ミュージカル 《レディ・ベス》
2014年9月20日(土)5:00PM 中日劇場

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 ウィーンミュージカル《エリザベート》の製作コンビ、脚本:ミヒャエル・クンツェ、作曲:シルヴェスター・リーヴァイによる新作ミュージカル。
 僕は《エリザベート》は大好きだけれど、その後の彼らの作品《モーツァルト!》 《マリー・アントワネット》は出来が悪いミュージカルだと思っています。

 でも世界初演の作品で、名古屋公演があるのなら一度は見ておかないと。
 久しぶりの山口祐一郎さんも楽しみです。

 ミュージカル《レディ・ベス》
 2014年9月20日(土)5:00PM 中日劇場

 脚本:ミヒャエル・クンツェ
 作曲:シルヴェスター・リーヴァイ
 演出:小池修一郎

 エリザベス1世:平野 綾
 メアリー1世:吉沢梨絵
 ロビン・ブレイク(吟遊詩人):山崎育三郎
 フェリペ(スペイン国王):平方元基
 アン・ブーリン(エリザベスの母):和音美桜
 シモン・ルナール(フェリペの家臣):吉野圭吾
 ガーディナー(ウィンチェスター大司教):石川 禅
 ロジャー・アスカム(家庭教師):山口祐一郎
 キャット・アシュリー(養育係):涼風真世

 主人公はイギリス女王、エリザベス1世の即位する以前の若き時代。
 母親アン・ブーリンが処刑されたため、王女の称号を剥奪され、レディー・ベスと呼ばれたエリザベスの、異母姉メアリー女王との戦いと吟遊詩人ロビンとの恋。
 舞台作品としてはありきたりの設定と言えましょう。

 観劇後の感想は、長く、不必要な場面が多く、ストーリーが良く分からない作品だということ。
 5時開演で終演は8時半近かったでしょう(休憩30分)。
 アン・ブーリンの亡霊なんか出てこなくていいし、山口祐一郎さんの家庭教師ロジャー・アスカムも不必要でしょう。

 また音量が大きく歌詞が聴き取れず、何が演じられているのかが理解できない。
 大音量の中で到着点の見えない、苦痛な観劇となりました。

 そういえば、中日劇場では携帯電話が繋がらないようです。

 キャストは初めて見る名前もありましたが、皆さん良かったと思います。
 舞台装置、衣装なども豪華なものでした。
 音楽はどこかで聴いたような部分もありましたが、いい曲も有ったのかな。
 アンサンブルのレベルは高いと思いました。

 「エリザベート」は英語では「エリザベス」。
 有名になる前に《エリザベート》のCDを買いに行ったら、HMVで『エリザベス』って売られてました (^_^; 。