NHK交響楽団演奏会 名古屋公演 指 揮:尾高忠明 ピアノ:松田華音 2020年9月19日(土)1:30PM 愛知県芸術劇場コンサートホール |
![]() NHK交響楽団演奏会 名古屋公演 岩谷産業創業90周年記念 2020年10月 8日(木) 指 揮:尾高忠明 ピアノ:松田華音 このコロナの時代にN響が名古屋で演奏会を開いてくれました。 会場に入って驚いたのは観客が2~30%しかいなかったこと。 僕の3階席は10人くらいかな。 最高列のまわりには誰もおらず、N響が僕だけのために演奏してくれるような、王侯貴族になったような心境です。 シベリウス:「アンダンテ・フェスティーヴォ」は、2014年2月1日に尾高さんの指揮で聴いて大変気に入ってCDを買いましたが、1回も聴いていないという (^_^ゞ。 (こちらがシベリウスの家「アイノラ」) 松田華音さんを聴くのは初めてです。 6歳よりモスクワに渡り、モスクワ大学大学院に在学。 長身、スレンダーで、ロングヘア。 これならモデルでやっていけるでしょう。 今までにグリーグのピアノ協奏曲を実演で聴いたのは2014年2月1日の1回だけでしょか。 指揮は尾高さんで、ピアノは北村朋幹さん。 その時のアンコールが「アンダンテ・フェスティーヴォ」でした。 松田さんの音の切れは、先日同じ会場で聴いた辻井さんに較べ、煌めきが足りないかな。 オケに埋もれる部分もありました。 最初の和音をオケと一緒に弾いては、とてもピアノは聞こえてこないでしょう。 オケも併せ、普通の演奏でしょうか。 グリーグの家(トロルハウゲン)を思い出しながら、聴いていました。 第1楽章の終わりに、盛大な拍手がありました。 ソロ・アンコールはチャイコフスキー作曲、「18の小品作品72」から第18曲「踊りの情景、トレパークへの誘い」という曲で、これは全く手の内に入った、素晴らしい演奏でした。 リサイタルがあったら行ってみようかな。 後半は『運命』。 僕は尾高さんには絶対の信頼を置いている者ですが、今回は速めのテンポで、期待とは異なりました。 『運命』のあとに、尾高さんからコロナ時代の音楽家の窮状と、岩谷産業さんへの感謝のスピーチがありました。 尾高さんはカセットフーを購入されたそうです。 ここが一番受けました (^_^) 。 N響は明日は大阪公演。 東京と福岡で4公演をサポートしていただけるようで、経済的にかなり助かるツアーでしょう。 せっかくの機会なので、もっとチラシなどを配ったら良いと思いました。 |