セントラル愛知交響楽団第167回定期演奏会
~プラハの春 栄光あるわが祖国~
指揮:レオシュ・スワロフスキー
2019年3月15日(金)6:45PM  愛知県芸術劇場コンサートホール

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 セントラル愛知交響楽団第167回定期演奏会
 ~プラハの春 栄光あるわが祖国~

 2019年3月15日(金)6:45PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:レオシュ・スワロフスキー(当団音楽監督)

スメタナ:連作交響詩『わが祖国』全6曲
     Ⅰ.ヴィシェフラド(高い城) 
     Ⅱ.モルダウ
     Ⅲ.シャールカ 
     Ⅳ.ボヘミアの森と草原から 
     Ⅴ.ターボル 
     Ⅵ.ブラニーク

 僕はスワロフスキーのデビューとなる2012年6月22日の第120回定期演奏会『スラブ舞曲集』のあまりにも素晴らしい演奏に仰天して、「この人は世界一の指揮者かも知れない」と、追っかけをしてみました。

 その結果は、彼のベートーヴェンやブラームスなどはそれほどでもないが、チェコ物は世界一だ、ということ。

 そのスワロフスキーの音楽監督としての「さよならコンサート」、しかも『わが祖国』全6曲となれば期待は並大抵ではありません。

 演奏は期待どおりの盛り上がりで、間違いなく本場物の『わが祖国』を聴かせていただいた、という感じ。
 特に最後のフス教徒に関する2曲の持つ悲劇性には、チェコ民族の持つ辛い歴史が偲ばれました。

 演奏後はコントラバスの首席男性から花束贈呈あり。

 『わが祖国』の演奏時間は70分ちょっと。
 当然アンコールで『スラブ舞曲15番』が演奏されるものと期待しましたが、アンコールはありませんでした。