ハンブルク交響楽団
2023年7月15日(土)5:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール
指 揮:シルヴァン・カンブルラン ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア
 
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 ハンブルク交響楽団
 2023年7月15日(土)5:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指 揮:シルヴァン・カンブルラン
 ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲 op.84
 ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 op.21
 ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 op.92

 しらかわホールの中部フィルから、愛知県芸術劇場コンサートホールのハンブルク交響楽団に移動します。
 入口には学生招待者席などという窓口があって、団体多し。
 チケットは売れていないようです。

 ハンブルク交響楽団とは余り聴いたことがありませんが、どういうオーケストラなのでしょう?
 ネットを検索していたら、「ドイツのオーケストラ・ランキング20」という記事がありました。
 2012年のランキングですから古いデータですが、今も余り変わらないかも。
 
 ハンブルク関係では、次のようになってます。
 ・No.7:北ドイツ放送交響楽団
 次点
 ・ハンブルク交響楽団
 ・ハンブルク・フィルハーモニカー

 つまりハンブルク交響楽団は、ドイツでベスト20にも入れないオーケストラだったのですね。
 シルヴァン・カンブルランはフランスの指揮者で2018年から同オケの首席指揮者を務め、読売日本交響楽団桂冠指揮者でもあります。

 ベートーヴェン:「エグモント」序曲はアマチュアオーケストラが最初に取り組む曲。
 初心者向けの曲ですね。
 自分で何回か演奏したことがあり、こんなの聴いても何とも思いません。

 マルティン・ガルシア・ガルシアはスペイン出身で、2021年第18回ショパンコンクールの第3位(第2位が反田さん)。
 ピアノの音色がちょっと金属的な印象を持ちました。
 珍しいことにFAZIOLIのピアノを弾いていました。

 どうしても7月1日に同じピアノ協奏曲 第2番を聴いたチョ・ソンジンさんと較べてしまいますが、音色、テクニック、音楽性のすべてに、差を感じてしまいました。
 チョさんは2015年第17回ショパンコンクールの優勝者で、山田和樹さんとの共演は神がかっていましたからね。

 ソロアンコールは 「モンポウ:歌と踊り第6番」

 ベートーヴェン:交響曲 第7番は、またまたアマチュア向き。
 簡単な曲の普通の演奏で、彼らは何のために来日したのだろう?
 観光旅行では無いでしょうが。
 力一杯演奏すれば良いというものでは無いでしょう。

 アンコールはラフマニノフのヴォカリーズ。
 速めのテンポで、あっさりしたものでした。

 ヴォカリーズといえば、2011年11月9日、アシュケナージ指揮、シドニー交響楽団の演奏のアンコールで聴いた演奏が、魔法をかけられたような名演で、何とか音源を探したのですが、見つかりません。
 あのような名演が残らないことは残念でたまりません。
 何か情報をお持ちの方は、ぜひご教示下さい。 

 僕は1999年のゴールデンウィークに、『ブラームス関連史跡の旅』でハンブルクを訪れました。
 『ブラームス関連史跡』のみならず、ハンブルク・オペラハウスではアンジェラ・デノケのオールヌードを拝見して、ノイエ・フローラ劇場ではミュージカル《オペラ座の怪人》も観劇してきました。
 かつてペーター・ホフマンがオペラを引退して、この劇場で怪人役を歌ったそうです。