『オペラの魅力 』Vol.19 ”ジュゼッペ・ヴェルディ生誕200年記念ガラコンサート” 2013年2月20日(水)6:30PM 電気文化会館 ザ・コンサートホール |
『オペラの魅力』シリーズもVol.19となり、主宰者の岡本茂朗さんの努力には感謝の他はありません。 舞台袖にはマイクがあって、解説とトークを挟みながらの和やかなコンサートでした。 『オペラの魅力 』Vol.19 ![]() 2013年2月20日(水)6:30PM 電気文化会館 ザ・コンサートホール ピアノ:吉井あかね 《椿姫》 “プロヴァンスの海と陸” 岡本茂朗 “さようなら過ぎ去りし日” 基村昌代 演奏後に基村さんのお話があって、「ヴィオレッタは肺病でやつれていくけれど、私はそうは見えないのでメイクとか考えて‥‥」。 基村さん丸くなっちゃたのね (^_^; 。 《運命の力》“貴女は天使の胸に抱かれ”笛田博昭 “主よ安らぎを” 飯田牧子 “アルヴァーロ 隠れても無駄だ!” 笛田博昭 岡本茂朗 笛田さんは2月11日の藤原歌劇団《仮面舞踏会》とは打って変わって絶好調でした。 何の心配も無く笛田さんの美声を堪能できるのは幸せなことでした。 《シモン・ボッカネグラ》 “穏やかな時に” 飯田牧子 岡本茂朗 荒川裕介 横山弘泰 エウロ・リリカ合唱団 ==休憩== 《リゴレット》 “ではここにいるのはいったい誰なのか?” 中村真由 岡本茂朗 《仮面舞騰会》 “ここがその恐ろしい野” 基村昌代 “貴女と共に” 基村昌代 笛田博昭 コンサートのクライマックスは《仮面舞騰会》第二幕でした。 基村さんは低い音もよく出るソプラノで、笛田さんとの二重唱には圧倒され、目の前がボーッとしてきました。 このまま藤原歌劇団の《仮面舞騰会》に持って行きたいと思いましたよ。 ここで基村さんと笛田さんのトークがあり、びっくりするエピソードが明かされました。 基村さんはミラノに留学され帰国されました。 その基村さんが住まれた部屋に、後に留学された笛田さんも偶然住まれたのだそうです。 クリスマスカードの住所で分かったそうで、それは8階の屋根裏部屋。 ミラノの蚊は8階まで入ってきて、困った基村さんは日本から網戸を持って行って、窓に貼り付けられたそうです。 笛田さんが住まれたときにもこの網戸は残っており、剥がれたところを修理しながら使われたそうです。 《ドン・カルロ》“私の最期の日がきました” 岡本茂朗 西影星二 《トロヴァトーレ》“あぁ 私の愛する人よ~あの恐ろしき炎” 笛田博昭 飯田牧子 荒川裕介 エウロ・リリカ合唱団 今回のコンサートは各場面を長く取っていました。 笛田さんの“あの恐ろしき炎”は2007年7月の『オペラの魅力』でも仰天しましたが、今回も凄まじかった。 5月31日(金)には宗次ホールで『笛田博昭テノール・コンサート』が予定されています。 最後は全員そろって、《ナブッコ》の“行け想いよ 金色の翼に乗って”でした。 |