ペーター・グート指揮  シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ
2010年1月17日(日)3:00PM 豊田市コンサートホール

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 1997年1月7日のウィーン・フォルクスオパー交響楽団来日公演「ニューイヤー・コンサート」で、僕は指揮者のペーター・グートのファンになってしまいました。

 2000年1月1日(ミレニアム)には、ウィーン・コンツェルトハウスで行われたペーター・グート指揮『ヨハン=シュトラウス・オーケストラ』の「ニューイヤー・コンサート」を聴いて(見て)、僕はますますペーター・グートが大好きになってしまいました。

 そのペーター・グートが2007年1月13日に続いて豊田市コンサートホールに来てくれるのです。
 METライブビューイング《トゥーランドット》終了後ただちに地下鉄に乗り、豊田へ向かいました。

     ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ
   2010年1月17日(日)3:00PM 豊田市コンサートホール

     指揮:ペーター・グート  ソプラノ:足立さつき ★

 ヨハン・シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲
 ヨハン・シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ
 ヨハン・シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」より
           ”公爵様、あなたのようなお方ば”★
 ヨハン・シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲
 ヨハン・シュトラウスⅠ:ギャロップ「ため息」
 ツイーラー:ワルツ「ウィーン娘」
 ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「クラップフェンの森で」
 ジーツィンスキー:「ウィーン我が夢の街」★
      =休憩=
 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より
                  ”メリー・ウィドウ・ワルツ”
 レハール:喜歌劇「この世は美しい」より
                  ”私は恋に落ちたの”★
 レハール:喜歌劇「ウィーンの女たち」より
                    ”ネヒレディル行進曲”
 エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「蒸気をあげて」
 ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ
 ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「電話」
 ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「美しく青きドナウ」
 ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「狩り」
 レハール:喜歌劇「ジュディッタ」より”熟き口づけ”★

 ペーター・グートは「こうもり序曲」などは、往年の切れが見られなくなったかと寂しく思いましたが、全員参加型のコンサートが相変わらず楽しい。
 手拍子などは当然のことで、ギャロップ「ため息」では会場全員でため息をついたり、ペーター・グートの思い通りになってしまう (^_^) 。

 足立さつきさんは声量には満足できませんでしたが、芝居心のある人で、ジュディッタ」より”熟き口づけ”では踊りも見せてくれました。

 さて、今回のプログラムを読んで、色々なことが分かりました。

 ペーター・グートはウィーン国立音楽大学卒業後、モスクワ音楽院でダヴィッド・オイストラフに師事。
 1957年に結成したウィーン三重奏団の一員として1961年ミュンヘン国際音楽コンクールで第1位となる。
 ORF交響楽団(現ウィーン放送交響楽団)の初代コンサートマスター。

 1978年にウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル管弦楽団を設立。
 ヨハン・シュトラウスの伝統に則って、ヴァイオリンを弾きながら右手に持った弓で指揮をする伝統的なスタイル。
 1999年の「シュトラウス・イヤー」のウィーン楽友協会でのガラコンサートでは指揮者とアドバイザーを務め、大成功を収めた。

 2000年にウィーン・コンツェルトハウスで行われたニューイヤーコンサートはライブ録音がCD化され、特に注目を集めた。

 なんと! 僕が見たコンツェルトハウスでのニューイヤーコンサートは、初めての試みだったんだ (@o@)。
 その後2005年にも同じコンサートが行われており、「今年(2010年)の元旦にコンツェルトハウスでのニューイヤーコンサートを見た」、という方もおられましたので、5年おきにこのコンサートは開かれているようです。

 ということは、次回は2015年かな?
 
 
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