名古屋二期会公演 オッフェンバック 《天国と地獄》
2011年10月1日(土)5:30PM 愛知県芸術劇場 大ホール

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 ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団の演奏会が終わって、次は2階の大ホールで名古屋二期会《天国と地獄》です。
 9月25日の《神々の黄昏》《ローエングリン》に続いて、梯子の観劇です。


 名古屋二期会公演 オッフェンバック《天国と地獄》
 10月1日(土)5:30PM 愛知県芸術劇場 大ホール

 指揮:曽我 大介  演出:たかべ しげこ

 ユーリディス(オルフェウスの妻):水谷 映美
 オルフェウス(音楽院長):鈴木 俊也
 ジュピター(神々の王):奥村 晃平
 プルート(アリステウスに化けている):西本 佑
 世間(一般世間):矢内 淑子
 ジュノン(ジュピターの妻):今橋 満里子
 キューピット(恋の神):北野 実果
 ダイアナ(狩猟の女神):大久保 幽香
 ヴィーナス(愛と美の神):安藤 岐恵
 モルフェウス(眠りの神):伊藤 沙織里
 マルス(軍神):堀内 紀長
 マーキュリー(神々の使い):森口 紀代美
 ハンス・スティックス(元アルカディアの王子):灰塚 弘
 バッカス(酒の神):水谷 和樹
 ポリスマン:鬼頭 愛、野網 ともみ、湯本 美穂、福井 友加里、杉浦 愛、原 綾美

 管弦楽 :名古屋二期会オペラ管弦楽団
 バレエ:三代真史ジャズ舞踊団

 名古屋二期会では1998年1月に中村敬一さんの演出で《天国と地獄》を上演しており、これは上出来の舞台かと思いました。
 しかしその後は、2000年バーデン市立劇場2002年2月の鵜山仁演出、などなど何回か見たことがありますが、あまり面白いと思ったことがありません。

 しかし、今回の演出は四日市市民オペラ《アイーダ》で素晴らしい演出を見せてくれた「たかべしげこ」さん。
 たかべさんなら何とかしてくれるはず、と期待して会場に出かけました。

 しかし残念ながら、今回の公演も感心しませんでした。
 僕は真面目なので (^_^ゞ、このようないい加減なストーリーがまったく面白くないんです。
 演奏について語る元気が出てきません (^_^; 。

 曽我大介さんの指揮はきびきびとしたものでしたが、もっと真面目な音楽を聴いてみないと、良く分かりません。

 《天国と地獄》が初演(1858年10月)された1850年代のパリはナポレオン3世の時代だったそうです。
 1789年から始まったフランス革命の時代、パリ市民はマリー・アントワネットらの処刑に熱狂していました。
 そして、ナポレオン3世の時代にはオッフェンバックのオペレッタに熱狂していたとは、平和で結構な話ではありませんか。
 今年のGWには、パリでオッフェンバックのお墓参りもしてきたのでした。
 

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