チロル&ザルツブルク 落ち穂拾いの旅
30)ヴェルフェン (U) 『ドレミの歌』 ゲシュヴァントタンガー 2012年5月3日(木)

前へ  ホームページへ  紀行目次へ  次へ  サウンド・オブ・ミュージック
 
 
 インフォーメーションのお姉さんからヴェルフェンの地図をもらい、「目指す場所は『Gschwandtanger』、(ゲシュヴァントタンガー)、ハイキングコースは矢印が付いているから簡単」と言われて、いよいよ出発です。
 
 「Gschwandtanger」への入口は、町の中心にある教会の横の道です。
 突き当たりを右に曲がりまして、一つ目の黄色い矢印はすぐに見つかりましたが、次の矢印が見つかりません。
 一生懸命歩いていたら、ヴェルフェンの街外れまで来てしまいました (@o@)。

入口は教会の横の道 一つ目の矢印はすぐに見つかりましたが


 仕方が無いので町の人(あまり人がいない)に「Gschwandtanger」を尋ねますが、答えはドイツ語なので、彼らの指さした方向へ、山中を彷徨いました。
 ドビアッコは水平移動でしたが、ここヴェルフェンは垂直移動。

 もう歳ですから、動悸と息切れが大変で、「ここで心臓が止まったら行き倒れになってしまう」という恐怖心で、諦めようかと思いましたが、やはりここまで来ては諦められず、何とか目的地に辿り着きました (^_^) 。

 僕の命懸けの体験から (^_^ゞ、「Gschwandtanger」への行き方をまとめてみました。
 一つ目の矢印の次にある、矢印表示がない分岐を、左に曲がるのが最大のポイントですね。

矢印通り行くと、道が分かれている ここには矢印表示がないが、
左手を見ると黄色い矢印が見える アップ


 ここさえ見つければ、あとは山道を登るだけ。
 ヴェルフェンの町を見下ろすと、「Gschwandtanger」は教会の上方向にあることが分かるでしょう。
 高度が上がると、ホーエンヴェルフェン城塞がはっきりと見えてきます。

この道を登り ヴェルフェンの町を見下ろす
ホーエンヴェルフェン城塞  


 まだまだ山道が続きますが、黄色い矢印があれば安心です。
 やがて木々が無くなり目の前が開けると、そこが目指す「Gschwandtanger」です。

   
  目の前が開けると「Gschwandtanger」


 レオポルツクローン城でも書きましたが、ザルツブルクで『サウンド・オブ・ミュージック』のロケが行われたのは1964年の夏でした。

 48年前にこの草原でジュリー・アンドリュースがギターを弾き、子供達と列になって、トランペットを吹きながら行進したのだと映画の場面を思い出すと、胸が締め付けられるような感慨を覚えます。

 この草原は個人の所有なので、映画と同じ角度まで入ることが出来ないのは残念でしたが、これ以上を望むのは贅沢というものでしょう。
 
 草原の奥の方に山小屋風の素敵な建物があって、ひょっとするとレストランかな?と思って行ってみましたが人影はなく、大きな犬に追い返されました (^_^ゞ。
 
「Gschwandtanger」入口 ホーエンヴェルフェン城塞
   
 
前へ  ホームページへ  紀行目次へ  次へ  サウンド・オブ・ミュージック