松本美和子&アンナ・クオ デュオ
2010年6月19日(土)3:00PM 豊田市コンサートホール

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 僕がアンナ・クオさんを初めて聴いたのは1999年4月4日の名古屋国際音楽祭オープニング・ガラ・コンサート
 当時クオさんは21歳だったと思うのですが、深みのある豊かな声に魅了されて、しばらく追っかけをしたものです。

2000年10月15日(日)1:30PM 『松本美和子 & アンナ・クオ』 しらかわホール

2000年11月25日(土)6:00PM ソフィア歌劇場 《トゥーランドット》 愛知芸術劇場大ホール

2000年12月6日(水)6:30PM ソフィア歌劇場 《トゥーランドット》大阪フェスティヴァルホール

2002年11月24日(日)6:00PM ソフィア歌劇場《ラ・ボエーム》 パルテノン多摩

 しかし、そのうちにクオさんの名前を聞く機会も少なくなって、久々の2008年12月6日ピエトロ・マスカーニ作曲《イリス》も急病のため降板してしまったのでした。

 今回の松本美和子さんとの母娘ジョイント・コンサートは、8年ぶりに巡ってきたアンナ・クオさんを聴く機会です。

    松本美和子&アンナ・クオ デュオ
    2010年6月19日(土)3:00PM
      豊田市コンサートホール

  △ 松本美和子
  ※ アンナ・クオ
  ピアノ:久邇之宜(くに ゆきのぶ)

第1部
※マルティーニ作曲:愛の喜び
※マスネ作曲: 悲歌(エレジー)
△ドビュッシー 作曲:星の夜
△フォーレ作曲:夢のあとで Op.7-1
※ビゼー作曲:オペラ《カルメン》よりハバネラ‘恋は野の鳥’
△グラナドス作曲:内気なマホ
※ビゼー作曲:オペラ《カルメン》より‘セギディーリャ’
△ファリャ作曲:7つのスペイン民謡から「ムーア人の織物」
※ビゼー作曲:オペラ《カルメン》よりカルタの歌‘何度やっても同じこと’
△ファリャ作曲:7つのスペイン民謡から「子守唄」

第2部
※ラヴェル作曲:民謡集より「イタリアの歌」「スペインの歌」
△小林秀雄作曲:素敵な春に
△中田喜直作曲:六つの子どもの歌から「ねむの木」
△中田喜直作曲:歌をください
※プーランク作曲:愛の小径 
△マイヤベーア作曲:オペラ《アフリカの女より》“さらば故郷の岸辺よ”
△※モーツァルト作曲:オペラ《フィガロの結婚》より“手紙の二重唱”


 舞台に現れたクオさんを見てびっくりしたのは、髪が真っ黒だったこと。
 前の金髪は染めていたんですね。
 安心したのは太っていなかったこと (^_^; 。

 8年ぶりに聴いたアンナ・クオさんには、やはり「ビビビ」と来ました。
 なんという深みと豊かな声量を持った声でしょうか。

 しかしプロフィールを見ても、2005年以降の活動は書かれておらず、どこでどのような活動をしておられるのでしょう?
 追っかけをしたくてもどのようにしたらよいのやら。

 今回のプログラムはフランスとスペインの音楽。
 メインは《カルメン》だったでしょうか。
 クオさんは低い音も良く響いて、メゾソプラノと言っても良いのでしょうか。
 《カルメン》は完全に手の内に入った音楽でした。

 上のリストを見ると多くの歌が歌われたように見えますが、リサイタルにかかった時間は20分の休憩を入れて1時間半くらい。

 アンコールは『ホフマンの舟歌』のみ。
 僕としてはクオさんに『デリラのアリア』を歌っていただきたかったですね。
 
 
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