《ウェルテル》&《アンドレア・シェニエ》ハイライト ~愛に殉じた男たち~
2009年7月26日(日)18時開演  文京シビックホール小ホール

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 2006年7月2日、僕は笛田博昭さんが出場された「第37回イタリア声楽コンコルソ 本選会」を見に、トリフォニーホールまで行ったのでした。

 この日の笛田さんは風邪を引いて絶不調。
 声を張り上げるたびに声がひび割れて、これが僕のトラウマになっていたりします (^_^; 。

 この時優勝(シエナ大賞)されたのが須藤慎吾さんですが、出場人数の多さやレベルの高さに集中力が途切れ、あまり須藤さんの記憶が無いのを残念に思っておりました。

 2006年9月2日(土)に笛田さんが出演された新宿区民オペラ《トゥーランドット》で、3日(日)に笛田さんとは別キャストでトゥーランドット姫を歌われたのが生野やよいさんでした。
 
 このようなメンバーが集まってのコンサートなら行ってみなくては。
 僕にとって笛田さんを聴くことができる最後の機会だし、入場料が2000円というのも嬉しいことです (^_^) 。

  《ウェルテル》&《アンドレア・シェニエ》ハイライト
    ~愛に殉じた男たち~
    2009年7月26日(日)18時開演
    文京シビックホール小ホール
 
 第一部《ウェルテル》
  ウェルテル:水船桂太郎
  シャルロット:小川里美

 第二部《アンドレア・シェニエ》
  シェニエ:東小野修 笛田博昭
  マッダレーナ:生野やよい
  ジェラール:須藤慎吾

 文京シビックホール小ホールは、座席数371席。
 チケットはソールドアウトでした。

 ステージは酒井章さんの親しみやすい、それでいてポイントを突いた解説付きで、それぞれの曲の聴き方が分かり、和やかに進行しました。

 理屈抜きで「ビビビ!」と来たのが、笛田さんと須藤さんでした。
 「ビビビ!」の理由を考えるに、それは二人の声の持つエネルギーなのだろうし、それはやはり声量の問題なのでしょうか。

 この二人は9月13日(日)に市川市で《椿姫》にアルフレードとジェルモンで出演されるようです。
 しかし、歳が近い親子ですね。
 そして、子供の方が恰幅がいいの (^_^; 。

 その他の皆さまも熱唱で、やはりライブはよいものです。
 ピアニストの石野真穂さんは綺麗な方で、またお目にかかりたいものです (^_^; 。

 これで、2003年12月17日(水)名古屋芸術大学《トゥーランドット》のカラフに驚嘆してから追いかけてきた笛田博昭さんともお別れです。

 ミラノに留学されましたらコンクールやオーディションを受け、ヨーロッパそして世界のオペラハウスで活躍されることを期待しております。
 
 
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