められる「ヴェルフェン」です。 『サウンド・オブ・ミュージック』でマリアや子供達はシャフベルク鉄道の蒸気機関車に乗って山に登りますが、シャフベルクの山頂に草原はありません。 『ドレミの歌』のシーンが撮影されたのは、ザルツブルクから40キロほど南にあるヴェルフェンで、バックにホーエンヴェルフェン城塞が映っているため、すぐに場所が特定できるそうです。 ホーエンヴェルフェン城塞は1968年のアメリカ映画『荒鷲の要塞』のロケ地となり、リチャード・バートンとクリント・イーストウッドがお城の中でやたら機関銃をぶっ放していました。 まず中央駅で「ヴェルフェン(WERFEN)、一人、往復」と乗車券を頼むと、「フェルフェンか?」と聞き返されました (@o@)。 もう一度「ヴェルフェン」と言ってみると、「アイスドームか?」と聞かれまして、ヴェルフェンは氷の洞窟が有名ですから「イエス」と答えますと、「ならフェルフェンだ」ということで、チケットが出てきました。 ちなみに「SALZBURG」は「サルツブルク」でしたね。 シュヴァルツァッハ−ザンクトファイト行きの列車に乗り込み、いよいよ出発です。 ローカル列車かと心配していたこの列車は新しい車両で、次の停車駅が表示されるので、とても安心できました。 1時間ちょっとでヴェルフェンに到着しました。
ヴェルフェン駅で降りたのは僕一人。 と駅舎の横から、男の人に大きな声をかけられました。 「タクシー?」と聞くと「バス!」という返事で、この人は「氷の洞窟」行きのバスの運転手さんでした。 ヴェルフェン駅前にタクシーはなく、「ドビアッコのようにまた歩くのか」とガックリ来ました。 何はともあれ、駅前の橋を渡ってヴェルフェンの町に向かいます。 橋からはホーエンヴェルフェン城塞が見えていました。
情報収集はもちろんインフォーメーション。 お姉さんからヴェルフェンの地図をもらい、「目指す場所は『Gschwandtanger』(中央の黄色い○)、ハイキングコースは矢印が付いているから簡単」と言われて、いよいよ出発です。
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