稲葉地オペラ振興会 《コジ・ファン・トゥッテ》
2013年9月21日(土)6:00PM 名古屋市東文化小劇場

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 名フィル定期が終わって、地下鉄名城線でナゴヤドーム駅に移動します。
 休憩直前に到着し、後半からの観劇になりました。
 予想よりお客さんは多かったです(351席)。

 稲葉地オペラ振興会《コジ・ファン・トゥッテ》
 2013年9月21日(土)6:00PM
 名古屋市東文化小劇場

 指揮:柴田 祥 演出:池山奈都子

 フィオルディリージ:蟹江杏奈
 ドラベッラ:松岡泉名
 フェランド:柴田恵造
 グリエルモ:吉田裕貴
 アルフォンソ:野々山敬之
 デスピーナ:近江志穂

 「稲葉地オペラ振興会」は中村区稲葉地町にある名古屋音楽大学の卒業生らで構成された団体です。
 歌手の皆さまは成長過程の方々で、独唱は心配な所もありましたが、重唱は美しかった。
 アルフォンソの野々山さんは、存在感がありました。

 稲葉地オペラオーケストラは弦楽器とティンパニーのみで、管楽器のパートはエレクトーンで演奏したようです。
 指揮者の柴田さんはよく分かりませんでしたが、この美しいオペラを楽しむことができたので、良かったのではないでしょうか。

 池山奈都子さんの演出はこぢんまりとした美しい舞台で、まったくストーリー通りに物語が進んでいきます。
 この普通に演出して、観客を納得させるところが池山さんの腕の見せ所ですね。

 同じ地元の公演ということで、つい8月31日のNICE主催 《コジ・ファン・トゥッテ》と較べてしまうんですが、NICEの方が有名キャストを揃えながら、ダリオさんの演出がゴチャゴチャで、それに引きずられたのか、演奏もゴチャゴチャの感じがしました。

 本当は基村昌代さん、鬼頭愛さんが出演される明日22日(日)の公演を見たかったのですが、明日はびわ湖ホールで《ワルキューレ》です。
 でも若い方々の初々しいアンサンブルを聴いて、やはり《コジ・ファン・トゥッテ》は名作だと再認識しました。


※基村昌代さんのフィオルディリージは、1999年3月に大府市もちのきホールで見たことがあります。
 およそ14年前ですか (@o@)。
 出演されたのはびわ湖ホール声楽アンサンブルの皆さまで、懐かしいのでリンクさせていただきます。
 ドラベッラを歌われた渡辺玲美さんは、明日のびわ湖ホール《ワルキューレ》に出演されます。

 1999年3月28日(日)5:30PM 大府市勤労文化会館もちのきホール

       指 揮:米津 俊広  演 出:たかべ しげこ
       管弦楽:みかわ室内管弦楽団
       合 唱:愛知教育大学音楽科合唱団

    フィオルディリージ:基村 昌代  ドラベルラ:渡邊 玲美
        フェランド :松本  晃   グリエルモ:山本 哲也
        デスピーナ:日比 直美  ドン・アルフォンソ:西田 昭広