ダニエル・ハーディング & 新日本フィルハーモニー交響楽団
2014年5月3日(土)4:00PM 三重県文化会館大ホール(津)

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 昔はブラームスの交響曲では「第2番」が大好きで、ブラームスがこの曲を作曲したペルチャッハを、ガイドブックの情報など無しに訪れてしまったほどです。

 ところが、実際に自分が山岡重信先生の指揮で「第3番」を演奏してからは、圧倒的に「第3番」が好きになってしまいました。
 第一楽章や第四楽章のクライマックスでは興奮しすぎて頭がクラクラしてきますし、第二楽章のクラリネットのソロには人生の寂しさのようなものを、しみじみと感じます。
 こちらがブラームスがこの曲を作曲したヴィースバーデンの家です。


 ダニエル・ハーディング & 新日本フィルハーモニー交響楽団
 2014年5月3日(土)4:00PM 三重県文化会館大ホール(津)

 ブラームス:交響曲第2番
        交響曲第3番

 僕がダニエル・ハーディングを初めて聴いたのは、2001年11月27日の ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン の演奏会
 その時のメインがブラームスの交響曲第3番で、その変幻自在な演奏にすっかり感心してしまいました。
 そのハーディングの「第2番 & 第3番」ですから、聴き逃すわけにはいきません。

 ところが、期待が大きすぎたのでしょうか、遅めのテンポを志向する彼らの演奏は、パワーに欠けるものと感じられてしまいました。
 2001年の ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン の演奏の方が、ずっと良かったですね。

 新日本フィルの「ブラ3」といえば、思い出すのは2011年9月4日(日)の可児市文化創造センターにおけるクリスティアン・アルミンク
 これは力のこもった名演でしたが、同じオーケストラで同じ曲なのに、指揮者がハーディングに変わるとこれほど変わってしまうとは意外でした。

 可児市文化創造センターでは6月22日(日)に、ハーディング&新日本フィルのブラームス「交響曲第4番」が予定されています。
 これはアルミンクの時と同じようにゲネプロを見学して、ケーキを食べながらハーディングのお話を聞くという企画で、すでにチケットは購入してあるのですが、ちょっと早まったかな? という気もしています。
 ソリストがイザベル・ファウストだから、そちらが楽しみでしょうか (^_^; 。