音楽史跡とオペラの旅 掲示板 301−350

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301. 笛田博昭さん お部屋番・いんぜる  2004/02/19 (木) 23:16

 昨年12月の名古屋芸術大学《トゥーランドット》で、あまりの立派な声に仰天したテノールの笛田博昭さんが出演されるコンサートに行って来ました。

     2004年2月18日(水)PM6:30開演
      ザ・コンサートホール伏見(電気文化会館)
       主催:コンサートグループ “GALA”

 これは重唱ばかりという、珍しい趣向のコンサートでした。
 このホールは壁が大理石で、反響が非常に多い。
 だから誰の声でも立派に聞こえてしまうんですが、やはり笛田さんはすばらしい。
 専門家の知人も「これだけの声は滅多にない」と言っていましたので、僕だけの感想ではないようです。
 「ソプラノはアンナ・クオ、テノールは笛田博昭」と言っておきましょう (^_^)。

 次回は6月5日(土)13:00に「しらかわホール」で、池山奈都子さん演出のコンサートに出演されるようです。
 池山さんは僕のお気に入りだから、それも楽しみです。

 コンサート全体の感想を言っておけば、前を向いて突っ立って歌っているのは面白くない。
 笛田さんは相手を見つめたり、肩を抱いたり、ちゃんと演技が付いているところも良かったですね。

 僕の席は例によって一番後ろでオペラグラスも持っていなかったんですが、《マノン・レスコー》の相手役の大須賀園枝さんは、なかなか可愛い人のようで、ファンになろうかな (^_^;。


302. Re^2:斧による斬首 Nutria [URL]  2004/02/20 (金) 19:33

> ドラローシュの「ジェイン・グレイの処刑」(1834年)

 おおっ、それはイギリスでの「斧による斬首刑」の抜群の例ですね。

 ジェイン・グレイはヘンリー8世の妹の孫娘ですが、ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンはロンドン塔の同じ場所で剣で斬首されたそうです。

> 首切り浅衛門のように日本刀でスッパリというのは
> 欧米の方々にはイメージとしてつかみにくいのかも
> しれませんね。

 「ミカド」初演でココが日本刀を持っていたのは意外な感じです…。


303. ミュージカル《ビッグ》 お部屋番・いんぜる  2004/02/21 (土) 00:36

 名古屋市文化振興事業団、本年の公演はミュージカル《ビッグ》です。
 本日から22日まで5回の公演が予定されていますが、明日は大阪で《RENT》、明後日は東京で《エジプトのヘレナ》を見る予定。
 やむを得ず、仕事終了後の途中入場です。
 例年のように空席が多いだろうと気楽な気持ちで行ったのですが、ウィークデイなのにほぼ満席で驚きました。

        名古屋市文化振興事業団《ビッグ》
        2004年2月20日(金)6:30PM
        ナディアパーク・アートピアホール

  指揮:西野 淳  演出:水野誠子  振付:三代真史

        ジョシュ・バスキン:西野 誠
       スーザンローレンス:小野愛加
       ジョージ・マクミラン:間瀬礼章

 《ビッグ》はトム・ハンクス主演の同名ヒット映画を下敷きにしたミュージカルで、1996年にブロードウェイで上演され、唐沢寿明の主演などで東京公演が行われました。

 ゾルターマシーンに願いをかけた13歳のジョシュは、願いどおり身体が大きくなった。
 彼はおもちゃ会社のマクミラン社長と意気投合し、彼の会社で製品開発を担当することになり、マーケティング部部長のスーザンと恋に落ちるが‥‥。

 感想としては、どうしてもストーリーに無理がありますね。
 当然でしょうか (^_^;。
 本日が初日なので、まだ芝居に慣れていない人もいるようで、時々すきま風を感じました。
 セリフも聞き取りにくかったですね。
 マクミラン社長役の間瀬礼章さんはスーパー一座の人気者で、いつもの通りの間瀬さんでしたが、社長役には若すぎるでしょう。

 驚いたのは子供達の踊りが上手なこと。
 三代真史ジャズ舞踊団のメンバーらしいんですが、難しいステップを軽々とこなしていました。
 プログラムによれば、三代真史(みしろ まさし)さんはアイディアが泉のように湧いてきたそうで、狭い大須演芸場では見ることが出来ない振り付けを見せてくれました。
 それから、子供時代のジョシュ役の山崎友碩くんは素晴らしいボーイソプラノを聴かせてくれました。

 見ているときは不満も感じたんですが、終わってみれば「よく頑張ったね」と、仲間意識もわいてきて、カーテンコールでは精一杯の拍手をしておきました。


304. Re: ミュージカル《ビッグ》 真雪 [URL]  2004/02/22 (日) 20:12

 21日夜の部「ビッグ」みてきました。
 トニー賞授賞式の番組で鍵盤の上を跳ねるナンバーを見ただけで、他は初めてみたのですが、楽しめました。でも歌詞や台詞が聞き取りにくいのは劇場の音響のせい?
 いや、私の耳が遠くなったせいかも(^^;)。
 最近平均聴力ど〜んと落ちたから。
 あと豊田左吉の紡績機の話とかも地元としては笑えるのにちょっとはずしちゃったですね。
 やはりもう少し音量とか調整したほうがよかったのでしょうか。

 子供も沢山来ていましたが、これ結構きわどい話のような...。
 いきなりオトナの男女関係を期待するキャリアガールと13才の子供のギャップが笑いのもとなんですから。
 とはいえ近くの席の子達、たいそう喜んでました。
 名古屋市文化振興事業団の公演、初めて行きましたが素敵な試みですね。

 リンクさせていただきました。ありがとうございます。


305. Re^2: ミュージカル《ビッグ》 お部屋番・いんぜる  2004/02/22 (日) 21:28

> リンクさせていただきました。ありがとうございます。

 ありがとうございます <(_._)>。

 日本最速を目指し、今年も頑張ります (^_^)。


306. 11000番 お部屋番・いんぜる  2004/02/22 (日) 23:31

 カウンターが11000番になりました。


307. HPの引っ越し(2/22) お部屋番・いんぜる  2004/02/22 (日) 23:38

 カウンターが11000番になったこの機会に、HPの引っ越しをさせていただきます。
 新しいURLは http://www.nakash.jp/opera/  です。

 家のものにも「このHPは音楽紀行をする方のお役に立つページだから、僕にもしものことがあってもレンタルサーバーの料金は払い続けるように」と言っておきました (^_^;。


308. 二期会《エジプトのヘレナ》(2/22) お部屋番・いんぜる  2004/02/24 (火) 00:22


    R.シュトラウス《エジプトのヘレナ》(日本初演)
  04年2月22日(日)2PM 東京文化会館大ホール
      指揮:若杉 弘  演出:鈴木 敬介
     管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
      合唱:二期会合唱団

    へレナ:横山 恵子   メネラス:福井 敬
   アイトラ:佐竹 由美
  アルタイル:小川 裕二   ダ=ウド:望月 哲也

 トロイアを滅ぼし、パリスを殺し、妻ヘレナを取り戻したメネラス(アガメムノンの弟)だが、彼は自分を裏切った妻を許すことが出来ない。
 彼らを乗せた船は暴風のため難破し、上陸したエジプトでいろいろあって、彼らは壊れた夫婦関係を修復する。

 これは台本の出来が悪い作品で、薬を飲んだとか飲まなかったとか、何が起こっているのか、理解できない部分が多くて、途中でストーリーを追うのを諦めました。
 これは整理が出来ていない(と思われた)演出にも問題があるのだろうと思います。
 シュトラウスの音楽は《ばらの騎士》 に似た、繊細で豊潤な音楽ですが、ストーリーが理解できない僕にとっては「無意味に美しい」といった印象でした。

 キャストでは何と言っても横山恵子さんが素晴らしかった。
 彼女が歌い始めたときに、突然、舞台が輝き始めました。
 福井さんの声はお疲れのようで、また何をしているのか分からない役柄もあって、お気の毒でした。

 珍しいオペラの日本初演に精力的に取り組んでおられる若杉弘さんには敬服します。
 おかげさまで、なぜこのオペラが上演されないのかが分かりました (^_^ゞ。


309. Re: HPの引っ越し(2/22) 真雪 [URL]  2004/02/24 (火) 23:20

> 僕にもしものことがあっても

 あらら、このHPが「音楽史跡」そのものになってしまうではありませんか(@@) 。
 お体いとうて下さい。


310. 放浪記(3/3・中日劇場) お部屋番・いんぜる  2004/03/05 (金) 00:48

◇放浪記(3/3 中日劇場)

 オペラからウィングを広げてみようかと、《放浪記》に行ってきました。
 ちょうどこの日の昼が1700回記念公演だったようで、夜の部(4:30)のロビーには赤坂晃さんの姿が見えました。

 あっという間に3時間半が過ぎてしまい、まあ一度は見ておいていい舞台ですね。
 森光子さんは出突っ張りの大活躍なんですが、ぼくが気に入ったのは菊田一夫役の小鹿番さん。
 芙美子の母(大塚道子)とのやりとりなんか、笑えて笑えて。
 先日の《ビッグ》と較べ、舞台人の持つ力の差といったものに恐れ入りました。


311. RE: 「放浪記」 真雪 [URL]  2004/03/07 (日) 21:53

 小鹿さんといえば...学生時代にみた「マイ・フェア・レディ」のイライザの父親、「ラ・マンチャの男」のサンチョ役が印象に残っていますが、まだお元気で出演していらっしゃるのですね。
 数年前に何かのCMで若い人の前を軽やかなステップで横切っていく上司とかも演じておられたような記憶があります。
 中日劇場は御園座と違って今でも休憩時間は客席で飲食可というのがいいですね。
 去年は「細雪」「八犬伝」とか見に行きましたが、しっかり食べてハレの気分を満喫いたしました。


312. Re: RE: 「放浪記」 お部屋番・いんぜる  2004/03/08 (月) 00:55

》「ラ・マンチャの男」のサンチョ役

 これは名鉄劇場で見ているはずだけれど、記憶になし。
 もともと、このミュージカルは好きではありませんからね。

》まだお元気で出演していらっしゃるのですね。

 この菊田一夫という役がよく書けているんですよ。
 菊田一夫脚本だから、自分の思いのたけを舞台上の菊田一夫に言わせているのね。

 今日はWOWOWで録画した「ロード・オブ・ザ・リング」第二作目を見て、御園座の《地雷也》の予約。
 《ミス・サイゴン》(帝劇)をいつ見に行くか考慮中。
 歌舞伎座の四月《白浪五人男》も見てみたいし‥‥

》中日劇場は御園座と違って今でも休憩時間は客席で飲食可とい
》うのがいいですね。

 昔、大阪の劇場飛天に《レ・ミゼラブル》を見に行ったときに、客席で折り詰め弁当を食べている人が多いのに仰天しました。
 《屋根の上のバイオリン弾き》でも、客席で飲食できるのでしょうか?


313. 諏訪湖・御神渡り紀行(2/14〜15) お部屋番・いんぜる  2004/03/08 (月) 21:21

 やっと「諏訪湖・御神渡り紀行」を書き上げました。
 これで「ブダペスト・ウィーン紀行」に集中できる‥‥はずなんですが、20・21日は「県庁めぐり・和歌山/華岡青洲の旅」に出かけます。

 そうすると、またレポートが‥‥ (^_^ゞ。

 それに、「ブダペスト・ウィーン紀行」は資料が多くて(とくにウィーン)、ちょっと持てあましています。


314. Re^2: RE: 「放浪記」 真雪 [URL]  2004/03/08 (月) 23:40

 小鹿さんが名鉄ホールでサンチョを演じたのは私が高校生の頃でした(^^;)。
 90年代でしたら佐藤輝さんに交代された後と思います。
 この作品は映画版の方が好きですね。

 「ミス・サイゴン」はロンドンでみましたがそれほど印象に残っていません。
 でも今度はエンジニアを橋本さとしさんが演じるので見にいこうかな、と思っています。
 歌も踊りも実は今ひとつですが、関西の小劇団にいた頃応援していたので、気分はもはや姉か母です(^^;)。

>>《屋根の上のバイオリン弾き》でも、客席で飲食できるのでしょうか?

 「ジキル&ハイド」や「42ndストリート」の時でもしっかり頂きましたよ。
 市村さんが「食べちゃダメ〜!」とおっしゃったらどうなるかわかりませんが。


317. ミス・サイゴン あれこれ お部屋番・いんぜる  2004/03/09 (火) 01:07

》「ミス・サイゴン」はロンドンでみましたがそれほど印象に残っていません。

 僕はロンドンとニューヨークで見ているけれど、確かにロンドンは全然だめ。
 ニューヨークの方が、はるかに素晴らしかった。
 「ベトナム戦争を戦ったアメリカ、そしてエンジニアが行くことが出来なかったNYで自分がこのミュージカルを見ている」という生々しさに、しびれあがりました。
 ちなみに、ロンドンの《オペラ座の怪人》もダメですね。
 《レ・ミゼラブル》はとても良かったですね。
 この辺のレポートもHPでしなくてはと思っているんですがね。

 で、日本の《ミス・サイゴン》は好きで好きで (^_^ゞ、東京まで何度も通いました。
 とうとう、最初に舞台奥にキムの姿が見えただけで泣けるようになりました。
 パヴロフの犬みたいなものでしょうか (^_^;。
 日本のCDはライブだから、キムの銃声がしてから泣き声が聞こえるまで、舞台で起きていることを思い出すと、トゥイが可哀想で、また泣けて‥‥ (^_^;。

 松たか子さんには期待しています。


318. 名芸大《こうもり》 3/10 お部屋番・いんぜる  2004/03/11 (木) 22:31

 今年の正月はウィーンで迎え、1月1日にウィーン・フォルクスオパー、2日にウィーン国立歌劇場で《こうもり》を見ました。
 今年3回目の《こうもり》は、名古屋芸術大学の学生公演です。

     2004年3月10日(水)6:00PM
    名古屋芸術大学第26回オペラ公演《こうもり》
 指揮:古谷誠一  演出:小田靖幸  演技指導:天野鎮雄
     名古屋市民会館中ホール  入場料:1000円

 毎回高いレベルのオペラを聴かせてくれる名古屋芸術大学のオペラ公演は楽しみにしているんですが、今回もなかなかの舞台を見せてくれました。
 何より驚いたのは、ちゃんとオペレッタになっていること。
 オペラよりセリフが多いオペレッタは、なかなかアマチュアには難しいだろうと危惧していたんですが、各幕キャストが入れ替わっても、玄人はだしの演技なんですよ。

 あんまり感心したので、休憩時間のロビーで、演技指導の天野鎮雄さんに思い切ってインタビューを敢行しました。
 天野さんは「天ちん(あまちん)」の名で呼ばれる、名古屋の人気俳優。
 奥様は「名古屋嫁取り物語」で植木等の相手役をする山田昌さんです。

僕:学生の演技がちゃんとオペレッタになっているのには驚きました。
  よほど厳しい演技指導をされたのですか?
天:最初は演出を頼まれたけれど、僕はあくまで俳優。
  演出の小田君を推薦して、彼が徹底的に鍛えたんです。
僕:小田さんの名前は初めて聞きましたが、どういう方ですか?
天:今までは演出助手をしていた名古屋の若手で、才能のある人です。

 指揮の古谷さんはいつもながらの素晴らしい指揮で学生オケを引っ張ります。
 音楽の芯が通っていれば、リズムが乱れたって音がひっくり返ったって、そんなことはどうでもいいんです。

 第3幕のフロッシュは名古屋弁丸だしで、「刑務所の中で歌ったらあかんて言っとるだろに」「酔っぱらってまったがや」なんてね。
 そのたびに会場が笑う笑う (^_^)。
 ウィーンの劇場で観客が笑うのもこういうことだったのか、と改めて思い至りました。


319. 「きまぐれ日本紀行」を分離 お部屋番・いんぜる  2004/03/11 (木) 22:38

 サイトが大きくなりすぎて、ファイル操作に時間がかかるようになってきましたので、「きまぐれ日本紀行」を別のサイトに移してみました。

 ちゃんとリンクしたつもりですが、うまくいっていないところがあれば教えてください <(_._)>。


320. ユーリン・タウン(3/14) お部屋番・いんぜる  2004/03/15 (月) 00:00

◇ユーリン・タウン(3/14)

 今日は大阪までミュージカル《ユーリン・タウン》を見に行ってきました。

      シアタードラマシティ 0:00PM開演

 20年間にも及ぶ干ばつの被害により、全ての公衆トイレは有料化された。
 順番がくるのを我慢しきれなくて、こっそりどこかで用を足してしまう行為は、重大な犯罪として厳しく取り締まられ、逮捕者はユーリン・タウンに送らていた。
 ある日、あまりの辛さに、若き革命家となったボビーを中心に“いつでも自由に用を足す権利”を求めて立ち上がる。

 これは最後に出演者が、いみじくも「こんなミュージカル、お客さんが面白くないじゃない!」と叫ぶように、実に後味の悪いミュージカルでした。
 ブロードウェイでも公演されたそうですが、オフブロードウェイの小さい劇場で、アングラ的に上演される方が適しているでしょう。

 宮本亜門氏の演出は、一つも感心したものがありません。
 どうして彼が「天才演出家」と呼ばれるようになったのか、僕には理解できません。
 違いが分かるコーヒーのCMでしょうか?

 南原清隆、別所哲也、マルシア、鈴木蘭々、高泉淳子、藤木孝などの出演者は、それぞれの持ち味を出していたでしょうか。


321. ニフティ削除しました お部屋番・いんぜる  2004/03/16 (火) 01:27

 ニフティのファイルを削除しました。
 Index からは現在のページにリンクするようにしましたが、リンクできないところが多くなっています。
 その場合は、現在のトップページ   http://www.nakash.jp/opera/ からお入り下さい。


322. ブダペスト紀行終わりました お部屋番・いんぜる  2004/03/16 (火) 22:34

 『ブダペスト・ウィーン紀行』の『ブダペストの部』を書き終わりました。

 引き続き『ウィーンの部』ですが、こちらはブダペストの2倍くらいあります(たぶん)。

 まずは写真の整理から始めないとね。


323. 立川談志独演会(3/17)『らくだ』 お部屋番・いんぜる  2004/03/17 (水) 22:36


 喉頭ガンで闘病中の立川談志の独演会があったので、談志を聞くのもこれが最初で最後かと、行って参りました。

   2004年3月17日(水)6:30PM
   名古屋市民会館中ホール  5000円

 最初は枕って言うんですか、どうでもいいような話の連続で、不覚にも眠ってしまいました。
 ふと気が付くと、まだ「一番大きい動物は?」とか「地球と太陽はどちらが大きいか?」などという話をしておりまして、これで第一部、一時間が終わりました。
 こんな話で一時間持たせる力量はさすがだと思いましたが、時間の無駄という印象もありました。

 十分休憩後の第二部は『らくだ』。
 「らくだ」の家を兄貴分が訪ねてみると、河豚の毒にあたって死んでいた。
 表を通りかかったクズ屋を使って、香典を集めさせる。
 断った大家のところへは「らくだ」の死骸をかつぎこんで、カンカンおどりを踊らせる。
 とうとう、一文もかけずに葬式の準備を整えてしまう。
 兄貴分に強引に酒を勧められたクズ屋だが、酒癖が悪いようで、やがて立場が逆転して‥‥。

 『らくだ』の名前を聞いたことはありますが、実際に話を聞くのは初めて。
 これは一時間以上の大作でした。
 終演後に談志さんから「皆さまもご存じのように自分ももう長くないから、一度はこのような大作をまとめたいと思っていた。声の調子は悪いけれど、話の出来は決して悪くないものをお聞かせできたと思う」という御挨拶がありました。


324. 今年の大須オペラは《山賊》 お部屋番・いんぜる  2004/03/25 (木) 22:01

 今年の大須オペラは、オッフェンバックの《山賊》で、もう練習に入っているそうです。

  《山賊たち》オペラ・ブッファ3幕 台本:メイヤック・アレヴィ
     初演:1869年12月10日 ヴァリアテ座

 50歳の時の作品みたいで、政府の財政政策のスキャンダルが風刺されているそうです。

 ちなみに《地獄のオルフェ》(1858年)、《美しきエレーヌ》(1864年)、《パリの生活》(1866年)、《ジェロールシュタイン女大公》(1867年)、《ホフマン物語》(1881年)。



325. 華岡青州の旅、花見、富士山 お部屋番・いんぜる  2004/03/28 (日) 22:18

 3月20〜21日は「県庁めぐり・和歌山」で、足を延ばして華岡青州の史跡を探訪してきました。
 3月27&28日は、木曽三川公園に花の写真を撮りに行きました。
 4月3〜4日は伊豆半島の大瀬崎まで富士山の写真を撮りに行きます。
 4月10日は歌舞伎座。
 11日は新撰組と南木佳士と太宰治の旅を予定しています。
 本当に忙しい生活です。
 またこれをHPでレポートしようとするから、とっても負担が大きいんです (^_^ゞ。


326. Re: 今年の大須オペラは《山賊》 真雪 [URL]  2004/03/29 (月) 08:49

> 今年の大須オペラは、オッフェンバックの《山賊》で、もう練習
> に入っているそうです。
>
 やはり日本最速、ですね。我が家ちょっと遅れて届きました。
 アマゾンにソフト注文しましたが今年はまにあうでしょうか。
 パリの生活、ユートピア、と続けてCD在庫切れでしたもので...案外渋谷のタワーレコードあたりにのほほんと並んでいるようですね。
 とにかく楽しみです。


327. 12000番(3/31) お部屋番・いんぜる  2004/03/31 (水) 20:01

 カウンターが12000番を超えました。


328. 和歌山 & 華岡青州の旅 お部屋番・いんぜる  2004/04/01 (木) 23:02

 県庁めぐり・和歌山 & 華岡青州の旅 をアップしました。
 http://www.nakash.jp/kikou/kikoui04/03wakayama/99mokuji.htm

 全部書き上げてからにしようと頑張ったんですが、疲れてしまいまして (^_^;、途中までです。
 ウィーンの残りもあるのに‥‥。


330. 2004年 お花見 お部屋番・いんぜる  2004/04/02 (金) 00:54

 写真クラブの一員として、桜の写真にチャレンジしてみました。

 木曽川堤・一宮(3/28)
 http://www.nakash.jp/kikou/kikoui04/04hanami/01kisogawa.htm

 中提・岐阜県海津町(4/1)
 http://www.nakash.jp/kikou/kikoui04/04hanami/02nakatei.htm


331. 一宮、とは 真雪  2004/04/03 (土) 22:26

 おやおや、一宮にこんな所が。並木が華やかですな。
 実は行った事ありません(^^;) 灯台下暗しですね。 
 ところで...ミス・サイゴン、先行予約抽選当たっちゃいました(^^)v
 なにか仕事を絡めて行くしかありません。


332. 西伊豆旅行と ミス・サイゴン お部屋番・いんぜる  2004/04/05 (月) 00:07

 3日〜4日と、西伊豆に富士山撮影旅行に行ってきました。
 でも、富士山は全く見えませんでした (-_-)。
 この土日が「富士山と桜」の撮影できる唯一の週末なので、富士山周辺では数万人のカメラマンの落胆の声が挙がっていたことでしょう。

 ミス・サイゴンの予約は8月と9月に一回ずつ予約しましたが、交通費の有効利用のために昼・夜で見てみたい。
 しかし、8月は昼しか取れなかったんです。
 一般予約の時にもう一度チャレンジしますが、やはり松たか子さんは難しいでしょうか。


333. Re^2: 今年の大須オペラは《山賊》 Notar  2004/04/06 (火) 00:06

 真雪さま、お部屋番さま

 大須オペラに反応して出てまいりました。
>...案外渋谷のタワーレコードあたりにのほほんと並んでいるようですね。

 その渋谷タワーで、Capriccioのドイツ語バージョンのCDを入手しました。
 あと、ドリームライフのリヨン劇場のDVDもありましたし、これと同じ音源かは不明ですが、リヨン劇場のCDも、のほほんと並んでいました。

 ところで、今年は横浜公演は予定されているのでしょうか。      Notar


334. 新撰組、太宰治、南木佳士 お部屋番・いんぜる  2004/04/07 (水) 00:26

 明日(4月7日)は御園座で「児雷也」なんですが、10日は歌舞伎座で「白波五人男」を観劇する予定です。
 で、その日は東京に泊まり、11日に多摩地方を回ってみたいと思います。
 まず新撰組関係で、土方歳三や近藤勇ゆかりの史跡。
 三鷹にある太宰治の墓と彼が心中した玉川上水はぜひ見てみたい。
 そして南木佳士と楽々亭さんが通った国立高校。

 早朝から行動を起こせばかなりのものを見ることが出来ると期待しています。
 多磨霊園には有名人の墓が多く、お墓好きの僕としては心惹かれるものがあります。


335. 児雷也豪傑譚話 (4/7) お部屋番・いんぜる  2004/04/08 (木) 00:28

 児雷也の「通し狂言」だというので、楽しみに御園座に行って来ました。
 名場面だけ取り出す「見取り狂言」では、印象が散漫になりますから、通し狂言は好きですよ。

 今回の公園は人間国宝、尾上菊五郎を中心にして、台本に大幅に手を入れたそうで、プログラムには「原作や黙阿弥の作品とは違った新作になったかもしれない」と書かれていましたが、この台本が良くない。
 児雷也(尾上菊之助)が弱すぎます。

 大蛇丸(尾上松緑)の毒に当てられて目が見えなくなった児雷也を治療する、夫婦・姉弟の情愛がメインストーリーでは面白くも何ともありません。
 蝦蟇に乗っかって、妖術を駆使する強い児雷也でないとね。
 話題の「名古屋嬢」が出てきたり、「児雷也」の掛け軸を見て「天むす、天むす!」と叫んだり、楽しい部分もあったんですけどね。


336. Google Rank 4/10 お部屋番・いんぜる  2004/04/09 (金) 00:53

 気が付いたら、Google の Page Rank が 4/10 になっていました。
 以前のURL では 5/10 だったのですが、URL を変更してからは 0/10 続いていました。
 どういう仕組みになっているかは分かりませんが、記録として残しておきます。

 TVではイラクの3人の人質のニュースが流れています。


338. Re^3: 今年の大須オペラは《山賊》 真雪 [URL]  2004/04/09 (金) 18:17

こんにちは Notarさま

》あと、ドリームライフのリヨン劇場のDVDもありましたし、これと同じ音源かは不明ですが、
》リヨン劇場のCDも、のほほんと並んでいました。

 なんと、さすが東京。色んな物が揃っているのはいいですね〜。
 本日そのリヨンのビデオがアマゾンから届いたところです。
 1920年代の扮装でしょうか。ミュージカル「モダン・ミリー」みたいな雰囲気です。
 さて大須オペラはどんな演出になるか楽しみですね。


339. 白波五人男&多摩紀行(4/10・11) お部屋番・いんぜる  2004/04/14 (水) 00:29

 4月10日に歌舞伎座で《白波五人男》を見てきました。
 なかなか華々しい舞台で、御園座の《児雷也》とは大違いです。

 10日は新宿に泊まり、11日に多摩地方を回ってきました。

1)三鷹/玉川上水・太宰治の墓
2)三鷹/竜源寺・近藤勇の墓
3)多摩霊園/三島由紀夫の墓
4)日野/高幡不動・石田寺(土方歳三の墓)・新撰組フェスタ・日野宿本陣・井上源三郎資料館
5)国立/一橋大学・国立高校(南木佳士の母校)
6)板橋/近藤勇の墓

 あちこち回って、本当に疲れました。
 特に多摩霊園が広くて大変でした。
 お墓めぐりには詳しい地図が必要ですね。


340. 拙著からの引用、ありがとうございます 石田純郎  2004/04/15 (木) 14:41

 本人です。自分の名前で検索して、見つけました。
 「ヨーロッパ医科学史散歩」だけでなく、売れていない「アジア医科学史散歩」もよろしくお願いします。

 ウイーンの音楽家の墓地公園については、「日本医事新報」4087号、43−46頁、2002年に「ウイーン中央墓地に眠る医師と音楽家たち」というエッセイを載せています。ご参考までに。


341. Re: 拙著からの引用、ありがとうございます お部屋番・いんぜる  2004/04/16 (金) 00:06

 石田純郎先生、コメントありがとうございます。
 驚きました (^_^) 。

 ゼンメルワイス医学歴史博物館にあるワックス人形は、ウィーン・ヨゼフィーヌムの「ヴィーナス」とは少し違うようですね。
 ヨゼフィーヌムには1月1日に行ったのですが、当然のことながら休館しておりました。
 ず〜っと以前に入ったことがあるんですが、ビルロートの切除標本が目的で、他のものは記憶に残っておりません (^_^ゞ。

》ウイーンの音楽家の墓地公園については、「日本医事新報」4087号、43−46頁、2002年に
》「ウイーン中央墓地に眠る医師と音楽家たち」というエッセイを載せています。ご参考までに。

 情報ありがとうございます。 早速手配させていただきます。
 今回の旅行の目的はビルロートで、1月2日に彼のお墓は見てきました。
 フーゴー・ヴォルフのお墓の向かいにアイゼンメンガーというお墓がありましたが、あのアイゼンメンガーでしょうか?
 音楽家のお墓の資料はたくさんあるのですが、医師のお墓について書かれた資料は少なく、僕にとってはお宝情報です。
 ウィーンにはまた行く機会もあるでしょうから。


342. ウイーン中央墓地 石田純郎  2004/04/16 (金) 19:10

 ウイーン中央墓地入り口守衛所で墓地の解説書、日本語版も売っています。
 「ウイーン中央墓地の名誉人の墓」新書版より少し大きい全200頁の本です。

 それによるとアウグスト・アイゼンメンゲル(1830−1907)、教授、画家とあります。

 ビーナスはイタリアからのワックスモデルで、少しづつ違います。

 ビルロートに関しては、武智氏が考古堂より、最近伝記を出されました。


343. ヨーロッパでの観劇 石田純郎  2004/04/16 (金) 20:39

 オペラがお好きなようですね。
 当方もヨーロッパでは、観劇を時々します。
 ウイーンで見たのは「ジギルとハイド」だったか、「カルメン」だったか、思い出せません。
 その時、ドレスデンでも見ましたので、どっちかがどっちかです。
 ポーランドのヴロツワフでオペレッタを見ましたが、軽快で良かった。
 入場料も500円位でさらに良かった。

 最近のロンドンのミュージカルについては、「地球の歩き方」の掲示版の「旅のレポート」の「ヨーロッパ」の708番に、ママミーア、オペラ座の怪人、ライオンキング、ボンベイドリームズなどについて感想を書きました。


344. Re: ウイーン中央墓地 お部屋番・いんぜる  2004/04/16 (金) 23:55

》ウイーン中央墓地入り口守衛所で墓地の解説書、日本語版も売っています。
》「ウイーン中央墓地の名誉人の墓」新書版より少し大きい全200頁の本です。

 守衛所はちょっと覗いてみたんですが、とても本を売っている感じはせず、通り過ぎてしまいました。
 しかし、この本は欲しいな。
 オーストリア観光局に問い合わせてみますか。

》それによるとアウグスト・アイゼンメンゲル(1830−1907)、教授、画家とあります。

 ありゃ、画家でしたか。 御教示ありがとうございました。
 間違ったことを言って恥をかかずに済みました。
 アイゼンメンガーの隣にはツムブッシュの墓がありまして、皮膚科のツムブッシュかと思ったのですが、ベートーベンの有名な銅像を造った彫刻家みたいですね。

》ビルロートに関しては、武智氏が考古堂より、最近伝記を出されました。

 『ビルロートの生涯』ですね。
 ビルロートについては、この本を教科書とさせていただきました。
 武智先生には感想文を送り、返事をいただきました (^_^)。

 ビルロートも中央墓地も、早くウィーンの続きを書かなくては。


345. Re: ヨーロッパでの観劇 お部屋番・いんぜる  2004/04/17 (土) 00:07

》オペラがお好きなようですね。

 HPを「音楽史跡とオペラの旅」とさせていただいたように、昼は作曲家ゆかりの音楽史跡を巡り、夜はオペラ。
 翌日は早朝に起きて、次の街へ移動し、音楽史跡を巡って夜はオペラ。
 限られた時間でいかに多くのものを見るか、これが僕のモットーです。
 だから、とっても疲れるんです (^_^ヾ。

》ウイーンで見たのは「ジギルとハイド」だったか、「カルメン」だったか、思い出せません。

 「ジギルとハイド」なら、今回の「エリザベート」と同じアン・デア・ウィーン劇場ですね。
 ロンドンも数回行ったことがありまして、オペラとミュージカル三昧の日々を過ごしました。
 これもHPにレポートしたいんですが、まずは今回の「ブダペスト・ウィーン紀行」を書き上げてしまわないと‥‥。


347. 国立高校(4/11) お部屋番・いんぜる  2004/04/22 (木) 22:13

 南木佳士が通った国立高校に行ってきました。
 昭和26年、群馬県嬬恋村三原に生まれ、3歳で母親を失った南木佳士は、中学2年の春に、再婚した父親の転勤について東京に出ました。
 昭和42年に国立高校入学。
 この年から導入された学校群制度のため、第一志望の立川高校には入れませんでした。

 南木佳士は保谷市にあった自宅から国立高校に通いました。
 『臆病な医者』には、「一橋大学の古いレンガ作りの建物を見ながら銀杏の緑陰と落ち葉に包まれて広い歩道を通学していたのだから、ものを想うなというほうが無理だった。国立は私の作家としての故郷である」と書かれています。

 JR国立駅前には、広い「大学通り」が真っ直ぐに伸びていました。
 桜や銀杏の並木の下には美しい花が咲き、カフェやブティックなど洒落た店が並んでいます。
 南木佳士の時代にはカフェやブティックは無かったのでしょう。

 国立駅から国立高校までは、途中に「一橋大学」「桐朋」「国立高校前」とバス停があるように、思ったより遠く、疲れ切った足にはこたえました。
 『臆病な医者』を読み返せば、「私の通っていた都立国立高校は東京の郊外にあり、中央線の国立駅で降りてから大学通りと呼ばれる銀杏並木を南に十五分ほど歩いたところに位置していた」と書かれていました。

 国立高校の正面から見る校舎は新しく、建て替えられているようです。
 ブレザーを着た学生達を見かけましたが、南木佳士もこの制服を着たのでしょうか?
 高校の敷地は細長く、一回りするのも大変です。
 南木佳士は中学校ではサッカー部に所属しウィングをしていましたが、高校では特にクラブ活動はしなかったようです。

 現役での医学部受験は数学の出来が悪くて浪人。
 お茶の水の予備校(ってどこ?)に通い、必死に勉強。
 昭和46年に絶対安全と言われた千葉大学医学部を受験するも不合格となり、都落ちして二期校の秋田大学医学部に入学。
 毎日泣いて暮らしたということです。


348. Re: 国立高校(4/11) 楽々亭太丸 [URL]  2004/04/23 (金) 00:11

 何とも、お懐かしい話題です。

> ブレザーを着た学生達を見かけましたが、南木佳士もこの制服を着たのでしょうか?

 いえ、愚亭の高校時代は私服でしたから、制服になったのは、かなり最近のことだと思います。

》桜や銀杏の並木の下には美しい花が咲き、カフェやブティックなど洒落た店が並んでいます。
》南木佳士の時代にはカフェやブティックは無かったのでしょう。

 大学通りは、春の桜と秋の公孫樹が本当に見事です。
 もともと、国立は、自由が丘や田園調布と並ぶ、「田園都市」「学園都市」として作られた計画都市です(これらを「第3山の手」と称することが80年代後半バブル期に流行りました)から、以前から、おしゃれな店は多少なりともありました。

 しかし、ここ10数年、国立駅は通過するばかりで大学通りを歩いてませんから、どう変わったか・・・


349. Re^2: 国立高校(4/11) お部屋番・いんぜる  2004/04/23 (金) 16:39

》いえ、愚亭の高校時代は私服でしたから、制服になったのは、かなり最近のことだと思います。

 この日は日曜日でしたから生徒は少なく、ブレザーを着た一団が国立高校の生徒かどうかは分かりませんでしたけれどね。

》もともと、国立は、自由が丘や田園調布と並ぶ、「田園都市」
》「学園都市」として作られた計画都市です(これらを「第3山の
》手」と称することが80年代後半バブル期に流行りました)か
》ら、以前から、おしゃれな店は多少なりともありました。

 駅前から広い大学通りが真っ直ぐに伸びているのですから、人工的に作られた街だということはすぐに分かります。
 それにしても美しい通りでしたね。

 国立高校の生徒は駅から高校まで歩いて通うのですか?
 桐朋学園(小中高)がありましたが、小沢征爾たちが通った学校とは違うのでしょうね?


350. Re: 児雷也豪傑譚話 (4/7) 真雪 [URL]  2004/04/24 (土) 16:05

 私もみてきましたが、特撮マニアがスタッフにおられるようですね。
 (もともと児雷也は無声映画時代も特撮が売りだったそうですでれど)三代怪獣大決戦、という趣でした。
 綱手の変身はどうみてもウルトラQの「宇宙からの贈り物」のナメゴンですね。
 地獄谷は「ロード・オブ・ザ・リング旅の仲間」の最後の地底のシーン、魔剣波切り丸は「スター・ウオーズ」のライト・セーバーでしょうか。
 こういう趣向はわりと好きですが、役者さんがよほど上手くないと演出の突飛さが空回りしますね。
 菊之助君、松緑君は今ひとつ、という感じがします。
 松緑君のお父さんだったらもうちょっと派手に粋に演じただろう、とも思いました。
 その点、ボレロにのって縦ロールの鬘で登場した菊五郎はさすがでした。
 あんな無茶な役なのにあっという間に観客を引きつけてしまうのですから。
 
 
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