《RENT》ライヴ・オン・ブロードウェイ DVD
2008年9月7日(日)録画  ネダーランダー劇場

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  《レント》 ライヴ・オン・ブロードウェイ
   2008年9月7日(日)録画

   ミミ:レネー・エリス・ゴルズベリー
   ベニー:ロドニー・ヒックス
   エンジェル:ジャスティン・ジョンストン
   コリンズ:マイケル・マッケロイ
   モーリーン:エデン・エスピノーザ
   ロジャー:ウィル・チェイス
   マーク:アダム・カンター
   ジョアンヌ:トレイシー・トムズ

   監督:マイケル・ジョン・ウォーレン

 12年続いたブロードウェイの《RENT》がクローズしてしまったのはショックでした。
 このような不朽の傑作はいつまでも上演され続けるものだと思いこんでいましたから。

 『ハリー・ポッター』の監督クリス・コロンバスによる《RENT》の映画化は、《コーラスライン》と並ぶ失敗作。
 《プロデューサーズ》《ヘアスプレー》の映画が羨ましかったです。

 2006年11月28日の来日公演では演出に変更が加えられ、「もう来日公演でさえ本物の《RENT》を見ることはできないのだ」とショックを受けました。

 また、2008年12月の『ジャパン・レント』は東宝により別の作品に変えられてしまったそうです。

 ということで「もう二度と本物の《RENT》を見ることはできないのだ」と悔しさに悶えていただけに、このDVDの発売を聞いたときは飛び上がって喜んだものです。

 この7月24日に発売されたDVDはそのファイナル・パフォーマンス(2008年9月7日)を映像化したものです。
 メンバーはラストステージのために選ばれたメンバーで、1週間をかけてカメラチェックが行われたそうです。

 モーリーンのお尻をグレイ氏の目線から見るなど、編集されたアップの映像が出てきます。
 親切ではありますが、かえってライブの臨場感を削ぐ副作用もあり、一長一短ですね。
 モーリーンのお尻を何回撮影したのだろうか (^_^; ?

 しかし、このDVDによりジョナサン・ラーソンの不滅の傑作である《RENT》の本物の舞台を将来に残すことができることは、僕の何よりの喜びとするところです。
 『世界遺産』と言っても良いでしょう。

 カーテンコールにオリジナルキャストのメンバーが出てきて、ブロードウェイ開幕5日目の1996年5月3日に彼らの舞台を見ることができた僕としては、ひたすら懐かしかったですね。
 
 
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