音楽史跡とオペラの旅 掲示板 151−200 |
151. 県庁めぐり/福島・山形・仙台 お部屋番 2003/08/24 (日) 23:34 8月14日〜17日のお盆休みに「県庁めぐり/福島・山形・仙台」をしてきました。 例によって、無駄のない、大変忙しいスケジュールでしたが、天候には恵まれず、安達太良山、蔵王連山などを見ることが出来なかったのは無念でした。 あまり沢山行きすぎて紀行文を書くのは大変なので、差し当たりHPに写真をアップしておきました。 http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/touhoku/01mokuji.htm ◇福島県 会津若松:鶴ケ城、飯盛山(白虎隊)、松平家廟所、野口英世青春館 猪苗代 :野口英世の生家、磐梯山 二本松 :霞ケ城、大隣寺(二本松少年隊)、 智恵子の生家、安達ヶ原の黒塚 福 島 :文知摺観音、信夫山 ◇山形県 米 沢 :松岬神社、上杉神社、上杉家廟所、 林泉寺(直江兼続の墓) 上 山 :茂吉記念館、金瓶(斎藤茂吉の生家、墓所) 山 形 :霞城公園 天 童 :舞鶴山(人間将棋)、三宝寺(天童織田家の墓所) ◇宮城県 仙 台 :瑞鳳殿(政宗の墓所)、青葉城、牛たん 石 巻 :石森章太郎の街 何だかお墓が多いですね。 僕はお墓好きだから (^_^ゞ。 152. 高木さん@ネカヤの記事 楽々亭太丸」 [URL] 2003/08/26 (火) 23:32 『ユートピア国株式会社』で、「ミニモニ。」風ネカヤではじけた演技を魅せてくださった高木和子さんを主役として取り上げた大きなコラムが、読売新聞中部版に載りましたのでお知らせします。 http://chubu.yomiuri.co.jp/kikaku/atsui_natsu.html なお、私がこの記事と出会った経緯と「碧南公演はどうなったか」については、ぶりちょふさん&tsuzuさんの掲示板に書きましたので、あわせてご覧ください。 http://bbs1.parks.jp/11/cappy/bbs.cgi?Action=kiji&Base=715&Fx=18 153. Re: 高木さん@ネカヤの記事 ぶりちょふ 2003/08/27 (水) 07:17 この記事によると初回公演依頼連続出演を続けている唯一の女性だそうです。 男性側も原座長、間瀬さん、それにコンマスの宗川さんだけになってしまいましたね。 そんななか、「ミカド」タイトルロールだった羽田野さんが復帰しているのはうれしいことです。 演技はミカドとちっとも変わっていない印象でした。振り付けというか動作がパターン化されてるのかな? 155. Re: 高木さん@ネカヤの記事 お部屋番 2003/08/27 (水) 07:35 楽々亭さん、貴重な情報をありがとうございます <_._> 。 高木和子さんは第一回の《ミカド》から出演していたんですね。 最初に彼女を見たときには(《ザ・芸者》?)、顔の四角い人(片桐はいり風)だなあと思ったくらいです。 今回は、舞台姿も綺麗になったし、何より歌が上手になったは驚きました 碧南公演は台風で中止になってしまったんですか (@o@) 。 それは残念なことでした。 156. 木曽福島(8/24) お部屋番 2003/08/29 (金) 23:40 http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/kiso/01kiso.htm 木曽義仲と福島の関所、そして開田高原からの御嶽を目的に、木曽福島に出かけました。 駅前でフラフラしていたら、アルペンホルンの三重奏が聞こえてきました。 今日は木曽音楽祭の最終日なんだそうです (@o@) 。 駅でレンタサイクルを借りて、まずは史跡巡り。 途中に木曽音楽祭の事務所がありまして、チケットを購入。 残り少ないんだそうで、ラッキーでした。 1)山村代官屋敷:尾張藩の代官で、木曽のお殿様ですね。 2)興禅寺:木曽義仲の墓があり、遺髪が埋められているとか。 大津の義仲寺のお墓には、行ったことがあります。 本堂前に「時雨桜」という立派な枝垂れ桜がありました。 3)福島関所資料館:「入り鉄砲に出女」を取り締まった、四大関所の一つ。 昭和50年度の調査の結果、復元的に整備されました。 「女改め」は仲間がしたとか。新居関では「改め婆」でしたが。 隣には木曽川が流れ、ここは木曽川の源流近くです。 4)高瀬家資料館:藤村の姉の嫁ぎ先で、小説「家」のモデルになったとか。 僕は「家」も「夜明け前」も読んだことがないものだから‥‥。 これで史跡巡りはお仕舞い。ざっと一時間。 ◇開田高原〜チャオ御嶽 続いて「チャオ御嶽」まで、往復100Kmのバスツアー。 途中の開田高原から見る御嶽は有名ですが、バス路線からはチラッと見えるだけ。 しかも雲が多く、走るバスのガラス越しに写真を撮るのは難しかった。 畑にはソバの花が満開でした。 「チャオ御嶽」からは、目の前に乗鞍岳が見えました。 こちらも雲がかかって残念でしたが、地元の人によれば「夏にこれだけ見えることは珍しい」とのことでした。 157. ◇木曽音楽祭(8/24) お部屋番 2003/08/29 (金) 23:42 http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/kiso/02ongaku.htm 3時に木曽福島駅に戻り、タクシーで木曽音楽祭に向かいます。 最近はオペラ一辺倒で、あまりコンサートには興味がないんですが、木曽音楽祭には一度行ってみたいものだと思っていました。 会場の木曽文化公園文化ホールは木曽駒高原にあり(タクシーで2000円)、木曽駒ヶ岳が見えていました。 3時開演なので、2曲目からの途中入場です。 文化ホールは客席1000席くらいの立派なホールで、満席でした。 僕の前の席はNHKのカメラ。 10月20日、21日の午前10時から、BSで放映されるそうです。 2)ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ 第6番」 フルート:佐久間由美子 ファゴット:吉田 将 3)シュポア「弦楽八重奏曲 第1番」 ヴァイオリン:久保陽子・小林美恵・漆原啓子・川田知子 ヴィオラ:篠崎友美・市坪俊彦 チェロ:山本裕康・堀 了介 4)シューマン「ピアノ四重奏曲」 ヴァイオリン:加藤知子 ヴィオラ:菅沼準二 チェロ :山崎伸子 ピアノ :野島 稔 世界的に活躍するソリスト達のアンサンブルを4000円で聴くことが出来、一人当たりのコストパフォーマンスは良かったですね。 いずれも初めて聴く曲でしたが、シュポアが一番面白かったでしょうか。 ということで、木曽福島の史跡を巡り、御嶽まで往復し、御嶽山・乗鞍岳・木曽駒ヶ岳と3つの山を見て、木曽音楽祭を聴くという、実に充実した一日でした。 158. カウンターが5000番に お部屋番 2003/08/31 (日) 20:00 カウンターが5000番になりました。 平成14年(2002年)年末にHP作成。 1月14日に 掲示板セット。 3月13日に Yahoo! に登録。 この時点で、カウンターは575番。 3月27日に 1000番。 4月23日に 1500番。 6月 2日に 2200番。 7月 4日に 3000番。 7月31日に 4000番。 8月31日に 5000番。 159. Re: ◇木曽音楽祭(8/24) ぶりちょふ 2003/09/01 (月) 21:21 私は一度だけ聞きに行ったことがあります。蕎麦も旨かった! あのときは野島さんがソロを弾いたモーツァルトの27番協奏曲でした。 青白い炎がひたひたと萌えているような演奏でした。 > 僕の前の席はNHKのカメラ。 木曽音楽祭が初めて電波に乗ったのは割と遅くて、90年代になってからのことだそうです。 当時NHKの名古屋放送局のディレクターが掘り出したもの。 チェリビダッケの指揮講習会の生徒でもあったそのディレクター氏の功績は計り知れず、名古屋ニューイヤーコンサートの創始者もその方です。 どうも子会社出向となって、また名古屋で勤務されているそうです。 木曽音楽祭は殆どその頃の顔ぶれですね。 名古屋ニューイヤーのソリストや大垣(?)音楽祭、それに倉敷音楽祭もほぼ同じメンバーです。 木曽に関しては、「練習をして音楽をブラッシュアップさせたいならこちらに、お金が稼ぎたかったら松○に」と関係者の間では囁かれているようです。 160. Re^2: ◇木曽音楽祭(8/24) お部屋番 2003/09/02 (火) 00:35 > 木曽音楽祭が初めて電波に乗ったのは割と遅くて、90年代になって > からのことだそうです。 今回は4年ぶりのカメラだそうです。 左側から撮った画像が、僕の視線です (^_^) 。 > 木曽音楽祭は殆どその頃の顔ぶれですね。名古屋ニューイヤーの > ソリストや大垣(?)音楽祭、それに倉敷音楽祭もほぼ同じメンバー > です。 大垣は一度だけ、行ったことがあります。 近いんですが、ゴールデンウィークなので、つい遠出しちゃうんですよ (^_^ゞ。 プログラムの「町長挨拶」によれば、町村合併のため、来年木曽音楽祭を行うかどうか、決まっていないそうです。 161. ばらの騎士(名フィル・9/6) お部屋番 2003/09/06 (土) 23:48 名フィルの常任指揮者が沼尻竜典さんに変わってから、意欲的なプログラムが増えています。 本日は、その中でもとびっきり。リヒャルト・シュトラウスのオペラ《ばらの騎士》です。 リヒャルト・シュトラウス 歌劇 《ばらの騎士」》(演奏会形式上演) 2003年9月6日(土)午後4時00分開演 名古屋市民会館大ホール 指 揮:沼尻竜典 元帥夫人:佐々木典子 オックス男爵:佐藤泰弘 オクタヴィアン:林美智子 ファーニナル:加賀清孝 ゾフィー:澤畑恵美 美貌の元帥夫人(マルシャリン)マリー・テレーズ(32歳)はロフラーノ伯爵オクタヴィアン(17歳)と不倫を続けている。 彼女は自分の若さが失われたことを憂え、オクタヴィアンとの別れを予感している。 彼女のいとこの田舎貴族・オックス男爵は、成金貴族・ファーニナルの娘ゾフィーと婚約するため、婚約の証である銀の薔薇を届ける「ばらの騎士」の推薦を彼女に依頼する。 彼女はその役にオクタヴィアンを推薦するのだが‥‥。 主なキャストは東京における二期会《ばらの騎士》のメンバーで、日本の最高メンバーとも言えましょう。 演奏会形式といいながら、歌手はオーケストラの前で暗譜で歌い、自由に演技する。 服装は男性はタキシード、女性はドレス、オクタヴィアンはズボン。 まあ、舞台装置の無いオペラ上演ですね。 これは大変素晴らしい演奏会でしたが、その第一の功労者は指揮の沼尻さん。 強弱緩急は自由自在。この長大なオペラは完全に彼の手の中に入っているようです。 リヒャルト・シュトラウスの曲は演奏が難しいのですが、名フィルも大健闘。 キャストでは、初めて聴く林さんのオクタヴィアンが素晴らしかった。 豊かな声量、可愛らしい舞台姿、役に成りきった演技、等々。 せっかく演技を付けるなら、演出家を招いて、演技や衣装を徹底してほしかった気もしますが、これだけの舞台を見せていただいて、贅沢を言うのはやめましょう。 カーテンコールは当然の事ながら大変盛り上がりまして、飯守泰次郎さんの《ワルキューレ》を思い出しました。 しばらくは沼尻さんの「追っかけ」をいたしましょうか。 次は二期会(東京)の《ルル》ですね。 163 Re: ばらの騎士(名フィル・9/6) Nutria [URL] 2003/09/08 (月) 18:20 名フィル「ばらの騎士」、私も観ました。 「ばらの騎士」を観たのは初めてですが、大変楽しめました。 10月13日にメーテレでドキュメンタリーとして放映されるそうで、楽しみですね。 >飯守泰次郎さんの《ワルキューレ》 あの公演もすごかったですが、演出家はどなたでしたっけ? 鈴木敬介さん? 164. Re^2: ばらの騎士(名フィル・9/6) お部屋番 2003/09/08 (月) 19:06 飯守泰次郎さんの《ワルキューレ》の演出は鈴木敬介さんでした。 愛知県文化振興事業団の公演や、びわこホールのヴェルディで見る鈴木さんの演出には、ちっとも感心しないんですが、ワーグナーはいいんですよ。 関西二期会の《パルジファル》とかね。 165. プッチーニ《三部作》(堺・9/7) お部屋番 2003/09/10 (水) 00:17 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/review/sakai/sakai.htm 僕はプッチーニが大好きなんですが、『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』という《三部作》が、まとめて上演される機会は極めて少ない。 今回、堺シティオペラが《三部作》を上演すると知り、「これが人生最初で最後の機会か」と、堺まで遠征して参りました。 プッチーニ《三部作》 2003年9月7日(日)2時開演 堺市民会館大ホール 指 揮:アリル・レンメライト 演 出:岩田 達宗(いわたたつじ) 『外套』 ミケーレ:井原 秀人 ジョルジェッタ:並河 寿美 『修道女アンジェリカ』 アンジェリカ:高谷 みのり 公爵夫人:片桐 仁美 『ジャンニ・スキッキ』 ジャンニ・スキッキ:ジーン・ロナルド・ラフォン ラウレッタ:佐藤 路子 この公演は地方オペラというレベルをはるかに超えた、本格的な公演でした。 舞台は簡素ながら、三幕とも別の装置で、手抜きはありません。 初めて見る岩田さんの演出は照明を巧みに使った、奇をてらわないもので、高く評価したいと思います。 指揮者は二階席からは全く見えず、残念なことでした。 作品としては『外套』が気に入りました。 伝馬船の中年船長ミケーレは若い妻ジョルジェッタに裏切られ、浮気相手のルイージを絞め殺し、外套に隠した死体を妻に押しつける。 レオン・カヴァルロの《道化師》と同じような設定なんですが、プッチーニらしい美しい旋律とヴェリズモ風の迫力ある場面との対比が良くできていたでしょうか。 『修道女アンジェリカ』は、7年前に不義の子を産んだために修道院に入れられたアンジェリカが、伯母である伯爵夫人からその子が死んだことを聞かされ自殺する、という話で、盛り上がりに乏しい印象。 『ジャンニ・スキッキ』は《三部作》では一番有名で、何回か見たことがあります。 1299年のフィレンツェ。 ジャンニ・スキッキは大金持ちブォーゾの遺産相続問題につけ込み、その遺産を横取りしてしまうが、それも可愛い娘ラウレッタのため。 ラウレッタの有名なアリア「私の愛しいお父さん」以外の部分は、芝居を見ているようで、音楽的にはちょっと退屈。 スキッキ役では、以前にタッデイを見ているものだから、ラフォンには歌も演技も、要求が厳しくなります。 166. こうもり(バーデン市立劇場・豊田市コンサートホール・9/13) お部屋番 2003/09/14 (日) 00:31 毎年のバーデン市立劇場の公演もマンネリ気味になってきましたが、今回の《こうもり》は行かねばなりません。 このオペレッタの舞台となっているのが、彼らの本拠地であるバーデン(ウィーン郊外)なんですから。 八事から地下鉄に乗って約30分。 到着した豊田市駅は、大変に混雑しておりました。 豊田スタジアムで、グランパス対ジュビロのサッカーがあるんだそうです。 そういえば、今日は名古屋ドームで、ドラゴンズ対タイガーズの野球もありました。 タイガーズの優勝は持ち越しになったようですが。 ウィーンの森 バーデン市立劇場 ヨハン・シュトラウス 喜歌劇《こうもり》 2003年9月13日(土)5:00PM 豊田市コンサートホール 指 揮:クリスティアン・ポーラック 演 出:ルチア・メシュヴィッツ アイゼンシュタイン:ミィヒァエル・ハイム ロザリンデ:ブリギッテ・イェーガー アデェーレ:イザベェラ・マァーツァッハ アルフレェッド:アウグストォ・カァルゥソオ ファルケ:カァイーウヴェ・ファアネェァルト オルロフスキー:アレクサンデェァル・クリゲェァル (例年通り、プログラムの記載に従う) 本場バーデンとしての特徴ある《こうもり》を期待したんですが、特にバーデンを意識した演出ではありませんでした。 こぢんまりとした舞台装置・オーケストラに、それなりのレベルの歌手を揃え、シュトラウスのメロディーは美しいし、ポイントでは笑わせて‥‥別に不満はないけれど‥‥、あまりにもオーストドックスな演出で、これならわざわざ見に来なくても良かったかな、という感想も持ったりして。 ひねくれ者ですね σ(^^; 。 167. Re: こうもり(バーデン市立劇場・豊田市) ぶりちょふ [URL] 2003/09/14 (日) 09:17 おおっ、観て来られましたか!相変わらず読みにくい人名表記ですねぇ。 これがまた字幕で出されるともっと辛い(^^;。 拙BBSに「バーデン一番乗り」として紹介させていただいております(^^)。 最近は豊田のホールができたので、名古屋でやっていた外タレさんのコンサートの何割かが豊田で開催されるようになったようですね。 今では名古屋市民会館でのコンサートはウィーン・フィルが来たときくらいでしょうか?(爆) 170. Re^2: こうもり(バーデン市立劇場・豊田市) お部屋番 2003/09/14 (日) 21:45 > 相変わらず読みにくい人名表記ですねぇ。これがまた字幕で出され > るともっと辛い(^^;。 まあ、アルファベットが無くなっただけ、改善されているのでしょうか (^_^;? > 最近は豊田のホールができたので、名古屋でやっていた外タレさん > のコンサートの何割かが豊田で開催されるようになったようですね。 このグループは、以前から名古屋には来ません。 東海地方では岐阜の長良川国際会議場と豊田市コンサートホールでしょうか。 《ベニスの一夜》は岐阜で見ました。 公演予定を見ると、地方都市は回るのに、東京や大阪の公演は無いんですよね。 171. ラ・ジョコンダ(首都オペラ・9/14) お部屋番 2003/09/15 (月) 01:19 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/review/giconda/gioconda.htm。 今回の写真は、DOCOMOの携帯P505iで撮ってみましたが、まあまあでしょうか。 劇中音楽「時の踊り」だけが有名なポンキエリのオペラ《ジョコンダ》は、なかなか上演の機会がありません。 今回「首都オペラ」の公演が神奈川県民ホールであり、横浜まで遠征してきました。 神奈川県民ホールにはベルリンドイツオペラの《ニーベルングの指環》第一チクルスを見に通ったことがあります。 もう何年前のことでしょうか‥‥。 《ラ・ジョコンダ》全4幕 2003年9月14日(日)14:00開演 神奈川県立神奈川県民ホール(大ホール) 総監督: 永田優美子 指 揮: 阪 哲朗 演 出: 高瀬 久男 ジョコンダ(ヴェネツィアの歌姫):山下裕紀子 エンツォ(ジェノヴァの貴族):土師 雅人 バルナバ(密偵):秋本 健 ラウラ(アルヴィーゼの妻):奥野真理子 アルヴィーゼ(司法長官):小田桐貴樹 ジョコンダはエンツォを愛しているが、エンツォはラウラを愛していて、ラウラはエンツォを愛していて、ジョコンダの母親(盲目)の命の恩人。 バルナバはジョコンダに横恋慕していて、アルヴィーゼは妻に服毒自殺を迫る。 ストーリーは複雑と言うより支離滅裂で、とても登場人物に感情移入できません。 ポンキエリの音楽は悪くないと思うのですが、これでは上演の機会が少ないのも、やむを得ないでしょうか。 阪さんの指揮は生き生きとした音楽を創り出して、良かったですね。 日本では若くて優秀なオペラ指揮者が続々と育っているようで、将来が楽しみなことです。 高瀬さんの演出は感心しませんでした。 全幕通して抽象的な舞台装置は同じ。 休憩時間にプログラムで知ったのですが、第一幕はヴェネツィア市街、第二幕はエンツォの船の上。 とてもそうは見えず、先週の堺シティオペラの行き届いた舞台とは差があるようです。 また、合唱団のぎこちない動きは、気の毒で見るに耐えない。 演出家は、特にアマチュアを相手にするときは、一人一人に細かい指導をしてあげるべきでしょう。 終演後、桜木町にある「にぎわい座」を見てきました。 172. ビル爆発・大曽根に行って来ました お部屋番 2003/09/16 (火) 21:44 8時半ころ、ビル爆発事件があった大曽根に行って来ました。 先ず驚いたのは、地下鉄砂田橋駅から、タクシーの長い行列が出来ていたこと。 タクシーの列はナゴヤドーム駅まで続いておりまして、ナゴヤドームで中日×巨人戦があったんですね。 すぐ近くで大きな爆発事件があっても、野球を見る人はいつも通りなんだと、不思議な感じがしました。 ナゴヤドーム駅の次が大曽根駅です。 第一生命ビルの回りには50人くらいの見物人がいて、テレビカメラが置かれていました。 ほかのビルには普段通りネオンが光っているのに、一つにビルだけが廃墟になっているというのはシュールな風景です。 1階のサンクスはもちろん閉店。 2階は医療コーナーになっていて、「皮膚科・形成外科」「神経内科・神経科」「歯科」の3つの医院があるようです。 明日からの診療はどうなるのでしょう? 173. 名古屋二期会《カルメン》(9/15) お部屋番 2003/09/17 (水) 18:21 名古屋二期会オペラ定期公演 ビゼー作曲 歌劇《カルメン》全四幕 2003年9月15日(月・休)2PM 愛知芸術劇場大ホール 指揮:大勝秀也 演出:松本重孝 演奏:名古屋二期会オペラ管弦楽団 カルメン:東川恭子 ドン・ホセ:小山陽二郎(客演) エスカミーリョ:石川保 ミカエラ:加川文子 松本さんの演出は、舞台の回りを闘牛場の座席が取り囲んでいるもの。 しかし第三幕は布をかけて山奥らしい雰囲気を出すなど、《ジョコンダ》(首都オペラ)のような手抜きはありません。 多くの群衆が泉が湧くように自然に舞台に出てくるのを見ていると、やはりベテランの技だと感心してしまいます。 面白かったのは第四幕。 舞台を囲む座席には観衆が座り、闘牛士が勝つと、沢山の薔薇が投げ込まれます。 本来は闘牛場の外で歌われるホセとカルメンの二重唱は闘牛場の中央で歌われます。 つまり、闘牛場の中央は場外、座席は闘牛場の中、という不思議な空間になっていました。 この部分の合唱は舞台裏で歌われることが多くて盛り上がりに欠けると感じることもあるんですが、この松本演出は一つの解決方法かと思いました。 指揮の大勝さんはヨーロッパのオペラハウスやオーケストラで活動している方だそうで、いいんじゃないでしょうか。 オーケストラは正体不明なんですが、県芸関係者のオーケストラでしょうか? 技術的レベルは高いと思いましたが、時々おかしいところもありました。 この一週間で堺、横浜と市民オペラを聴いてきましたが、名古屋が一番レベルが低いように聞こえました。 これは会場の大きさが関係しているかもしれません。 カルメン役は迫力不足で、《椿姫》のヴィオレッタみたい。 「ハバネラ」で半小節早く飛び出すハプニングがあって、一生に何度もない機会にこのようなケアレスミスをするとは、気の毒なことでした。 二幕と四幕の前に、東仲一矩(ひがしなかかずのり)さんのフラメンコが延々とあって、この人は達人かと思いました。 175. 神々の黄昏・東京シティ(1) お部屋番 2003/09/21 (日) 01:49 土曜日の2時開演とは、名古屋在住で午前中に仕事がある僕には酷な時間設定です。 しかし飯守さんの「ジークフリートの葬送行進曲」はどうしても聴き逃すわけにはいきません。 結局「第一幕はあきらめて第二幕からの入場」という辛い決断をしまして、チケットを購入いたしました。 さて、接近する台風情報を聞きながら名古屋駅に行ったところ、テレビの臨時ニュースで「首都圏で震度4の地震」なんて言っています。 思い返せば、昨年の《ジークフリート》では大雨のために帰りの新幹線が止まってしまい、西日本に多くの「さまよえるワグネリアン」が出現したのでした。 今年は地震のために新幹線が止まり、東京までたどり着けないかもしれません。 悲壮な思いで新幹線に乗り込みました。 結局は定刻通りの運行でしたけれどね (^_^)。 3時過ぎに東京文化会館に到着しまして、受付のお兄さんが「一時間モニターでお待ちいただくことになりますがよろしいでしょうか?」って、よろしいわけないだろ (^_^;。 東京シティ・フィル・オーケストラル・オペラ 「ニーベルングの指環」第3夜《神々の黄昏》 2003年9月20日(土)2PM 東京文化会館大ホール 指揮:飯守泰次郎 構成:高島 勲 ヴィジュアル・アドヴァイザー:ヘニング・フォン・ギールケ ジークフリート:成田勝美 ブリュンヒルデ:緑川まり ハーゲン:長谷川 顯(あきら) グンター:青戸 知(さとる) グートルーネ:田中三佐代 ヴァルトラウテ:岩森美里 アルベリヒ:島村武男 ノルンT:竹本節子 ノルンU:岩森美里 ノルンV:渡辺美佐子 ヴォークリンデ:羽根田宏子 ヴェルグンデ:田中三佐代 フロースヒルデ:手嶋眞佐子 176. 神々の黄昏・東京シティ(2) お部屋番 2003/09/21 (日) 01:50 オーケストラの後ろに小さい舞台があって、そこで歌い演じられるのは昨年と同じ。 しかし、昨年と違ったのは、歌手が楽譜を見ずに、自由に演技をしていたこと。 飯守さんの音楽のすばらしさは相変わらずで、歌手の方も大健闘。 ワーグナーの世界を満喫させていただきました。 飯守さんには、新国立劇場で、バイロイトで、リング・チクルスを振っていただきたいものです。 面白かったのは、プロンプターの仕事を見ることができたこと。 普段はプロンプターボックスの中にいて見ることができませんからね。 舞台を見て、字幕を見て、プロンプターを見て。飯守さんを見て、オケを見て、忙しい観劇でした。 昨年の醜悪な《パルジファル》で危惧されたギールケ・高島コンビの演出も、嬉しいことに自然なもので、特に「葬送行進曲」のあとでジークフリートの死体が出てきた場面は冴えていると思いました。 しかしながら、ラストシーンのことは書いておかなければなりません。 プログラムに高島さんがフィナーレのことを書いておられるのを読んで、いやな予感はしたんですよ。 高島さんのアイディアはおかしいことが多いから。 最初は「ワルハラの炎上に原爆の映像でも出すのか?」と身構えていたんですが、ラインの乙女たちも去り、舞台に静寂が訪れようとしたその時、ジークフリートとリュンヒルデがせり上がってきたんですね。抱き合って (@o@) 。 これは無限の可能性があるフィナーレを矮小化してしまった、納得できない演出でした。 これほどすばらしい公演の最後に、なぜこんな思いをさせられなくてはならないのでしょう? トラウマになりそう。 長野オリンピックの伊藤みどりのように。 終演は7時半過ぎ。 これなら3時開演でもよかったじゃないか。 こんな素晴らしい演奏は、最初から聴きたかった、 などと、まだウジウジと‥‥ (^_^;。 カーテンコールで、緑川さんがプロンプターに握手を求めたのはよかったですね。 彼は頑張ったのに、飯守さんに忘れられていましたからね。 帰りの新幹線も台風の影響なし。 電光掲示板には、小泉さんが自民党総裁に再選されたニュースが流れていました。 177. 売られた花嫁(10/2) お部屋番 2003/10/03 (金) 22:11 第21回名古屋クラシックフェスティヴァル ボヘミア・オペラ チェコ国立プルゼーニュ歌劇場 スメタナ作曲《売られた花嫁》全3幕 2003年10月2日(木)6:30PM 愛知県芸術劇場大ホール 指揮:パヴェル・シュナイドル 演出:プログラムを買ってないので‥‥ (^_^ゞ マジェンカ:イヴァナ・シャコヴァー イェニーク:アレン・ブリスツエイン (マジェンカの恋人) 大地主ミーハ:トマーシ・インドラ ヴァシェク:ズビニェック・ブラベッツ (ミーハの馬鹿息子) マジェンカはイェニークと愛し合っているが、両親は大金持ちのミーハの馬鹿息子ヴァシェクと娘を結婚させようとしている。 とうとうイェニークはジェンカを売り飛ばしてしまう。 「ミーハの息子以外とは結婚しない」という条件付きで。 《売られた花嫁》が上演される機会は少なく、僕にとって2回目の観劇になります。 プルゼーニュはピルゼンで、ビールが有名。 地方オペラということで、それほど期待もしていなかったんですが、舞台装置は学芸会レベル。演出もあるのやらないのやら。 僕は5000円の席(5階の最後列)だからいいんですが、1万5千円のS席ならいやだな (^_^;。 スメタナの音楽は魅力的ですが、ストーリーはあまり愉快なものではありませんでした。 人をだましたり、どもりの人を馬鹿にするのはね‥‥時代の違いでしょうか? 178. 半田・彼岸花の散歩道(10/3) お部屋番 2003/10/04 (土) 23:47 http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/higanbana/handa.htm 半田の矢勝川(やかちがわ)は彼岸花がきれいなんだそうで、写真部員として芸術写真を撮るために駆け足で行って来ました。 午前中の仕事を済ませて、12:42の内海行き名鉄特急に乗り、13:09に知多半田着。 近いものです。 駅からタクシーで新美南吉の生家まで約1500円。 新美南吉については後で触れますが、生家のそばから新美南吉記念館までの約2キロの矢勝川堤防が「彼岸花の散歩道」で、およそ100万本の彼岸花が植えられています。 途中に橋がありまして、徳川家康が桶狭間の合戦の前に、生き別れとなり阿久比に住んでいた母「お大の方」に会うために渡ったという由緒ある橋だそうです。 赤い彼岸花の中に白い彼岸花が植えられた場所があって、これが「ごん狐」の形になっているそうです。 あまりそうは見えませんでしたが (^_^;。 彼岸花は少し盛りを過ぎていたようですが、それでもこれだけ並ぶと壮観です。 この彼岸花は平成2年から植えられているそうです。 新美南吉資料館のそばには彼岸花案内所が出ておりまして、この案内所から見る黄色い稲と紫のコスモス、そして赤い彼岸花のコントラストが見事です。 新美南吉は大正2年に生まれました。 19歳で東京外国語学校に入学し、「ごん狐」を発表しました。 大学卒業後、喀血のために故郷に戻り、安城高等女学校の教師をしながら作品を発表しましたが、喉頭結核のため、29歳で死亡しました。 新美南吉記念館は変わった設計で、地下にあります。 僕は南吉もごん狐もよく知らなかったんですが、「いしゃはもうだめといいましたが、もういっぺん よくなりたいと思います」と書かれた手紙には心を打たれました。 179. Elisabeth 牧野宣彦 [URL] 2003/10/05 (日) 18:32 以前連絡しエリザベートのことを質問した牧野です。 今回の旅行では色々おせわになりました。 厚く御礼申し上げます。具体的に詳しく3度書きましたがメッセージが送られず失礼しましたが、コレは5度目です。 どうかあなた様の連絡先を私のE-mailアドレスに送って下さい。 261-0001 千葉市美浜区幸町1−8−2−1510 Tel/fax:043 246 1571 Tel/fax:0432461571 E-mail:joschuajp@ybb.ne.jp 牧野宣彦 182. Re: 売られた花嫁(10/2) 真雪 2003/10/07 (火) 20:04 私も5階席でみました。初めてみる舞台なので結構楽しめました。 空耳アワー的には結婚仲介人の歌に「明るく明るくまいろうか」と聞こえる部分があるような...。 確かに主人公カップルは根性悪いですねえ(^^;) 1930-40年代のアメリカのミュージカル映画の主人公が結構ヒトを騙したり出し抜いたりしますが、西欧ではそういう賢さを好む傾向があるのかも、と友人と話し合った事があります。 マザコンで吃音の ヴァシェクは無邪気でいい人なのに、笑いモノにされるだけなんて気の毒としかいいようがありません。 世界最古のバレエ「リーズの結婚」の馬鹿息子アランがヴァシェクとほとんど同じキャラなんですが、今一番有名な演出だと彼は傘フェチというオマケがついており、リーズに振られても、婚礼の宴の後に自分の無くした傘を見つけて幸せそうに踊る、というのがラストシーンでした。いわゆる欠点を個性とするこの位のヒネリがないと観客は気分良く劇場を後にできませんよね(^^;)。 183. Re^2: 売られた花嫁(10/2) お部屋番 2003/10/07 (火) 22:08 名曲解説全集によれば、スメタナは「『売られた花嫁』はおもちゃみたいなもので、これを作曲したのはただの遊びにすぎなかった」と語ったそうで、彼としてもこれを代表作とされるのは、内心忸怩たるものがあったのかもしれません。 でも、音楽は魅力的でしたね。 ヴァシェク役の人が格好良かったので、あまり馬鹿息子には見えませんでしたね。 キャスティングのミスでしょうか。 184. 関西二期会《ばらの騎士》・尼崎(1) お部屋番 2003/10/08 (水) 00:42 ギュンター・クレーマーの演出は一度見たことがあります。 それはボン歌劇場で見た《パルジファル》で、これは我が生涯最悪の観劇体験の一つでした。 詳細はHPで。http://homepage2.nifty.com/mnakash/1997dokuon/08parsifal.htm で、「もう二度と見ないぞ!」と心に誓って、《ばらの騎士》も東京公演は行かなかったんですが、大阪だと敷居が低くなって、つい行ってしまうのね (^_^ゞ。 まずは尼崎市内観光。 http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/amagasaki/amagasaki1.htm JR尼崎駅前には、台風による水害のポールが立っていて、昭和9年の室戸台風では、水位が5.1メートル、昭和25年のジェーン台風では4.3メートルにもなったそうです。 JR尼崎駅から、近松記念館と近松門左衛門の墓へ。 近松記念館の正面は閉まっておりまして、裏に回って、管理人室には誰もいません。 勝手に中に入って、展示室の電気をつけて見ていたら、「誰かいるの?」とおばさんが現れました。 門左衛門が使った机が面白かったですね。 近松記念館の裏の広済寺に門左衛門の墓がありました。 門左衛門は日昌上人と親しかったそうで、本堂裏に「近松部屋」という仕事部屋があったそうです。 墓石の上にはモチの木が枝葉を広げていました。 門左衛門の墓は大阪(法妙寺)にもあるそうです。 バスでJR尼崎駅から阪神尼崎駅に移動します。 途中でアルカイックホールを通りました。 駅前商店街はタイガーズ一色です。 ちなみに、中日監督時代の星野監督の家は、我が家の近くでした。 次の目的地は、阪神尼崎駅の近くにある寺町。 法園寺に佐々成政の墓があるんです。 ミュージカル俳優・山口祐一郎のファンである僕としては、『利家とまつ』で彼が演じた佐々成政のお墓は見ておきたいところでした。 しかし、法園寺の門扉はしっかりと閉じられていて、中を覗くこともできませんでした。 がっかりしながら、オペラに向かいます。 186. 関西二期会《ばらの騎士》・尼崎(2) お部屋番 2003/10/08 (水) 00:46 関西二期会創立40周年記念第59回オペラ公演 R・シュトラウス《ばらの騎士》ケルン市立歌劇場との共同制作 2003年10月5日(日) 14:00開演 尼崎アルカイックホール 指揮:大勝秀也 演出:ギュンター・クレーマー 管弦楽:大阪センチュリー交響楽団 合唱:関西二期会合唱団 元帥夫人:尾崎 比佐子 オックス男爵:妻屋 秀和 オクタヴィアン:福原 寿美枝 ゾフィー:日紫喜 恵美 ファーニナル:山中 雅博 指揮の大勝さんは名古屋二期会《カルメン》でも聴きましたが、ドイツで活躍中の方だそうです。 今まで存じ上げませんでしたが、世界で活躍しておられる日本人指揮者は多いんですね。 しかし、僕には名フィル《ばらの騎士》の沼尻さんの方が、エキサイティングでした。 東京公演を見られた方も、「東京の指揮者より沼尻さんの方が良かった」と言っておられました。 歌手は皆様ご立派でした。 堺シティオペラやカッレジ・オペラハウスなど、大阪オペラのレベルは高いです。 ギュンター・クレーマーの演出は予想通りの代物でした。 第三幕の前に「もう一幕の辛抱か」なんて‥‥、我慢してオペラを見てどうなるんでしょうかね (^_^;。 187. カウンターが6000番に お部屋番 2003/10/08 (水) 16:41 カウンターが6000番になりました。 平成14年(2002年)年末にHP作成。 1月14日に 掲示板セット。 3月13日に Yahoo! に登録。 この時点で、カウンターは575番。 3月27日に 1000番。 4月23日に 1500番。 6月 2日に 2200番。 7月 4日に 3000番。 7月31日に 4000番。 8月31日に 5000番。 10月 8日に 6000番。 188. 《RENT》の部屋作りました お部屋番 2003/10/09 (木) 00:56 来年の2月12日から18日まで、《RENT》の来日公演があるとのDMが送られてきました。 僕はプッチーニの《ラ・ボエーム》をニューヨークに置き換えたこのミュージカルが大好きですので、取り急ぎお部屋を立ち上げました。 文章はニフティサーブの FMUSICAL に書いたもので、画像は徐々に追加していきたいと思います。 http://homepage2.nifty.com/mnakash/2000rent/mokuji.htm 190. 八ヶ岳と南木佳士の旅(1) お部屋番 2003/10/17 (金) 22:08 僕は南木佳士の作品が好きで、作品の舞台を訪ねてみたいと思っていました。 芥川賞を取った「ダイヤモンドダスト」や、映画化された「阿弥陀堂だより」は作為が目に付いて好みではないんですが、「医学生」や「冬物語」なんかは好きですね。 作品の舞台といえば、まずは彼が勤務している佐久総合病院。 この病院から千曲川、八ヶ岳、浅間山を見てみたい。 そして、彼が生まれ育った嬬恋村。 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/saku/01suwa.htm 10月11日(土)の12時過ぎに名古屋を出発。 駒ヶ岳SAでは、名物の「ソースかつ丼」を食べました。 諏訪湖SAでは曇り空ながら蓼科山〜美ヶ原、そして八ヶ岳がはっきり見え、期待が膨らみます。 ここでは「ソースろーめん」なるものを食べました。 焼きそばのバリエーションでしょうか。 しかしながら八ヶ岳に雲がかかって参りまして、写真撮影は諦め、「八ヶ岳倶楽部」に寄りました。 ここは俳優の柳生博さんのお店で、ガーデニングが有名らい。 柳生さん御本人のお姿も拝見しました。 ここではフルーツティーのセットをいただきました。 本日の宿泊は、清里の「ホテル・ハット・ウォールデン」。 山小屋風のホテルですが、フランス料理が評判とのこと。 メインは「甲州地鳥のロースト」でした。 191. 八ヶ岳と南木佳士の旅(2) お部屋番 2003/10/17 (金) 23:07 ◇松原湖と佐久総合病院(10/12) 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/saku/02saku.htm 「南木佳士の旅」の最初は、彼がワカサギ釣りをするという松原湖。 国道から少し入った、静かな湖でした。 彼は氷が割れて、溺れそうになったことがあるらしい。 そして、臼田にある佐久総合病院。 この病院は「農村医学のメッカ」として有名です。 南木佳士はこの病院で、人間ドックの担当医をしています。 駐車場の出口で、前の車のおばさんがアクセルとブレーキを踏み間違えて、ポールを壊して突進。 幸いケガ人もなく、建物の手前で車も止まりましたが、あんまりビックリしたので、折れたポールの写真を撮っておきました。 病院の裏に千曲川が流れています。 多くの肺ガン患者を看取りすぎてパニック障害となった南木佳士は、リハビリとして体を動かすため、千曲川でアユ釣りをしているそうです。 浅間山は雲で隠れ、ふもとしか見えませんでしたが、それでも「川の下流方向には圧倒的な迫力で浅間山の巨大な山体が闇の中に佇んでいた」という文章を実感することが出来ました。 八ヶ岳はよく見えませんでしたが、帰りに「コスモタワー」なる展望台で確認いたしました。 佐久総合病院はこのくらいにして、南木佳士が生まれ育った群馬県の嬬恋に向かいます。 途中の中軽井沢は、旧中山道の追分宿です。 193. 八ヶ岳と南木佳士の旅(3) お部屋番 2003/10/18 (土) 20:50 ◇中軽井沢・追分宿 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/saku/03oiwake.htm 国道18号は軽井沢方面に向かう車で大渋滞でした。 南木佳士が生まれ育った群馬県の嬬恋村へは、中軽井沢から北上します。 中軽井沢は旧中山道の追分宿なので、ちょっと散策をしてみました。 追分宿の小諸側には「分去れ(わかされ)の碑」があり、中山道と北国街道の分岐点となっています。 追分には多くの作家・文学者が暮らしましたが、中でも有名なのは堀辰雄でしょう。 彼が住み、そして49歳で肺結核のために死亡した家が「堀辰雄文学記念館」として残されています。 堀辰雄には「風立ちぬ」など、軽井沢を舞台とした多くの作品があります。 記念館には堀辰雄が「分去れの碑」の前で撮った写真もありました。 196. 八ヶ岳と南木佳士の旅(4) お部屋番 2003/10/18 (土) 21:22 ◇嬬恋村三原 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/saku/04mihara.htm 嬬恋へは中軽井沢から北上し「浅間・白根火山ルート」を通ります。 この道も南木佳士の作品に何度も書かれています。 「窓の左側に、のしかかってくる迫力で火口がそびえ、わずかな白煙が雪を舞い上げる鋭い稜線にからんでいる」と書かれた火口を通り、鬼押出し園を通り、やがて嬬恋村に到着しました。 南木佳士は昭和26年に嬬恋村三原で生まれ、3歳で結核のために母親を失いました。 父親の仕事の都合で、祖母と姉と3人で暮らし、中学2年生の時に父親に付いて上京。 国立高校から、一浪して秋田大学医学部に入学。 昭和52年卒業後は、佐久総合病院内科に勤務。 平成元年に「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞を受賞。 「川に沿って貧相な家の立ち並ぶ百戸あまりの集落。垂直な崖と、急な斜面に挟まれた谷間に形成された、いかにも貧しげな故郷」と書かれた嬬恋村三原。 インターネットで調べたところ、嬬恋会館の図書室に「南木佳士コーナー」がある、と書かれていたので、嬬恋会館を訪ねて行ったのですが、休日で閉館していたのは返す返すも無念でした。 高台からは浅間山を望むことが出来ました。 ◇再び臼田、そして八千穂高原 さて、本日は蓼科泊まりで、帰り道は遠い。 佐久総合病院のある臼田には、コスモタワーなるロケット型の展望台があり、登ってみました。 ここからは佐久総合病院・千曲川の後ろにそびえる浅間山、そして90度左の方角には八ヶ岳が見えましたが、いずれも雲がかかっていたのは残念でした。 蓼科まで近道をしようと八千穂高原を通る「メルヘン街道」を選んだのですが、これが大失敗。 最高地点の麦草峠なんか2127メートル。 伊吹山(1377メートル)なんかより、ずっとずっと高いんです。 だんだん暗くなって、濃い霧が出てきて、生きた心地もしませんでした。 蓼科に入ってからも道が分からず、ホテルに電話してナビゲーションを受けながら、命からがら「東急ハーベストクラブ蓼科」にたどり着きました。 197. 浅茅が宿(名古屋能楽堂) 10/18 お部屋番 2003/10/18 (土) 23:13 名古屋城に近い名古屋能楽堂。 能は見たことがないんですが、一年に一度くらい、オペラ公演があります。 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/review/asaji/asaji.htm 名古屋オペラ協会《浅茅が宿》 2003年10月18日3PM 名古屋市能楽堂 台本・作曲:増本伎共子 指揮:牧村邦彦 演 出:佐藤友彦 宮木:千田恭子 勝四郎:小原恒久 上田秋成の「雨月物語」が原作。 室町の頃、下総の国葛飾郡真間に住んでいた勝四郎は、一旗あげようと、元遊女だった妻・宮木を残して都に出るが、関東一円は鎌倉公方・足利成氏と関東管領・上杉憲忠との戦いで荒れ果てて‥‥。 語りの部分が多く、音楽が(というかメロディーが)少ない。 またストーリーが暗くて、出てくる人がみんな気の毒。 いたたまれずに、途中退場しました。 198. 夕陽の定点観測 お部屋番 2003/10/19 (日) 21:59 我が家は名古屋の高台にあります。 JRタワーズに夕陽が落ちる9月下旬から10月上旬にかけて、屋上から定点観測をしてみました。 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/yuuhi/yuuhi.htm ◇9月28日(日) 夕陽はJRタワーズの右側に落ちます。 ◇10月4日(土) この日あたりに、夕陽がJRタワーズのちょうど後ろに落ちたのでしょうか? ちょっと芸術写真でしょう? ◇10月6日(月) 夕陽はもうJRタワーズの左側に落ちています。 199. 「吉兆」に行って来ました お部屋番 2003/10/20 (月) 21:13 10月19日(日) 高級料亭としてその名も高い京都嵐山の「吉兆」に行って来ました。 一生ご縁がないと思っていたのですが、せっかくの機会なのですべての料理を撮影してきました。 画像は http://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/kicchou/kicchou.htm 200. 八ヶ岳と南木佳士の旅(5) お部屋番 2003/10/20 (月) 23:44 ◇八ヶ岳を巡って(1)10月13日(月・祝) 画像はhttp://homepage2.nifty.com/mnakash/sonota/monooki/saku/05bessou1.htm 7時に目覚めると、窓の外には快晴の八ヶ岳が見えます。 前日に確認した天気予報では降水確率80%とのことで、山はすっかり諦めておりましたので、これは嬉しい驚きでした。 ホテルの裏山にある展望台に登り、バシバシ写真を撮ります。 右手には甲斐駒ヶ岳も見えていました。 八ヶ岳が見えているうちに出来るだけ多くの写真を撮らなくてはなりません。 食事もそこそこに、ホテルを出発します。 まずは蓼科湖。 道路に面していましたが、小さく静かな湖で気に入りました。 本日の目的地は野辺山にあるK先生の別荘。 時間が経つにつれ、空模様はだんだん怪しくなります。 道は八ヶ岳の裾野を巡り、原村、小淵沢を通り、清里高原道路に入りました。 入り口の八ヶ岳高原大橋は有名な撮影ポイントですが、もはや八ヶ岳は雲の中。 反対方向には富士山が見えるはずですが、いくら探してもその姿は見えません。 |